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日常

7


現在のチーム状況

俺 剣士 Lv19

サーラ モンク Lv19

シズク 巫女 Lv19

ルル 弓使い Lv19

リティス 戦士 Lv16

ウッド シーフ Lv16

リーズ 呪術士 Lv16

月花 僧侶 Lv16



 皆が寝たのを確認してから、作業用に借りている工房へ向かった。街には工房などが集中する場所があり、その中で大きな倉庫を小部屋に区切ったレンタル工房があるのだ。家賃は月2万Gで作業スペースは10畳位で他には何もない。中流階級以上の趣味の部屋として使われている。部屋の中には何もなく、炉や工具など自分で用意するのだが問題はない。それに自分のアイテムボックスにも容量限界があるので、倉庫も考えないととは思っていたのだが、その問題は解決した。何しろバックアップにはモッチョ商会がいるので邪魔なものはすべて預けることにしたのだ。

 深夜に工房などうるさいんじゃないかと思うが、この世界は魔法という便利なものがあって、深夜に大きな音で作業しても魔法で無音化することが出来る。それに重要な施設は24時間営業ときている。元居た世界の公共機関は遅くても19時だったから24時間というのは便利だ。


 工房に着いた俺はリティスたちの防具を作ることにした。


リティス用レザーシリーズ、ハチェット+1

ウッド用レザーシリーズ、ダガー+1

リーズ用ローブ、ロッド、ウッドシールド+1

月花用ローブ、ワンド、ウッドシールド+1


 これは慣れたものですぐに製作が終了した。それから流通用にファングに着替えて複数同様の物を作り工房を後にした。そのまま宿屋には戻らず町の外で採集作業をするが、深夜だけあり魔物が多数徘徊していたのだが慎重に採集を行う。日の出にはアイテムボックスが満タンになったので、モッチョ商会の俺専用窓口へ行き売却依頼をかけて宿屋へと戻った。


 変更した宿屋の部屋は3DKだった。みんなが俺に気を使って1部屋割り当ててくれ、残りの2部屋にサーラ組とリティス組にわかれた。部屋に戻ると俺のベッドにはシズクが寝ていた。最初は部屋に誰も居ないと思っていたのでベッドに人が居るのを見た時思わずビビッて声を出すところであった。まぁ起こすのもかわいそうなので、椅子を用意してシズクの寝顔を見ながら寝ることにした。寝なくても良いのだが、操作するのと自分が動くのではやっぱり違うなと。何が違うかというと、心ですよ。なんか体力的に疲れなくてもずっと働くと心が荒むというかね。わかる人はわかってくれるはず。でも楽しいから言うほど荒むわけではないので軽く目を瞑って無心状態?んー説明が難しいな・・・まぁボケェーッと出来れば十分なんですよ。


 そんな状態で2時間ほど経つと、何やら扉の向こうが騒々しくなってきた。まぁ理由はわかるので扉を開けると、サーラ、ルル、リティス、月花が居た。

「何してんだ?」


「シズクが居ないので探していたんだけど、もしかしたらレッドの所に行っているんじゃないかって話していたの。でもレッドを起こしていいものかとみんなとここでね・・ねぇ」

 サーラがルルたちに同意を求めながらチラチラと部屋を覗きながら言う。


「あぁ、シズクなら俺のベッドで寝てるよ」

 そう言うと、4人の視線が俺のベッドへ向けられる。


「レッド・・・これは・・もしや・・・あれなのか?」

 サーラ一同、何か勘違いしているようだな。確かに俺の体は16才だが心は56才のおっさんだぞ。いや、おじいちゃんか・・・。あと10年経てばドストライクですよ。10年経てばね・・・。まだ自分の子供にしか見えないよ・・・


「何か勘違いしているようだけど、部屋に戻ったらシズクが寝ていたから、昔と同じように手を握っていただけだよ?それがどうかしたのか?」


「だよね!レッドがまさかシズクにね・・・なんてうらやまごにょごにょ」

 何言ってんだ、こいつらは。シズクもやっと起きたようだ。これだけうるさかったら起きるわな。


「おは・・・と・・・ま・・・ね・・・。ご・・・・・。で・・・・レ・・・・・・」

 小さな声でシズクが言っているが最後の方は俺でも聞き取れなかった。


「えーっとだな、リティス達用に訳すと、オハー、トイレ行ったら間違えて寝ちゃった。ごめん。だな」

 シズクが頷いていたので正解だ。こちらに向かってきたので頭をなでながら


「みんな心配するから、もう間違えるなよ」

 と笑顔で言うと、なんか不機嫌そうな感じで俺の足を踏んでサーラ達と部屋に戻っていった。ちょっとシズクのイメージが違う気がする!俺の勝手な思い違いかもしれないけど、物静かなお嬢様って感じじゃなかった?でも何でよ!16じゃん。わかるよ!わかるけど俺56のおっさんというかじぃじなのよ。俺の心が16だったら据え膳食わぬは何とやらで間違いなくいってましたが、俺から見たら娘?つーか孫でしょ。せめて25才くらいになっていれば・・・・イカンイカン。

 みんなが25くらいになるころには、多分だが大陸一の億万長者になっている自身がある。億は振り切るはず。それまでは気を抜くことはできないのだ。チームの皆には自由に生きてもらいたいから、お金は切っても切り離せない。新しい情報を得るのもお金がかかるし、と思ったがモッチョ商会が付いているのでこのあたりの心配は必要ないか。


 若干納得いかないが気を取り直してキッチンへ行くと、ウッドが大変そうっすねという感じで俺を見ている。


「俺なんかしたっけ?」


「いや、なんか兄貴がうらやましいっすよ」


「でも俺たち16だぜ?これから先を考えたらまだやることがいっぱいあるじゃん?」


「兄貴。俺たちは冒険者っスよ。先の事なんてわからないから、みんな今を大事にしてるんスよ」

 ウッドの言葉に衝撃を受けた。言われてみれば、俺にとっては勝手知ったるMMOだが、皆には命と隣り合わせなのだ。蘇生魔法は存在するが、本当に俺として甦るか試してないし、痛そうだから死にたくないし。みんなの気持ちも多少考慮しなければいけないな。そのために俺に出来ることを妥協せずやっていこうと誓う。


「そうだな、だから俺は皆のために出来ることはすべてやるぞ。妥協はしない」

 ウッドが俺を見ている。


「冒険者を引退するときに、チームの誰一人として欠けてほしくない。みんなと一緒に楽しく暮らすぞ。」


「そうすね。俺たちも兄貴についていくって決めたから信じるっスよ」

 笑顔で答えてくれた。


「お前たちの装備を作っておいたよ。夕食後に調整するから集まるように言っておいてくれ」


「了解っス!兄貴今日はどうするっス?」


「金策かな。お前たちは明日から<壺>周回だからゆっくり休んでおけよ?」

 と言いながら朝食のパンを食べながら部屋を出る。


 とりあえず、街の外で採集のLvを上げつつ、採集品で製作できるものを作ってマーケットに流し、余り物の採集品もついでに流す予定だ。


採集Lv55、製作Lv58


 ランク的には目録だな。この街の技術レベルはとうに超しているはず。マーケットの流通品を見る限り俺より上の製作品が流れていないのだ。今までは自分の技術Lvが分からないように街のLvに合わせた採集品と製作品を流すようにしていた。前にも言ったけど、目立ちたくなかったのだが、それもモッチョ商会のおかげで今後は適当に卸しても何とかなりそうだ。製作のLv上げで作った不動在庫もうまく捌いてもらえるだろう。

 それと、やけに細かい注文が来るなと思い問いただすと、モッチョ商会が勝手にファングブランドを立ち上げ流通量の調整を行い需要と供給のバランスをとり利益を上げていたのだ。その頃には他国から買い付けに来る商人もいるほど有名になっていた。そういう商人のために、コモン装備の注文が増えたのだ。

 もちろんそこはブランドなので割高で出しているのだが飛ぶように売れるらしい。なんせ失われた技術で作っており唯一無二。同じ物でも俺の作った装備にはステータスup効果が大きいのだ。もし同等の性能の装備を手に入れるにはダンジョンを攻略し稀に手に入る装備を入手しなければならない。それも全部位手に入れるには途方もない時間がかかるだろう。それこそ運が悪ければ1部位入手するのに何年もかかるだろう。

 だがコモン装備はLv30以上でなければ性能が発揮されないため、購入者は限られると思うのだが売れているようだ。訳を聞くと、貴族の観賞用というかステータス?みたい。そんなこんなで、この町を離れるまでに軽く3000万は稼げそうだ。この先金融業もやりたいのだが、今の状況では条件が整っていないのでまた今度考えよう。


のんびり書いていきます。

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