桜田の提案
「りつ、上だ!」
「てぃや!!」
秀とりつは、順調に順位を上げていき
今では20位まで上がっていた。
「いやー、凄いなお前らはww」
正人が試合が終わった後、控え室にやって来て
一緒にご飯を食べる。
「何言ってんだよ、正人だってもう23位じゃねーか。追い抜かれそうでビクビクしてるさ」
「次の試合、秀達に挑もうかなーww」
「いつでもかかってらっしゃい!w」
3人でワイワイ話しながらご飯を食べ終わり、
正人と別れた2人は人気の無い所まで行った。
「りつ、俺達の目的の為には...まだ力を付けないといけないかな」
「そうだね...相手は拳銃を使うんでしょ?遠距離の攻撃対策も考えないと...」
学校生活を楽しんでいる裏では
本来の目的である復讐への考えをまとめる2人だった。
「おっと、こんな所に居たの」
2人で話していると桜田がやって来た。
この学校内で、唯一復讐の事を知っている人だ。
「朗報があるのだけど...神崎さんを殺した相手がわかったわ」
「「!?」」
「でも、残念な事に今のあなた達では返り討ちに合う確率が極めて高い...だから、これに参加でき、優勝出来るほどにならないといけないと思うの」
2人に渡されたのは年に2回開催される大会のチラシだった。
「この学校いて、わかったと思うけど。この業界では、人殺しは当たり前なの。常に殺意を持った人達が、その大会に集まるわ...。最悪の場合、殺されてしまうかもしれない。それでも出たい?」
桜田の話を聞いて考える2人。
2人は、既に何回か挑戦者を殺してしまっている。
殺されそうになった事も何度もある。
「人殺しの大会か...」
「そういう事になるわね...まぁ、何処にいたって殺意の的になるのは変わらないだけどね」
「秀、一緒に出ようぜ?」
「正人!?いつから」
秀の手からチラシを取り、一緒に出ようと言ってくる正人。
「霧渡君、質問に答えなさい。あなたいつからそこに居たの?」
桜田が正人に歩み寄る。
「最初から...ですかね。話は聞かせてもらいましたよ。秀達の事も。」
正人は、秀達の方に向き直し
「俺も協力する。友達が困ってるんだ、助けてやりたいんだよ!」
「正人...」
「秀、出ようよ!私なら大丈夫!強くなったんだからきっと勝てるよ!」
りつが秀の手を握り、自分の思いを強く伝える。
「わかった...桜田さん、俺達その試合に出ます!」
「いいのね?」
「大丈夫ですよ、桜田さん。秀は俺が守りますから!」
お前に守られるつもりはねぇよ!と秀が笑ってつっこむ。
「わかったわよ、気をつけて行ってきなさい!
ただし、殺られるんじゃないわよ!」
「「はい!」」
こうして、秀達は大会に出ることになった。
犯人を見つける為。
そして、仇を打つために。




