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いつの間にやら憑依され……  作者: イナカのネズミ
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第142話 ~ 大賢者・マノン・ルロワ ⑪ ~

第142話 ~ 大賢者・マノン・ルロワ ⑪ ~



序章



サボンの村を後にしたマノンはペントンの港へと向かう山道を歩いていた

 "どうした……お前さん……"

 "随分と足取りが重いの……"

肩に乗っかっているパックがこちらを見ると爺の声が聞こえてくる


 "何だか……凄く後ろめたい気がする"

 "この気持ちは、自分でもよく分からない"

私は辛そうに言う


 "転送ゲ-トを設置すれば、いつでもすぐに会えるようになる……"

爺の言葉には励ましや慰めと言うものは感じられなかった

 "……お前さんのその気持ちは……"

爺は心の中で呟くと、マノンに話そうとするが思い止まる

 "コレは……人に言われるよりも己自身で気付くべき事じゃな……"

そう考えた爺は、足取りの重いマノンに話そうとしないのであった



ペントンに着くと高速船の乗船券を買い埠頭へと歩いていく

何やら、男が3人が埠頭への通路を塞ぎ大声を荒げて暴れているようだ

私は、迷惑そうにしている中年のおばさんに話しかけ事情を聴く

 「あの3人も移住者なのよ」

 「つい最近、ここへ来てね……やりたい放題なの」

 「何でも、ゲルマニアの盗賊の残党らしいのよ」

 「治安の良い町だから騎士も兵士も常時いないのよね……」

 「王都から騎士や兵士が取り締まりに来ると何処かに姿を隠して」

 「いなくなるとまた、何処からか出てきてあの通りさ……」

 「全く、困ったもんだよ……」

おばさんの口調からも本当に迷惑しているというのが伝わってくる

なるほど、それで私達が来た時にはアメリーがいたから身を隠していたのか


 "このままずっと埠頭の道を塞がれても困るしの"

 "仕方がないのう……ちと懲らしめてやるがよい"

仕方なそうな爺の声が聞こえてくる


私はゆっくりと前に歩き始め暴れている3人の男の前に出る

 "なんだお前っ! 痛い目に会いたいのかよっ!"

リーダ格らしき一人の男が口汚く罵ると腰の剣を抜いて斬りかかってくる


男が剣を振り下ろした瞬間、マノンの姿はそこにはなかった

"えっ"と言う顔をした男は次の瞬間に"ペチッ"と言う音と共に呻き声を上げ股間を押さえて地面に這いつくばる

剣の平地(剣の横側の刃の無い部分)で股間のイチモツを下から叩き上げられたのだ


 「何だてめぇ!」

残りの二人も剣を抜いて斬りかかってくるが同じように"ペチッ"と言う音と共に呻き声を上げ股間を押さえて地面に這いつくばる


股間を押さえて地面に這いつくばる3人に何処か見覚えがある

 「お前たち3人はゲルマニアのザッハの盗賊だな」

私がそう言うと一人の男が私の顔を見て"あっ"と言う顔をする


 「あの時の……」

どうやら思い出したようである、そうすると爺の声が聞こえてくる


 "お前さん、儂の言う通りにしてもらえんかの"

 "この手の悪党は尻叩きぐらいでは改心せんからの"

 "この国の初代王と同じような目に会わせてやらんとならん"

爺には、この手の悪党の対処に何やら心当たりがあるようなので私は爺の言う通りにする


 「確かに、あの時に言ったはず……」

 「今度、悪さをすれば……」

 「覚悟は出来はておるな……」

そう言うと私は爺言う通りに呪縛の魔術で盗賊の体を海老反りにしたまま自由を奪う


 「待ってくれっ!」

 「今度こそ、本当に改心するっ!」

 「もう、勘弁してくれっ!!!」

立ったまま、海老反り状態で泣きながら許しを請う盗賊の股間のモノをジッと見る

爺はこの手の悪党がこのぐらいで改心するなどとは初めから思っていない

……その場しのぎの口先だけの言葉、演技なのだと


 「騎士の言葉に二言は無い」

私は爺に言われた通りに言うと盗賊の股間のモノに剣の鞘で無慈悲な一撃を加える

"ベチッ"と言う音が3回し、小さな呻き声と共に3人は立ったままで悶絶する


暫くすると再び股間のモノを下から叩き上げる……コレを何回も繰り返すのである

 

 "いくら何でも酷すぎない"

いくら悪党とはいえ慈悲の心が芽生え始めた私が爺に言う


 "あれって、この前に暴君姫の尻を叩いたのと同じじゃないのか"

次第に周りの人々が私が"大賢者"であることに気付き始め騒ぎ出す



7回ほど叩き上げたところで3人は気絶する、そして意識が戻ると

 「この野郎っ!!!」

 「覚えてやがれっ ブッ殺してやる!!!」

リーダー格の男が敵意を剝き出しにして罵る

 

 "この国の初代王よりしぶといのう……" 

爺は呆れ果てたように呟く

 「まだ懲りぬか、良かろう……」

今度は、手加減なしの一撃を股間に加えるように爺が言う


 "そんな事したら、アレがダメになっちゃうよ……"

 "もう、許してあげれば……"

私は悪党を憐れむかのように言う


 "悪党に情けは無用っ! "

爺の毅然たる言葉に私は手加減なしの一撃を敵意剥き出しの悪党の股間に加える

 

 "うっ"

悪党は小さな呻き声を上げると白目を剥き口から泡を吹き失神する、両手両足が痙攣しているのがわかる

悲惨な仲間の様子を見て残りの二人は涙ながらに懇願するが、爺に慈悲の心は微塵も無かった

残る二人も股間に無慈悲な一撃を受けモノは文字通り"玉砕"するのであった

 "痛そう……"

私は思わず心の中で呟く、見物人の男性の中には自分の股間を押さえて痛そうな顔をしている者もいる


暫くすると再び気を取り戻した三人の悪党のうちリーダー格の男だけが口汚く罵詈雑言を私に浴びせかける……全く反省していない様子である

その様子を見ていた爺は溜息を吐くと最終手段に出る

後の二人は明らかに改心している様子が見て取れる


 「仕方がないのう……」

 「儂からの贈り物じゃ……有難く受け取るがよい」

私は爺に言われた通りに雷の魔術を発動する

辺りが暗くなり雷鳴が轟き始めると、私は爺の言葉をそのまま3人の前で言い始める

 

 「てってめーはもしかして……だ大賢者っ!!」

悪党どもは今更ながら私の正体に気付いたようだ

 「許してくれっ! 知らなかったんだっ!!」

 「本当に知らなかったんだっ!!!」

今度は本当に必死で許しを懇願するが、そんな物は無視して私は爺の言葉を復唱する


 「我、大賢者の名の下に……」

 「この愚かなる者共に呪いを授けん……」

私の呪い言葉を聞いた周りの見物人の中にも恐怖のあまりに身を竦めたり腰を抜かす者までいる

急にあたりが暗くなり雷鳴が轟き始める


 「お願いだっ!!」

 「本当にそれだけは勘弁してくれっ!!!」

悪党の3人は涙を流し必死で訴えるが、私は無視して爺の言葉を復唱し続ける


 「この者、再び悪事を働きし時……」

 「無慈悲なる結末が訪れん事を……」

私が爺の言葉を復唱し終えると同時に悪党3人の頭上に軽い雷撃を加える


一瞬の閃光と共に轟音が轟き悪党3人の頭上に閃光が走る

閃光が収まると辺りはすぐに明るくなり大賢者の姿は何処にも無かった


呆然とする悪党3人の姿に周りの人々は口々に"大賢者の呪い"を口にしている


当然、これはハッタリであるが、このような効果的な演出によって本当のように思い込んでしまうのである


この後すぐに3人は逃げるようにしてペントンの町を出て行った


その後の3人の足取りは不明である……


後で、"大賢者の呪い"について爺に尋ねると

 "呪術は本当にある……"

 "当然、禁術じゃがな……"


いつもなら、長いウンチク話に突入するのだが呪術に関してはこれ以上何も話す事は無かった……

正直なところ、私は"呪術"には少し興味があったのだが……




第142話 ~ 大賢者・マノン・ルロワ ⑪ ~


 


認識阻害の魔術でなんとかその場を抜け出したものの、ペントンの港は騒然としていた

なにせ伝説の大賢者が本当に現れて町の人々を悩ませていた悪党の三人を処罰し"大賢者の呪い"を掛けたのだ


ペントンの町では大賢者を崇拝し信仰する者も多く目の前で超常の力を見てしまったのだからその衝撃は半端なものではなかった


 "どうしよう……このままだと船に乗れないよ"

建物の間の狭い通路に身を隠して港の様子を窺いながら呟く


 "心配はないっ! お前さんには、とっておきの技があるではないか"

爺は自信たっぷりに言う


 "もしかして……また、性転換するの……"

 "嫌だよ……疲れるし、お腹減るし……"

私がブツブツ文句を言うと爺は鼻で笑う


 "帰ったら、レナちゃんにサボンの村であった事……"

 "全て洗い浚い話すだけじゃ……"

爺の卑劣な脅迫に私は屈するほかなかった


私は精神を集中させると性転換を始める

体が熱くなりチクチクするような感覚は何度やっても気味の良いものではない


 "はぁ~"

性転換を終えると今まで着ていた上着を脱ぎ、いつもの茶色の魔装服に着替える


 "何というか……今更ながら……"

 "本当に絵画に描いたような凛々しい女騎士じゃのう"

パックがこちらを見ると同時に爺の感心した声が聞こえてくる

 "まぁ……なんじゃ……"

 "こんな事を言うのもなんじゃがの……"

 "騎士としての能力はスピード以外、体力も魔力も攻撃力も防御力も……"

 "男の時よりも今の女の時の方が遥かに上じゃ"

爺の確信した言葉が虚しく私の心に響くのであった

 "準備も整った事じゃし、そろそろ参ろうかの……"

爺の言葉に疲れた体と空き腹を抱えて埠頭へと向かう


何の問題も無く船に乗る事が出来、船は出向する

帆を上げると追い風が吹き船は順調に進んで行く……まさに順風満帆である


漕ぎ手の調子を取る太鼓が鳴り響く中で人々の会話が耳に入ってくる

どれもこれも、埠頭での大賢者の話ばかりである

 "何だか、落ち着かないよ"

私はマストの天辺にいる爺に話しかける


 "気にする事は無い、放っておけば人の噂などすぐに収まる"

爺は何事もなかったように言う


私は船縁で海を眺めていると隣の人の会話が耳に入ってくる

 "また、大賢者の噂話か……"

心の中で嫌そうに呟くのだが……どうも、そうではないようだ


 「何でも王都の港に騎士や兵士やらがウヨウヨいるらしいぞ」

 「港に着いた船で来た奴を全員、調べてるって話しだ」

若い男性が言っているのが耳に入る

 

 「嫌な話ね……また、戦でも始まるのかな」

若い女性が不安そうに言う


私は疲れと空腹でその話に対してそれほど興味を示さなかった

それから一時間程すると追い風のせいもあり予定より早めに王都モダンテの港に着く、船が埠頭に横付けされると木の板が渡され乗客が次々と下船していく


私も何事も無く船を降りると街の方へと歩き始める

暫く歩いていると港の出口に大勢の人だかりができているのが目に入る

よく見ると、港の出口に検問所が設置されて騎士や兵士たちが船から降りてきた者達を調べている様子が目に入ってくる


 "何かあったのかな……"

私の肩の上で認識阻害の魔術を発動して姿を消している爺に問いかける


 "お前さんも術を発動し姿を消してすり抜けるのが得策じゃ"

爺の言う通りに術を発動して姿を消し検問所を上手くすり抜ける


 "一体何なんだろうね……"

 "それよりも……何か食いたい……"

私が悲鳴を上げるお腹を抱えて言う


 "暢気に飯なんぞ食わずに、サッサと帰った方がいいぞ"

爺は私に帰るように忠告をする


 "ちょっとだけ……"

そう言って、私は町に入ると初めに目に入った食堂に入った

結構、お高そうな店だったがそんなものはどうでもよかった

店に入ると混んではいなかったが、お高そうな店だけあって客は金持ちそうな連中が多くいる

因みに、パックは店先の樹の上で待機している


私はこの後すぐに爺の忠告を素直に聞いてサッサと帰っておくべきだったと後悔することとなる



店員の案内で二人掛けのテーブル席に案内される、メニュー表とハーブの入った水差しとグラスが差し出され店員がグラスに水を注いでくれる


 「お決まりになりましたら、お呼びください」

そう言うと店員は店の奥の方へ姿を消した


 "ん~何にしようかな……"

自慢ではないが私はこんなお高い店で食事をした事が一度も無い……

当然、大衆食堂のような"お勧めセット"など無く、全てコース料理とそのサイド・メニューである


 "もう何でもいいや"

面倒くさいのと空腹で食えるなら何でもいいと思えてくる

店員を呼ぶと適当に注文する、店員は"かしこまりました"と言って厨房へと戻っていった


暫くすると店員がワゴンに乗せて料理を運んでくる

メニュー表を横に置くと料理の説明を始める

 "そんなのいいから……早く食わせてっ!!!"

私は心の中でそう叫びながらもニッコリと愛想よく笑いながら店員の話を聞いている

話が終わると一皿目が目の前に置かれる……凄く綺麗に盛り付けられているが……

 "何これっ! "

差し出された料理の量の少なさに私の心と胃袋が抗議の声を上げるが

私はにっこりと笑い二口で完食した…… 

 "量は滅茶苦茶に少ないが味はとても良いな"


こんな調子で全12皿を完食するのであった……

最後に来たのはデザートとワイン……そして請求書……

 "高っ!!!"

請求書の金額を見て驚く……200ガリア・フラン(16000円)って……

 "まぁ、美味しかったし……いいか"

 "もう一回、別の店(大衆食堂)で食い直すつもりだし……"


デザートをゆっくりと食べていると店先が騒がしくなる……

 "大変じゃ! この前、生尻を叩いた王女様がこの店に来ておるぞっ! "

店先の樹の上で待機していた爺の慌てた声が聞こえてくる


 "えっ! "

いきなりの事に私も慌ててしまうが、グラスにワインを注いでいた店員も慌てているのがわかる

 "コレは……不味い……"

 "何とかしないと……"

どうやって逃げようかと考えていると店の店主とコレットの会話が耳に入ってくる


 "誠に申し訳ございませんが……"

 "只今、満席でございまして……"

店主の怯えたような震える声が聞こえてくる


 "あそこの席が一つ空いてございますわ"

 "私は相席でも結構ですので"

コレットの話し声に私は店内をゆっくりと見回す

 "空いている席って……ここじゃないのっ!……"

私はどうすることも出来ずに固まっている


コレットがこちらの方に来る気配がする……

段々と足音が近くに来るとピタリと止まる……

私は恐怖に怯えながらゆっくりと顔を上げるとそこにはコレットが仁王立ちしていた

 "あ……なんかこれ……前と同じだ……"

私の脳裏にこの前の埠頭での記憶が鮮明によみがえる


私の顔を見たコレットは呆然としている

 "はぁ~、本当にいましたわ……"

コレットの表情が歓喜に満ちた表情へと変わっていくのがわかる

 "あれっ……なんか前と違うぞっ!"

この前とは全く違うコレットの態度と服装に私は混乱する

傲慢で高圧的だった態度は淑やかになり、粗野で乱暴な言葉遣いは上品になり、ド派手で趣味の悪い豪華な服装は質素で可憐なものになっていた

 "あれっ……人違いかな……"

 "もしかしたら、瓜二つの姉妹とか……"

 私は本気でそう思ってしまう

 「あの……どこかでお会いしましたか……」

店先の樹の上で待機していた爺の報告が遅れたのもコレットの豹変ぶりに爺が人違いだと思ったからであった


 「……」

コレットは少し悲しそうな表情で黙り込んでしまう

 「先日、貴方様に埠頭で……」

 「その……お尻を叩かれた者にございます」

小さな声でそう言うとコレットの顔が真っ赤になる


 「えっ……あの時の……」

あまりの豹変ぶりに私には同一人物とは思えない


 「貴女にお会いしたくてここに参りました」

 「私とご同行……願えますか」

そう言うとコレットは礼儀正しくお辞儀をする


 "なんか以前も同じような事があったような……"

私はどうしようかと悩んでいると爺の声が聞こえてくる


 "お前さんっ! 大丈夫かっ!!"

 "すぐにそっちに行くからの"

爺は私とコレットとの間に何かあったのかと心配しているようだ


 "大丈夫だよ……"

 "一緒に来て欲しいと言われてる……"

 "どうしたらいいと思う……"

私は爺に今の状況を説明し助言を求める


 "前回のようなあからさまな敵意はなさそうじゃ"

 "姿をくらまして逃げるとより厄介なことになりそうじゃ"

 "大人しく同行する方が良かろう"

私は爺の助言の通りにコレットに同行することにした


 「あの時、肩に乗せていたオウムはどうなされたのでか」

コレットはパックの事も気になるようだ


 「パックならここにいるよ」

私がそう言うと爺は認識阻害の魔術を解除する

私の事を心配して店内に潜り込み既に私の肩に乗ってたのである


 「えっ……いつの間に」

突然、私の肩に現れたパックにコレットは驚きを隠せないでいる

 「やはり、貴女様は"大賢者様の弟子"でいらしゃるのですね」

 「先の埠頭での非礼の数々、ご容赦ください」

そう言うとコレットは跪いて頭を深く下げる

どうやら……私の事を大賢者の弟子だと思っているようだ

コレットはアメリーからマノンが大賢者の弟子かもしれないと聞かされていたからである


私とコレットの様子を見ていた店内の客が徐々に騒ぎ出す

その様子に気付いたコレットは傍に立っている長身の女騎士に目をやると女騎士はわたしのすぐ傍に来ると姿勢を正し敬礼をする

 「それでは、ご案内申し上げます」

女騎士はかなり緊張している様子で顔が真っ赤である


緊張しているが、顔が真っ赤な本当の理由はマノンが自分の好みにド・ストライクのタイプだからである……

この女騎士はコレットと同じ穴の狢なのである……"類は友を呼ぶ"の典型例である



 こうして私はダキア王宮へと向かう事になったのである



第142話 ~ 大賢者・マノン・ルロワ ⑪ ~



終わり




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