まさかのお願い
あー
内容が濃く書けない…
そのせいでキリのいいところまでいっても字数が少なくなってしまいます(´・ω・`)
今回は特にそれが現れていますが、ご了承ください。
「どういたしまして」。それはあの時の事を、そして俺の顔を覚えていたという証拠。
確かに印象深いことではあったが、それでも嬉しかった。
「ねぇ、名前聞いていい?」
そういえばまだ言ってなかった。
「俺は永谷 怜。この後の自己紹介でも言うと思うけど、名前呼びでいいよ」
「わかった。怜くん、よろしくね」
「あ、あぁ…よろしく」
「今から出発するぞー」
列の前から黒山先生の元気な声が聞こえる。
50分後、全ての教室を回り終え、4組の教室へ戻ってきた。
長瀬と会話していたら一瞬だった。
時間はこんなに早く進むものなのか…
この時間にたくさん話をした。
部活は俺と同じで見て決めるようだ。
話していて分かったが、やっぱり少し天然だった。
そして、初対面の時から薄々気づいていたが、大人しい人だった。
次は部活動紹介。
部活に入ることは決めている。
入りたいのは球技。その中で楽しそうなのを選ぶことにした。
紹介は体育館のステージ上で行われる。
劇や実演、コントなどかなり面白いようだ。
黒山先生から部活動一覧の書かれたプリントが配られたので、目を通す。
〈運動部〉性別指定なしは男女、マネージャー可
野球部(男子)
サッカー部(男子)
バスケットボール部
バレー部
卓球部
テニス部(硬式軟式別)
バドミントン部
弓道部
柔道部
空手部
剣道部
陸上部(長短、フィールド)
漕艇部
〈文化部〉
科学部
文芸部
茶道部
写真部
美術部
書道部
放送部
新聞部
家庭研究部
吹奏楽部
以上だ。
種類が多いので、人がかなりばらけそうだ。
球技は、野球部、サッカー部、卓球部、テニス部、バドミントン部、バスケットボール部、バレー部の7つ。
それぞれのぱっとの印象は
野球部
中学時代は野球部に入っていたが、高校は別のをしたい
サッカー部
雨の日の試合さえなければ良かった。
卓球部
元々卓球は好きでよくしていた。どうせならこれまでやった事の無いものをしたい。
テニス部
経験はほとんどない。幼なじみの1人がやっていて楽しそう。
バドミントン部
経験全くなし。野球経験が生きるので1番興味がある。
バスケットボール部
出来たらかっこいい。
バレー部
あんな球受けたら骨折れる。
そんな感じ。
バドミントンになりそうだが、見て変わるかもしれないので即決はしない。
その楽しみを胸に、黒田先生の誘導の元、体育館へ向かう。
またさっきと同じように並ぶ。
(そういえばそうだ!お礼をしないと!何がいいのかな…)
プレゼントはなんか違う。ジュース奢らせてもなんか違う。
(逆にあっちに決めて貰うことにしよう)
そう決めて歩き始める。
教室と体育館の中間地点を過ぎた頃、それを言葉に出す。
「長瀬。この前のお礼がしたい。なんでも好きなこと頼んでくれ」
可能な限りでね、と付け加えてそう尋ねる。
「なんでも…じゃあ2つ頼んでいい?」
「あぁ、できることなら…」
「じゃあまず1つ目、私は名前で呼んでるから怜くんも名前で呼んで」
「おーけー。もう1つは?」
「この週末、私と一緒にショッピングに行こ」
そう言った佳乃は、とても恥ずかしそうに下を向いている。
ショッピングと濁しているが、これはあれだよな…
○ー○ってやつじゃないのか?
いや、それは自意識過剰だろう。
しかし、断る理由もないので
「いいよ。どこに行くかはまた後で」
そう、快くOKした。
その時の彼女の顔は、満面の笑みで満たされていた。
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