帰宅と昼食
かなり間が空きました(´;ω;`)
初心者なもので、色んな作品で勉強したり、見返したら文がおかしかったりで直すのに時間がかかります…(それでもまだ文がおかしいのですが)
広い心でお読みください(*^^*)
「初日から驚いたなー。まさか聖奈も聖峰西に来るとは」
今は帰りの電車の中。
あの後、玄関で優斗とLINEを交換した。そして、帰りの駅まで歩こうとしていたところ聖奈に捕まり一緒に帰ることになったのだ。
「えへへーびっくりしたー?受験の時とか説明会の時にバレないようにするの大変だったんだよ?」
「にしてもよくこの高校受かったな。確か聖奈ってそこまで頭良くなかっただろ?」
そう、聖奈はあまり頭がいい方ではなかったはず。
3年生で学年上位の姉の方に頭脳のスキルポイントを全て振り分けられたのか…
…ん?学年上位の姉?
「…まさか、お姉さんに教えてもらったのか?」
「ピンポーン!正解!ちょっとずるいかもだけど、経験者に教えて貰った方が、参考書よりずっと対策できるでしょ?」
「まぁ確かにそうだけど…かなりずるいな」
「いーんだよー。こうして無事受かれたんだし」
そんな会話をしていると、家の最寄り駅に着いた。
ここから家までは歩いて5~10分。
間にはスーパーやら商店街やらがあって、うちの買い物はほぼこの辺りで済ましている。
そのスーパーの横を通った時、ふと思い出したように聖奈が口を開いた。
「あ、そう言えば昼ご飯ないんだった!怜ん家で食べていってもいい?」
「ん、別にいいよ。琴葉がいるからどうせ作らなきゃだし。1人増えるくらいは手間にならないから」
琴葉は一個下の妹だ。
中学校も入学式が同じ日で、午前中だけのためもう帰ってきているはず。
それから商店街を通り、少し歩いて家に着いた。
「ただいま」
「おじゃましまーす」
リビングに行き、琴葉を視認してからそう言った。
「おかえりー。聖奈姉ちゃんも一緒なんだ」
「そーそー。同じ学校に通うんだってさ」
「だってさって、お兄ちゃん以外はその事知ってたんだよ?」
「そうだったのか…まぁいいや。今から昼ごはん作るからな。聖奈も食べていくって」
俺は冷蔵庫の方に歩く。中を確認すると、色んな食材があった。ただ、自身の料理スキルでできるものは…
「オムライスとポトフでいいかな」
オムライスは前作ったことあるし、ポトフはお母さんがよく作ってくれるから覚えている。
材料も十分にあるしこれなら出来そうだ。
数十分後、無事に2つの料理ができた。
オムライスの卵が少し失敗したが、まあ許容範囲だろう。
「んー!美味い!怜って以外と料理出来るんだね」
聖奈は物凄いスピードで料理を食していく。
「種類はあまり作れないけどね。かなり余分に作っているから、たくさんおかわりしていいよ」
「食べすぎると太るからほどほどにするよー」
「そんな気にする体型でもないだろ」
「女の子はすぐ体型変わるから気にしないとダメなんだよ?」
その後は学校のことだったり、昔のことだったりを懐かしみながら食事をした。
約1時間後
「お邪魔しましたー。ご飯ごちそうさまでした」
「どういたしまして。じゃあまた明日な」
「うんまた明日!」
そう言って、聖奈は家に帰っていった。
といっても家は横なのだが。
「そう言えば、お母さんもお父さんも明日の朝にしか帰ってこれないから2人でご飯食べてって」
夕方5時を過ぎた頃、琴葉がそう言った。
そう言えばで言っていい事なのか・・・とても重要じゃないのか?
そんな疑問が出そうなのを抑え、夕食のことを考える。
さっき色んな食材を使ってしまったがためにあまり残っていない。
なりより料理を作るのが面倒くさい。
「なぁ琴葉。今日の夜ご飯買い弁でもいいか?」
「ん、いいよ。今から買いに行くの?」
「そのつもり。一緒に行くか」
「うん!行こ!」
2人で家を出て、商店街を通り、スーパーへ向かう。
「怜くん、琴葉ちゃん。相変わらず仲良いね〜。今日はなんか用かい?」
話しかけてきたのは八百屋のおばちゃんだ。
野菜、肉、魚は商店街で買っているのでここの人とはほとんど顔見知りだ。
「おばちゃんこんにちは。夜ご飯が2人なので、スーパーに弁当を買いに行こうかと」
「そうかいそうかい。夜は雨が強くなるから早めに帰るんだよ」
その言葉に返事をして、再びスーパーへ足を運ぶ。
特に何事もなく買い物を終え、帰路につく。
ふと空を見ると、綺麗な夕焼けが春の空を彩っている。
『本当にこのあと大雨が降るのか』
そんな風に思えるほど、それは美しかった。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
不定期ではありますが、どんどんペースを上げて行ければと思いますので評価、感想のほどよろしくお願いしますm(_ _)m