表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/238

契約

60


「クラリス嬢、俺達にも運が回ってきましたよ」

「地道にやってきた甲斐があったですね」

「やっと報われますね」

「そ、そうね・・・」


「では、皆さんに紹介しましょう。フレサンジュさんお願いします」


「かしこまりました、こちらへどうぞ」

扉が開くと中にはマスクを被った人が豪華な椅子に座っていた


「この方がファング様です」


「お前たちか、私と専属契約を結びたいというのは?」


「「「「は、は、はぃ・・」」」」

とんでもない気迫で私たちは圧倒された。


「お前たちに、私の武具が使いこなせるのか?」

その言葉に浮かれていた気持ちなど吹き飛んでしまった。けれど私達は、いえ私は変わる決意でここに来た。今変われなければいつ変わるの?明日からでもいいじゃないと思っている人はいつまでも変わらないわ。私は前に進みたい、この仲間たちと。


「今日からこのパーティーのリーダーになったクラリスです。私たちは変わるためにここに来ました。ファング様の期待に応えられるかはわかりません。だけどこの気持ちに嘘はありません」

ロドル、ヨーケル、ヴィトが驚きと嬉しさが混じった顔で私を見ているのがわかる。


これで良いのですね、レッドさん・・・


「いい目をするようになったな」


「え?」

私を知っている?


「いや、あれだ、良い目をしているなと・・。お前たちは将来素晴らしい冒険者になるだろう。お前たちがSランク冒険者になるまでモッチョ商会とファングブランドがサポートしよう」


「本当ですか?」


「もちろんだ。詳細はモッチョ氏から聞くといいだろう」


「では、説明します。まず武具はすべてこちらで用意します。そして普段着に関しましてもこちらの用意するものを着用してもらいます。簡単に言うと、人目に付く場所では必ずうちの商品を使用していただきます。衣食住すべて弊社がサポートします。いわゆる広告塔ということです。ダンジョンで得た報酬もすべてあなたたちが好きに使ってください。給料も成長によって変動する歩合給とします」


「そ、そこまで・・・」


「あと、ダンジョン情報など細かにお伝えして不測の事態がないようにします。もし不測の事態が起こった場合は弊社蘇生部隊が駆け付けますのでご安心を。あ、あとマネージャーが一人付きますのでよろしくお願いします」


「ありがとうございます」


「そして一番大事な部分ですが・・・」


「それは?」


「ファング殿を、私達を裏切らないということです。これが重要です」

この方達を裏切る・・・私が?

そんなことはない・・・と言い切れるの?


「どうした?自信がないのか?」

私は変わるためにここに来たの。そう、レッドさんと同じ高みを、その景色が見たくてここに来たのよ。何を悩む必要があるの。


「私が、ファング様を、モッチョ商会を裏切ることはありません!」


「ほほう、良い気迫だ、他の3人はどうだ?」


「「「俺達はクラリス嬢についていくのみ」」」

みんなありがとう。こんな私についてきてくれて。


「よかろう、私の方は構わないよ」

それを聞いたモッチョさんがフレサンジュさんに指示を出した。


「では、こちらの契約書にサインをお願いします」

この契約が交わされた翌日から、私達の絵や活躍を街中で見聞きすることになった。

レッドさん達が討伐した名前付きも私達の成果になって、一躍時の人になったが浮かれてなどいられなかった。レッドさん達に追いつくため、更に気を引き締めなければと決意を新たにした。



クラリス達が居なくなった部屋で

「うまくいったね?」


「いきましたね」


「表で活躍できる仲間が出来たけど、まだ足りないな」

お供の3人ブレなかったなぁ。死にそうになってもついていくって・・・信ずるに足る・・か。


「どのくらいの人数をお考えで?」


「冒険者100人とバックアップ要員100名位は必要だよなぁ・・・、それと店舗等運営にも人が必要だけど、それはモッチョ氏に任せて良い?」

表舞台で活躍する冒険者100名、これはクラリス達で、俺達はバックアップ要員で自由に動き回る予定だ。


「もちろんです」


「何でそんなに必要かというのはね、この大陸に存在するか分からないが、4人や8人のパーティーでは到底攻略できない存在が居るんだよ。俺の会いたい奴が、その存在の先に居るんだ」


「そのようなダンジョンは聞いた事がありません・・・が、存在するのなら仲間は多い方が良いでしょう。あなたを信じる真の仲間が」


「でしょ。だから俺を、ファングを信じる仲間の確保にも協力してくれ。クラリスに憧れる冒険者も今後出てくるだろう。その中で有望な人材の確保、スラムからの人材育成などに力を入れてくれ」


「かしこまりました」


「育成時には俺達のダンジョンレポートを使ってくれて構わない。とにかく死者が出ない様、慎重に頼む」


「そうなると今後、蘇生部隊が沢山必要になりますね・・・・分かりました」


「もしかしたらギルドが・・・いや5国が動くかもしれないな・・・」


「私も感じます」


「とにかくお互い慎重に行動しよう」


「はい」


のんびり書いていきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ