表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

-1-


―――キーンと耳を劈くマイクのハウリング音が会場内に響いた。-


- 会場内の視点は中央に居る男の元に集まった。-




マイク男:

「てすてす……てすてす……ごほん!」




マイク男:

「ぇー、みなさまぁお、お集りいただきありがとうございます」




マイク男:

「それでは、これよりニート達による、ニート達のための祭典……」



マイク男:

「”バトルニートロワイヤル”を開催したぃと思います」





- マイク男がそう言い終えると、当然あるべき歓声は上がらなかった-




ニート:

(おいおい、皆盛り上がってやれよ……)


ニート:

(主催者の人可哀想じゃん……まあ、俺はこういうの無理だけどさ)





- マイク男はポケットからしわくちゃの紙を取り出すと、そこに書いてあることを読み始めた-




マイク男:

「えー、それではルールの説明を行いたいと思います」



マイク男:

「まず、今回は前回行われた際のルールと変更点はございません」



マイク男:

「なので、前回参加された方は聞き流してくださって結構です」




ニート:

(へー……これが初めてじゃなかったのか。あんまり見てなかったな)





マイク男:

「今大会においては、こちらが用意した3つの種目に挑戦していただきます」



マイク男:

「それぞれの種目では皆さまの”ニート力”が試されることになるでしょう」


マイク男:

「そして最後の種目で見事勝ち残った1人に、栄えある”ニートキング”の称号を授与いたします」




- マイク男がそう言うと、会場に緊張感が充満するのが分かった-




ニート:

(やはり皆狙っているんだな、”ニートキング”……へへ、腕が鳴るぜ)





マイク男:

「では、最後に前回優勝者の山田さんから、皆さまに一言を頂く予定……でしたが……」




マイク男:

「山田さんは、今日は体調が優れず来られないそうなので、伝言をいただいています」




マイク男:

「”ニートキングになっても、別にいいことないよ” ……以上、山田さんからでした」





マイク男:

「では、早速一回戦を始めます」





マイク男:

「最初の競技は―――」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ