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大根と王妃②  作者: 大雪
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第11話


計画実行三日前――


朝食を食べた後、止める間もなく外へと出て行ってしまった果竪を心配して追いかけた蓮璋は、辿り着いた集落の広場にて見てはいけないものを見てしまった。


い、いったい何が・・・


「果竪様、お口に合いますか?」

「此方は私が作った大根のお菓子ですわ!」

「こっちはわたしが作った大根の飲み物です。お口に合えばいいんですけど」


木で出来た長椅子に座った果竪の元に、集落の女性達がそれぞれ自作の大根料理を手に侍っている。

それは、言うなれば帝王の寵愛を得ようとする側室達のようでいて――どこぞのハーレムを思い浮かばせる。


ってか、一体此処は何処なんだ?!


「あ、蓮璋」


あ、蓮璋じゃないしっ!


「あ、あの・・こ、これは」

「私に大根を提供してくれるとっても優しい集落の皆様」


求める答えはそこじゃない。


「凄いでしょう?この大根。あ、このお菓子とっても美味しいわ」


にっこりと微笑む果竪に、お菓子を作った女性が頬を赤らめて恥ずかしそうに目を伏せる。ちょっと待て何なんだその恋する乙女的な反応は。


ってか、3年前に結婚した旦那がいるだろうあんた人妻だろう!!


そんな間にも、果竪は悩殺ものの笑みを浮かべ、女性を魅了する甘い台詞を紡ぐ。そうしてあっと言う間に虜となり今にも果竪のもとに身を投げ出しそうになる女性達。その数、凡そ五十名。一番若くて十代後半から三十代前半までの彼女達は皆、果竪を喜ばせようとあの手この手を尽くす。


そんな母親達を離れた所で遊びながら見ていた子供達はというと


「お母さん達だけずるぅい!」


砂煙をあげながら此方に走ってくるや否や果竪の元に駆け寄り、自分達と遊ぼうと御願いする。

その様を見れば、果竪が子供達の心もしっかりとわしづかんでいる事は一目瞭然だった。


あっと言う間に人口密度が増した広場の一角。

和気藹々とした空気――というよりは甘く淫靡な空気が支配するそこ。


絶対違う。何かが違う。


「この集落乗っ取られるんじゃ」


ぽつりと思わず心の声が漏れてしまった。


「すいませんね、果竪が迷惑をかけて」

「明燐――」


振り返れば、そこには明燐が立っていた。


「本人に悪気はないんですよ」

「いや、それは・・」


そんなのは見れば分る。


ただ、自分が問いたいのはどうしてここまで女性と子供達の心を掴んだのかであって・・


「五日前の件でしょうねぇ」

「五日前・・あっ」


五日前――それは、集落に今までで一番大きな綻びが出現した日だ。

しかも、その時には大勢の者達の前に出現したせいで一種の恐慌状態に陥りかけた。

その上、果竪達も巻き込まれ掛けたという。


「その時に、落ち着けさせる為に私は竪琴を奏でていたんですが」


綻びを修復した果竪が戻って来るやいなや大根の歌が歌われた。

しかも、それがとても上手であり、妙な歌詞のくせしてとても心に染みいる素晴らしいものだったらしく、

あっと言う間に村人達は果竪へと傾倒していった。


そうして今では果竪に心酔する者達が続出し、その数は今も増している。


「・・・・・流石は王妃様・・という感じですね。ってか大根の歌って何ですか」


一体どんな歌なのかとても気になる。

いや、それ以上に


「・・・オレも聞きたかったな」

「大根の歌をですか?」


物好きだと言わんばかりの明燐に蓮璋は首を横に振った。


「いえ、貴方の竪琴ですよ!」

「え?」


驚く明燐に何をそんなに驚くのかと蓮璋は首を傾げる。

確かに果竪の歌も気になるが、それ以上に自分が聞きたいのは好きな人の奏でる音である。

明燐が竪琴を弾くなど全く知らなかったが、きっととても美しい音色をしているのだろう。


「人に・・聞かせるものではありませんわ」


なぜそんなこと言ってしまったのか分らない。

王宮では常に宴への参加を請われていたほどの腕前であり、それを誇りに思っていた筈なのに・・。

しかし、それを蓮璋に自慢する気はなかった。


「でも聞かせて貰いたいです」


蓮璋の微笑みに、明燐は自分の心が跳ね上がるのを感じた。


「・・・貴方、馬鹿ですわ」

「欲しい物を得られるのならば馬鹿にもなります」


そう言って笑う蓮璋にどう答えていいか分らなくなる。

でも・・・悪い気はしない。


「・・そうですわね、何時かお聞かせしましょうか」

「御願いします。そう――集落の者達の安全が取り戻せた暁には」

「分りましたわ」


出会いは最悪。

けれど、悪い人ではない。

一緒にいる時間はまだ1ヶ月にもならない自分が言うのも何なんだが・・。


風が吹き抜ける。


それにのって果竪の歌声が聞こえてきた。

それは、五日前に歌った大根の歌ではない、果竪が好んで歌っていた子守歌だ。


村人達がその歌声に酔いしれるのをしばし明燐と蓮璋は眺める。


「さてと――名残惜しいけど、ここで失礼させて頂きますか」

「この後も準備を?」

「ええ」

「すいません、貴重な時間をとらせてしまいましたね」

「いえ・・とてもいい息抜きになりました。思いもかけず王妃様の歌声が聞けましたし、それに貴方が竪琴を弾くという事も知れました」


そして何よりも


「村人達がこんなにも安らぎ、楽しそうにしているのは今までで初めてです」

「蓮璋・・」

「これも全ては王妃様の・・貴女がたのおかげですね」


今までで一番優しい笑みを浮かべた蓮璋に、明燐は思わず見取れてしまった。


「貴女方がたにとっては強引にこんな所に連れて来られて不服でしょうが・・オレ達にとっては思いも掛けない幸運でしたよ」


そう言うと、蓮璋はハッとしたように口を押さえた。


「すいません・・こんな傲慢なこと」

「いえ・・私達も此処に来れて良かったと思いますよ」


だって、果竪のあんな顔を見れたんですもの。


「それに・・果竪の歌なんて一体何年、何十年ぶりでしょうか・・」

「え?」

「昔はよく歌ってたんです。王妃になる前は毎日のように。でも・・・王妃に据えられてからは・・」


果竪が人前で歌う事は殆どなくなった。

それは夫である王の前でも同じ。

どんなに請われても歌う事は無くなっていった。


「本当に羨ましいですわ・・」


自分達が失っていったものを、此処に住う者達はたった数日で得てしまった。

それがどれほど羨ましいものであるか・・嫉ましく思ってしまうのも事実である。


「ふふ、もし王にあってもこの事は内緒にした方がいいですわね」

「え?」

「王でさえ滅多に聞けない王妃の歌を貴方方が聞いたとなれば、きっと嫉妬されてしまうまいもの」


それどころか確実に殺られるだろう。

前に果竪を商売女のように扱ったある貴族などはその次の日に社会的抹殺されたぐらいだし。

あの時の王の笑顔は決して忘れられない。


蓮璋を見ると、それに思い当たったのだろう。

乾いた笑い声をあげる様子に、聡い人だと感心する。


「分りました。内緒にします」

「御願いしますね」

「それではまた後ほど」


そう言うと、蓮璋は立ち去っていった。


一人残された明燐は再び果竪達の方へと向き直り、今も風に乗って聞こえてくる歌声に耳を傾けた。




愛しい人よ


無邪気で汚れのない私の可愛い子よ


さあ眠りにつこう


夢が育む彼方の世界


月が輝き星が瞬き夜の闇を明るく照らす




子供達が陶酔するように聞き入る。

歌声の他に響く音はない。

何時もは聞こえてくる虫の声も、小鳥の囀りさえも止んでいる。

虫も小鳥さえもが聞き入る歌声。

その歌声に酔ったように聞き入る村人達に加わろうと明燐はゆっくりと前に足を踏み出した。


「おやおや、これは楽しい時に来ましたな」

「老師――」


足音が聞こえなかったらしい。

後ろから突然声を掛けられた形となった明燐は思いきり肩をふるわせ反射的に振り返った。

すると、そこには驚いてしまった事が申し訳なくなるぐらい穏やかな笑みを浮かべた老師が立っていた。


「す、すいません」

「いやいや、此方こそ突然声を掛けてしまってすまんのう」


老師の言葉に、礼儀正しい明燐は再度頭を下げた。

そんな明燐に老師は口を開く。


「王妃様が歌われていたのですなぁ」

「あ、ええ」

「中々のものですなぁ。いやいや、王妃様が歌われならば全てが上手く聞こえるものです」

「そうで――」


同意しようとして気付く。


今、何て言ったのか?


だが、問質す前に老師が話題を変えた。


「そういえば・・先日の明燐殿の竪琴は本当に素晴らしかったですな」

「え?――聞いていらっしゃられたのですか?」


明燐の言葉に、老師は笑った。


「勿論ですとも。美しい音色に誘われてついつい引き寄せられてしまいましてのう」

「そんな・・・お恥ずかしいですわ」


謙遜する明燐に老師はとんでもないとばかりに首を横に振った。


「何を言われる。あの音色は正しく天の調べですな」


熱っぽく話し続ける老師の勢いにあやふやな笑みを浮かべる。

褒められれば嬉しいが、それでもこれほど褒めちぎられると何だか申し訳なく思う。

だが、そんな明燐の気持ちを知ってか知らずか老師は延々と褒めちぎり続けた。


(ど、どうしましょう・・)


賛辞も過ぎれば聞くだけで疲れてくる。

しかし口を挟める様子ではなく、明燐は一体どうしようかと考えた。

だが、すぐに良い考えが浮かんでくるわけでもなく、結局は話の区切れそうな所を探してさっさと果竪の所に行くことにした。


「流石は明燐殿ですのう」


今だ。

明燐はその機会を逃さないようにすぐさま口を開いた。


「すいません、果竪の所に行くので――っ?!」


次の瞬間いきなり腕を取られる。


「っ?!」


両腕を握りしめられ、気付けば老師の顔が間近にあった。


「本当に美しい方だ。流石は王妃付きの侍女長であられる」

「あ、あの」

「いや、貴方自身が美しいのか・・・本当に・・・・わしい」


向けられるねっとりとした視線。

絡み付くようなそれに嫌なものを覚え、明燐は何とか掴まれた腕を外そうとした。

しかし、老師の手に更に力が込められる。


老人とは思えない強い力。

まあ――この天界では見た目と年齢は一致しないのも事実。

所詮、この世界では年齢などあってないに等しい。

自分だとて見た目は十七ぐらいだが、実年齢はとっくに百歳を越えているのだ。


しかし――


それを差し引いても拭いきる事の出来ない違和感。

見た目は好々爺なのに、何だか奇妙なものさえ感じる。


いったいどうして?


「明燐殿――」

「老師、あの――」


口を開いたのは同時。

けれど、その瞬間明燐は強烈な立ち眩みを覚えた。


(え?)


体から力が抜けていく。

急激に視界に霞が掛かり、意識が急激に遠のきかける――


「明燐っ」


背後から何かがぶつかる衝撃とともに、ズンっと重みを感じた。

その瞬間、パンっと何かが音を立てて割れたような気がした。

遠のきかけた意識が鮮明になり、まるで急激に周囲の霧が晴れたようだ。


「明燐、どうしたの?」

「果竪」


飛びついてきた果竪に明燐は何とか微笑みかける。

そして老師に視線を戻す。


「ほほ、仲が宜しいですのう」


そう言って笑う姿は正しく人の良い好々爺。

先程のねっとりとした視線もなければ、ゾクリとした悪寒も感じられない。


一体あれはなんだったのだろう?


「普段から何時も二人で居られるのか?」

「勿論!明燐は私の親友だもの」


はっきりと言い切る果竪に、明燐は嬉しさが込み上げてくる。

しかし、老師の言葉はそんな明燐の心に水を差した。


「それは良い事じゃが・・・何時までもずっと一緒と言うのは無理ではないかのう?」


なぜそんな事を言うのだろう。

そう問いたかったが、老師の様子に明燐は何も言えなかった。

なぜだが、自分の中で問いかけを阻むものがいる。


「ましてや、明燐殿も年頃の女性じゃ。この先好いた男が出来れば結婚して家庭に入る事もあるじゃろう。そうしたら、一緒には」

「その時はその時」


果竪はあっけらかんと言った。


「でも、それは明燐が自分で決めることだからね」


他の誰かが決めることではない


誰かが決めることではないのだ


「そうでしょう?」


にっこりと笑う果竪に老師が笑い返す。


「――ええ、そうですなぁ」

「でしょ!」

「ははは、本当に楽しい王妃様ですな――と、どうやら時間切れですな」


老師の言葉に視線を向ければ此方に歩いてくる村人が見えた。


「手水といって抜け出してきたからのう。探しに来たようじゃ」


そう言うと、老師は「また後ほど・・」と告げて向こうからやってくる村人の元へと歩いて行った。


「大丈夫?明燐」

「え?」


老師の姿が見えなくなった頃、果竪が突然そう聞いた。


「いや、だって具合が悪そうだったでしょ?老師と話してた時」

「え、あ」

「見てればいきなり明燐が倒れそうになって本当に驚いたんだからね」


その言葉に、明燐は先程の事を思い出す。


「・・まだ具合悪い?」

「い、いいえ、何でもありませんわ」

「そう?ならいいけど」


しかし、村の女性達が居るところまで戻ってきた時、明燐は大きくふらついた。

ぐらりと体が揺れ、ガクンと膝が曲りその場に座り込みかけた明燐を何とか抱き留める。


しかし――力が足りず、一緒に倒れてしまった。

でも大丈夫。果竪はしっかりと明燐の体の下に入り、地面との激突を避けた。


「だ、大丈夫ですか?!」

「まあ大変っ!!」

「少し横になられた方がいいですわっ」


その現場を間近で見てしまった女性達が一斉に騒ぎ出す。


「だ、大丈夫ですわ」


明燐はそう言うが、どう見ても大丈夫ではない。


一番年長の女性が明燐を説得にかかる。


「少しだけでも休んだほうがいいですよ」


それを皮切りに、あちこちから休むように声が上がった。


「無理は禁物だわ」

「疲れが出たんですよ」


若い女性達が言う。


「いえ、大丈夫ですから」

「そんなっ!いけないですよ!!安静にしていなきゃっ」


ふっくらとしたお腹をした女性が特に心配げに言った。

その様子は本当に心から心配しているのが一目で分るほど。

同意を求めるように見られれば、果竪も頷かずには居られなかった。


「そうね、安静にしてた方がいいかも」

「果竪まで・・」


すると、果竪の言葉を後押しするように一人の女性が口を開いた。


「いくら大丈夫とはいえ、絶対なんてものはありませんわ」


そう言ったのは、この集落の女性達の中でも一際美しく華やかな女性。


「どうか、お体を労って下さい」

「そうそう、明燐に何かあったらあの人が心配するしね」

「そうですよ、きっと凄く心配してしまいます」

「だ、大丈夫ですわ。もう子供ではないんですもの」


すると、女性が困ったように笑う。


「いえいえ、幾つになっても妹は妹。兄というものは何だかんだいって妹が心配なものですよ」


他の女性達も頷いた。


「ここはもう休んでしまった方がいいと思いますよ。それに――三日後は休む所の話ではなくなってしまいますから」


年長者の女性の言葉に、その場が静まりかえった。


三日後――その日に、証拠の鉱石を得る為に集落の男達数名が結界の外に出る。

そして・・・鉱石が見つかるかどうかで全てが決まる。


「ですから、休める時に休んで下さい」


頭を下げる年長者の女性に明燐は困り果てた。

こんな風にされたら休みたくないなんて言えない。


「そうそう、だからもう休んじゃおう!」

「果竪まで・・ああもう、仕方ありませんわね。ご厚意に甘えさせて頂きましょう」


明燐の言葉に年長者の女性はにっこりと笑うと、まだ少しふらついている明燐を連れてその場を後にした。


それと同じくして、子供達が騒ぎ出す。


「お話終ったの?」

「うん、終ったよ」

「明燐お姉ちゃん何処行くの?」

「ちょっとお休みするの」

「そうなんだ〜〜、あ、王妃様、あのねまた歌聞きたいの」

「王妃様、またお歌を歌ってよぉ」

「はいはい」


あっと言う間に子供達に囲まれる。

優しく笑いかけながら、果竪は小さくなっていく明燐の後ろ姿を見た。


「十中八九面倒事になるわね」


一応予想していた事とはいえ、果竪は大きく溜息をついた。


「にしても――」


やはりあいつらしい。


(さてどうするか?)


まだそうだと決まったわけではない。

しかし、たぶんそうだろう。


(一応、きっちり白黒つけておいた方が良いわね)


もしもの時に明燐を託すためにも――


果竪は再び旋律を紡ぎながら目を閉じた。






夜の闇に紛れ忍び寄る影。

次の日は満月である為、月の光が明るく大地を照らす中。

光の届かない影の部分を縫うようにして歩くその存在はその場へと辿り着く。


「もう間もなくだ」


それは言った。


「もう間もなく――望みは叶う」


あの日から、着々と進めてきた計画実行まであと少し。



間もなく自分の望みは叶う。


「最後に手にするのはこの私だ」


富も権力も、そして――


「あれは私のものだ」


思いも寄らない嬉しい拾いもの


あの小賢しい男がちょっかいをかけているようだが、それも束の間のこと


そう――全てを手に入れるのはこの自分


「待っているがいい。必ずや手に入れてみせよう」


間もなく満月となる月を見上げて彼は笑い続けた。





中々話が進みません・・。

しかしそれでも着実に進んでいる筈!


ってか、明燐のヒロイン度がどんどん上がっている今日この頃であります(汗)

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