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第8話 衝撃の事実


そしてついにクラス対抗戦の前日。


 明日の戦いに向けてクラスメイトは休養をとり、談笑していた。


 俺も流星と話していると、近くから会話が聞こえてきた。


「上条さんってさ、なんで今のままでも強いのに、訓練も頑張ってるの?」


「うーん、昔ね、少し気の弱い男の子と仲良しだったの。それでね、その子のことを守ってあげるって約束したんだ。だから私は強くなりたいの」


「えー、何それ?普通逆じゃないの?」


「ふふ、でもね、その子も強くなって私のことを守ってくれるって言ってくれたの。」


「へー!カッコイイじゃん。で、その子は今どこにいるの?」


「それが、私がその後に引っ越しちゃったから、今は何をしてるのか分からないんだよね。小さい頃だったからよく覚えてないし、お互いのことをまーくんとふゆちゃんって呼び合ってたことくらいしか覚えてないの。」


「いやー、上条さんにもそんな可愛い過去があったなんて…まーくんに会えるといいね!」


「うん!またいつか会いたいな」



 …まじかよ。俺の記憶と全く一致している。まさかあの上条さんがふゆちゃんなのか?


 確かにあの後、ふゆちゃんとは会わなくなったし、

上条さんを見るとどこか懐かしい気持ちがしたのはそのせいだったのか…。


 …でもその事は言わない方がいいだろうな。上条さんが思ってるまーくんが、こんなクラスの落ちこぼれだと知ったらショックを受けるだろうし、美しい記憶はそのままにしておいた方がいいだろう。


 …つまり俺は上条さんを守れるくらい強くならなきゃいけないってことか。まだまだ頑張らないとな。


そしてついに、クラス対抗戦当日を迎えた。


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