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兄妹水入らず

少しずつペースが上がってきました!

これからもモチベーションが下がらないように頑張ります!

なので投稿が遅くなったらモチベ下がってるんだなと思い下さい(--;)

「「ごちそうさまでした」」


時計が7時に差し掛かる所で、俺たちは夕食を終えた。

俺はハンバーグ弁当、そして琴葉はナポリタンを食べた。


「風呂、先入るぞ」


その言葉に琴葉が頷いたのを確認して、俺は風呂場に向かう。


「あー疲れたな。今日1日濃すぎだろ・・・俺にはレベルが高すぎる」


そんな感想や愚痴をこぼしながら湯船に浸かっていると、外から音が聞こえた。


「本当に降ってきた・・・」


おばちゃんの言うとおり、雨が降ってきた。

雨足が1分毎に強くなっていく。

3分程経った時、かなりの音で雷が鳴った。

その音の10数秒後にこっちに向かって走ってくる音が聞こえる。


「お兄ちゃん、、雷、怖い」


琴葉は昔から雷が苦手だった。

いつもは両親がいたのでここに来ることはなかったが、今日はいないため1人が怖くなったのだろう。


「やっぱり来たか。大丈夫、そこにいていいから上がるまで少し話そうな」


「・・・嫌。こんな天気の中1人でお風呂に入れない。一緒に入っていい、、?」


「は?お前、何言ってるんだ?」


一応、聞き直してみる。


「怖くて1人で入れないから一緒に入って」


『一緒に入って』。やっぱりそう言っている。

兄妹だからとはいえ、それはまずいだろ・・・

でも、こんな弱ってる妹をほっとけない。兄として支えるべきだろう。


「じゃあ、せめてバスタオルで体隠して入れ。それが一緒に入る条件だ」


「わかった」


少しした後、風呂場のドアが開き白いバスタオルに身を包んだ琴葉が入ってきた。

バスタオルをつけているとはいえ、体のラインはくっきりと映されている。

153cmと小柄ながらなかなか胸があり、スリムボディである。

学校ではよくモテているのだろう。

俺も同級生にいると恋をしてしまいそうだ。


「先、体洗っていいぞ」


そんな気持ちを押し殺して、琴葉に先に洗うように催促する。


「ごめんね、さっと済ますから」


琴葉は言葉の通り、さっと済ませて俺と位置を変わる。

俺もすぐに洗い終え、浴槽に再び入ろうと思ったが、問題が起きた。


「なぁ、どこに入ればいいんだ?」


「確かに狭いね。前は余裕あったのに、成長したんだね」


確か最後に一緒に入ったのは3年前。中1と小6の時だ。


「どうやって入ろうか」


「じゃあさ、私の後ろに座ってよ。さすがに正面は恥ずかしいし」


後ろに座る。背中合わせは入らないから同じ方向を向くことになる。


「それお前はいいかもだけど俺がよくないんだが」


「そこはお兄ちゃんとして我慢して。早く、冷えちゃうよ?」


そう言われ、仕方なく後ろに座る。

当たり前だが互いの肌どうしが当たる。

少しの接触でも柔らかいのが分かり、その肌は白く綺麗であった。

理性を抑えること数分


「そろそろ上がろっか」


琴葉のその一言で2人ともあがる。



リビングに戻って数時間、テレビやラジオスマホやらを触っていると10時半をまわっていた。

さっきのこともあり、その間一言も会話をしていない。

こんな時間なのでさすがに眠くなってきた。


「そろそろ寝るぞ。ここの電気消すから、自分の部屋に行こうな」


琴葉は頷く。そのまま電気を消し、二人で二階に向かう。


俺は部屋に入るとすぐに寝る体勢になった。

いつもはもう少し起きているのだが、さすがに疲れた。

なのですぐに電気を消し、寝る格好に入る。

まだ外では雷が鳴っている。さっきほど酷くはないが、まだ光と音がはっきりしている。

さっきの件があったし、まさか

そう思った時、ガチャとドアの開く音が聞こえる。

ほらな、やっぱり来た。


「お兄ちゃん、一緒寝よ」


俺は寝たふりをする。無視すれば部屋に戻ると思っていたが、足音は近づき、ベッドに乗った琴葉が俺の隣で横になった。


(おいおい、まじかよ…)


雷が苦手というのは、これほどのものなのだろうか。

さらに少しすると、こちらに向き直し、背中に柔らかいものが当たる。

さすがにこれはまずいと思い、寝たふりをやめ話しかける。


「なぁ、少し離れてくれないか?」


そう言うと、起きていることに驚いたのかビクッと体を震わせ、起き上がりベッドに座った。


「・・・起きてたの?」


「ああ、すまん。寝たふりをしてた」


一応あっちに戻って欲しかったという部分は隠した。


「もいっかい聞くけど、隣で寝ていい?」


「ダメって言ったって寝るんだろ。その代わり、背中合わせな」


その条件で一緒に寝ることにした。


「ありがとう。お兄ちゃん、··········」


ん?最後何か言ったか?

聞き直そうと思ったが、考えてるうちに琴葉の寝息が聞こえてきた。相変わらず寝るのは早い。

まぁいいか。また機会があれば聞けばいい。


それにしても本当に今日は濃い一日だったな…。

聖奈と同じ学校に通うことになった。

優斗という友達もできた。

そして琴葉と風呂に入り、一緒に寝た。



こんな日は1度きりだろうが、なんだかんだ楽しかった。

高校生活はもっと楽しくいきたい。

友達と遊びに行きたい。

まだ決まってないが、部活に入って活躍したい。

そして、出来れば彼女がほしい。



そんな希望を持ちつつ目を閉じ

明日からの日々を楽しみに思いながら眠りについた。




最初にこの展開を出すか迷いましたが、迷ってるうちにどんどん進んでしまって結局出すことにしました。

この後2、3話は落ち着くと思います。(アイデア次第で変わる可能性大)


最後まで読んでいただきありがとうございます!

よろしければ感想や評価をよろしくお願いします!(*^^*)

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