第八十七話 ~ 新たな学園生活(女難)の始まり ⑥ ~
第八十七話 ~ 新たな学園生活(女難)の始まり ⑥ ~ 序章
マノンが突如として姿を消したヴィオネ家……
ヴァーレルとアレットが何やら話をしている
「わっはっはっ!! こりゃあ……逃げられたな……」
「天下無双で誉れ高い大賢者様もこの手の事には歯が立たないとみえる」
ヴァーレルが大声で愉快そうに笑う
「笑い事ではありませんっ!」
アレットが愉快そうに笑うヴァーレルにむくれ顔で怒る
「まぁ……よいではないか」
「大賢者様とご縁があるだけでも良しとせねばな」
ヴァーレルは満足そう言う
「私はマノン君が本当に気に入っているのです」
「大賢者であるとかなんか関係ありませんから」
アレットの言葉にヴァーレルは笑うのを止める
「すまなかった……」
「それに、真剣にお前の事もこのヴィオネ家の事も考えてくれておられた」
「自らの正体を明かしてまでもな……」
ヴァーレルはアレットに詫びると
「我が娘ながら、大賢者と知らずに引き当てるとは大したものだ」
「だがな……アレは女にモテるぞ」
「お前も大変だな……」
そう言うと再び愉快そうに笑う
「父上っ! 」
そう言って笑う父の言葉をアレットは認めざるをえなかった
「そうよね……でも……」
アレットはマノンの事を諦めることができないと自覚したのであった
時は遡り、アレットが初めてマノンの事を知ったのはアカデミ-の入試試験の時だった
"午後の試験で満点を取ったものがいる"
その時は、どうせガリ勉のむさい男だと思った
そして、入学式の新入生代表の挨拶でマノンを見た時に"変な奴"だと思った
それからしばらくして、髪の毛を切り本来の容姿を取り戻したマノンを見た時にアレットは唖然とした……"絶世の美少年"……マノンの容姿はアレットの理想そのものであった。
しかし、入学式の新入生代表の挨拶での"変な奴"だという第一印象は変わらなかった
アレットがマノンに興味を持ったのは、それから3ヶ月間以上過ぎた頃だった
マノンが"大賢者の弟子"ではないかと言う噂が広まった時である
それは、アレットにとっては大賢者=魔石(賢者の石)だからである
アレットは幼い頃に一度だけ目にしたガリア王家の秘宝の魔石に魅了され錬金術に興味を持ち、"錬金術師"になりいという夢を持つようになった
王立アカデミ-に進学したのも錬金術を学びたかったからである
(錬金術は学問的なもので本当に術が使える者はいない)
その後も錬金術を研究し続けいつの間にか導師として王立アカデミ-に在籍するようになったのである
もしも、マノンが本当に"大賢者の弟子"ならば賢者の石と言われる魔石に関する知識があるかもしれない
魔石は極めて希少で現存する本物はその殆ど全てが王家や金持ちの蔵のである
当然、アレットもガリア王家の秘宝の魔石を見て以来、本物の魔石を見たことは王立アカデミ-の金庫の中にある魔石だけである
王立アカデミ-の至宝であるために、見るだけで触れることも許されない……研究のためとて貸し出して貰えるわけがない
"大賢者の弟子"ならば、本当に"錬成術"を使えるかもしれない……アレットのマノンに対する興味は増していくばかりだった
そして、何回かマノンと話す機会があるとマノンの性格も自分好みだという事に気付いてしまい更に深みへと嵌っていくのである
そして、軍事教練の日のマノンの戦いぶりを見て完全に惚れこんでしまったのである……
そして、マノンが大賢者である事、更に目の前で本物の錬成術を見せられてしまった事でアレットは完全にマノンの虜となってしまったのだ
しかし、アレットの場合はレナや他の女子と決定的な違いは、異性として性的欲求ではなく知的好奇心……つまり知識欲が先行しているという事てある。
といっても、全く性的欲求が無いわけではない……
第八十七話 ~ 新たな学園生活(女難)の始まり ⑥ ~
今、私はレナの実家の部屋にいる
夜も遅いのでレナの家に泊めてもらうことにしたのだ
私はレナの父親の貫頭衣の寝間着を貸してもらって着ているがやはり丈が短いので裾が膝下までしかない
「まるで、女の子のスカートみたいね」
そんな私の姿を見てレナが笑う
錬成術で寝間着を錬成できないことも無いが、今日は魔術を使い過ぎたせいか気力がないし眠い……
レナは前開きの寝間着を着ている
寝ている時は、レナも下着を付けないようだ
「そろそろ寝よっか」
レナが私に問いかける
「そうだね」
私が答えると2人仲良くレナのベッドに潜り込む
私の実家のベッドと違い、レナのベッドはセミダブル・サイズなので2人でも寝る事が出来る
レナと体を寄せ合うようにして向かい合う
「マノン……」
レナが私の名前を呼ぶとそっと口づけをして私を抱き寄せる
私の顔がレナの大きな胸に埋まる
「なんか……落ち着くな……」
柔らかくて暖かい温もりがレナの鼓動と共に伝わってく
「気持ちいい……」
私は母に抱かれている赤子のような気がしてくる
「……ねっねえ、マノン……」
「わっ私たち、そろそろいいんじゃないかな……」
レナは恥ずかしそうにマノンに話しかけるが返事がない
「えっ……ちょっと、マノン……」
マノンから安らかな寝息が聞こえる
"嘘でしょうっ! "
"この状況で寝ちゃうの……"
レナにとっては、あまりに残酷な初めての夜となってしまった
"はぁ~、大きな赤ちゃんみたい"
レナは心の中で呟くとマノンの頭を軽く撫でる、その表情と仕草は本当に母親のような慈愛に満ちていた
「んっんんんん~」
マノンが声を上げてもぞもぞと動くとレナの開けた寝間着から出ていた乳首に吸い付く
「えっ……」
突然の事にレナは驚いているともう片方の胸を揉みだす
「あっ! ちょっとマノン起きてるのっ! 」
レナは慌ててマノンに話しかけるが返事がない
"本当に寝てる~っ!!!"
マノンは本当の赤ん坊のようにレナの乳首を吸い始める
"あっ、あんっ、あはっ! あっ! あっ!! ダメッ!!! "
"はぁ! ああんっ! あっあっ! はぁはぁ! やっ! もう……ダメぇ……"
耐えかねたレナは慌ててマノンを起こそうとするとマノンは寝返りを打ち反対側に俯せになったまま再び寝息を立てている
"この鬼っ! 悪魔~っ! "
蛇の生殺し状態のレナは心の中で叫ぶ……レナに殺意が芽生える
レナはムクッと起き上がると開けた寝間着を調え、マノンの被っている毛布をそっと捲りあげる
そして……俯せになって寝ているマノンの短い丈の寝間着もそっと捲りあげた
マノンのお尻が丸見えの状態になると冷酷にニヤリと笑う
医学に詳しいレナの仕返しは人体の構造に基づく男の急所をピンポイントで突く苛烈なものであった……
レナは自分の指を舐めて濡らすと……
いきなり、寝ているマノンのお尻の穴に指を突っ込む
「ぐちゅ!」
レナの細くて長い指がマノンのお尻の穴にめり込んでいく
「うっ!!!」
マノンは小さな悲鳴を上げる
そして、レナはある部分を指先でゴリゴリと刺激する
「あひぃぃぃぃーーーっ!!!」
熟睡していたマノンはこの世のものとは思えないような感覚に喘ぎ声を上げると目を覚ます
「あっ! ひっ! あああっ! あああっ!! 」
「ひゃひゃめてっ! あひっ!! あっあっ!! 」
何んとも言えないマノンの断末魔のような喘ぎ声が部屋に響き渡る
そう……レナは指先でマノンの前立腺をゴリゴリと刺激したのである
本当は、前立腺肥大などの病を診察する時に行う触診の一種なのだが、健全な男子にコレをやるとこの世のものとは思えないほどの刺激(快楽)受けてしまうのである
それが、(いわゆる男の“Gスポット”である)爺のツボ押しマッサージなどとは比べ物にならないほどの刺激(快楽)がマノンを襲う。
マノンは、ほんの十秒程で悶絶・昇天してしまう……
ベッドの上で涎を垂らし痙攣しているマノンを見てレナは心の内のモヤモヤがスッと晴れていくのがわかる
「なに……今の……」
夢の世界から十秒で別の世界へと転移してしまったマノンには状況が全く分からない
「どうしたのっ! マノンっ! いきなり大声出して」
何が起きたのか分からずに呆然としているマノンに何事も無かったようにレナが話しかける
「私にもよくわからないんだけど……」
「凄く気持ち良いような、痛いような……」
「変な感覚に襲われた……」
マノンはレナに詳しく事情を話す
「どこも痛くない」
レナは白々しく心配そうにマノンに尋ねる
「何故だか分からないけど……お尻の穴がヒリヒリする……」
「それだけかな」
マノンがお尻を擦りながら言う
「よかった……」
「大丈夫のようね」
レナは吹き出しそうになるのを必死で我慢して言う
そして、レナはマノンの股間を恥ずかしそうに指さす
「ひぇぇぇーーーっ!!!」
またもや、マノンの股間が大変なことになっていた
「見ないでぇーっ!」
必死で隠すマノンの姿にレナは罪悪感を感じつつも何も言わずに心の中で呟く
"マノンのバーカっ!!! "
そして、この事を隠し通すのであった……後にバレてしまうのだが……
その頃……
「母さんや……この調子だと孫の顔を見るのは早そうだね……」
レナの父のロシェが呟く
「そうね……」
レナの母のアンヌも呟いた
マノンの悶絶する声は少し離れて寝ているレナの両親に丸聞こえだった……
第八十七話 ~ 新たな学園生活(女難)の始まり ⑥ ~ 終わり




