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当然だろ?

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翌朝、馬の装備と新調したBFRを渡した。

「これで、いつでも転職できるようになっているはずだ」


「あ、ありがとうございます」

ん、ミリアの口調が・・・詮索するのはやめておこう・・・・


「今日は<地下迷宮>に入る。間違いなくお前たちでは太刀打ちできない迷宮だが、俺達がPLすることによって急激にLvが上がるはずだ。体に違和感が出ると思うが慣れてくれ」


「「「「はい」」」」


「<地下迷宮>の入り口に敵対勢力がいるかもしれないので、近場でインビジブルの魔法をかけて入るから忘れない様に」


「「「はい」」」


入口付近には誰も居なかったのだが用心に越したことはないので慎重に入った。


「よし人馬最大戦力準備、俺達は精霊、人形とおまけも準備!」


「マスタァ?おまけってひどすぎじゃない?十分戦力だと思うんですけどぉ?」


「だったよね・・わるいわるい。なんて言ったら?」


「そうねぇ、戦闘では役に立たないから参謀?うーんちょっと違うわね。ゆるキャラ?それだとオマケと一緒じゃない・・・うーん・・・」

早く決めろや・・・


「ティアちゃんはティアで良いんじゃないかしら?」


「そうよ!ティアで良いわよ。リズちゃんナイスよぉ」

そう言うなりリーズのポシェットに入り込む。


「まずは俺達の戦闘を見てほしい。慣れてきたら少しずつ戦闘に参加してくれ。遠距離で良いので一撃は入れてくれ。そうしないと経験値が入らないからな」


「「「了解」」」

少しずつ慣らしながら地下迷宮を進み地下10階に到達した。


「これから行くところはかなり危険だ。絶対に油断するなよ?」


「「「はい」」」

念を押して扉を開けた。

どっちだ・・・グレーターかよ。あいつらにはきついかもな。


(お前たちは下がって見ていろ。慣れてきたら参加しても良いが油断するな)

(((りょうかい)))

(沈黙入れるぞ)

(((りょ)))

今回はすんなり入った。Lvが上がっていたからだろう。


(フェミリア様、こんな戦闘にどうやって参加しろと・・・次元が違いすぎます)

(分かっているわ、でも目をそらしてはダメ。私達にも出来るはずよ。何としても慣れるのよ)

(((りょうかい)))


1時間ほど戦うとミリアが一撃を入れてきた。流石リーダーだけはある。

3時間経過する頃にはウィンド全員が一撃を入れられるようになっていた。これで全員に経験値が入るな。あとは何処までやれるかだな。

8時間経過するとウィンドチーム全員の動きが鈍ってくる。

そろそろ頃合いだな。


(次で最後にしよう。一気に叩き込むぞ)

(((りょ)))

各々召喚獣を呼び出し最大火力で殲滅した。


「お疲れ。お前たちも頑張ったな」


「はい、頑張りました・・・」

ミリアが立ち上がれないほど消耗している。しばらくここで休憩していくか・・・


「回復するまで、ここで休憩をとろう」


「レッ君、私ダンジョン脱出魔法覚えた」


「私も覚えたみたいです」


「お!ナイスシズク、月花。休憩終わったら早速試してみよう」

2人が頷く


「私達ならもう大丈夫よ」


「駄目だ、何があるか分からない。万全といかなくても十分戦えるまで待つ。俺は慎重派なんだ」


「はい」

ミリアが大人しいというかしおらしい。

2時間ほど休憩し魔法で脱出した。範囲化出来るようで直径10m以内の仲間は問答無用で脱出できた。


インビジブルをかけ北部に集合し秘密基地へ戻った。


「明日は休みにしよう。俺はミリアに頼まれている武器製作にかかる」


「「「はーい」」」

なぜかウィンドチームが全員残っている。


「どうした、休んでいいぞ?」


「レッド、私は少し自惚れていたようです。最初あなた達の戦いを見て足が震えて動けなかったわ。でも今は違う。無様でも良いから這い上がってあなたと肩を並べられるように頑張るわ」

良い顔だ。


「分かった、頑張れよフェミリア!それにシャルロッタ、シドニー、フリン、ナタリア,マルグレート、アグネス、コズチ、エディタ、サンナ、ブリタ、アニエス、ケーテ、イライザ、ジェニー、オリガ、お前たちもだ。俺がお前たちに新しい世界を見せてやる。ちゃんとついて来いよ?」


「「「「私達の名前を憶えてくれている・・・」」」」


「当然だろ?俺達は家族だ」


「「「「・・・・」」」」

言葉にならず泣いている。


「下を向くな。上を見ろ!」


「「「はい!」」」


「ちゃんと休めよ!次はもっと厳しくいくからな?」


「「「「はい!お願いします」」」」

今度は笑顔で答えてくれた。

素晴らしい仲間が増えて良かった。


のんびり書いていきます

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