温泉旅行その2
52
「兄貴、広いっすよ。ホラ泳げるっす」
うん、広すぎっしょ50mプール2個分って・・・掃除大変じゃね?
「って目が染みるっすよーーーー」
あぁ、あるあるだな。
「温泉には種類があって、俺も経験があるがみんなに笑われたよ。そのうち慣れるって」
酸性とアルカリ性があって、染みるのは酸性だったような気がする。
「ん、兄貴、あれ何すか?」
呼ばれたので、指さす方を見ると
「あれは、湯畑って言うんだよ」
「湯畑って何すか?」
「湯の花を集めたり、湯温調節をするところだよ」
「湯の花って何すか?」
・・・・・・興味を持つことは良い事だからしょうがない。
「温泉の成分が固形化したもので、普通のお風呂に入れると温泉みたいになるんだよ」
「それなら、いつでも温泉を楽しめるっすね」
「そうだな、買って帰ろうな」
そんな話をしつつ俺達は風呂を出て部屋に向かった。
「兄貴、あれ何すか?」
また何すか?攻撃か・・・ふと見ると卓球台があった・・・ウッドグッジョブ。
「あれは、卓球って言うスポーツで、俺すげー好きなんだよね」
「面白そうっすね」
「やってみるか?」
「やるっす。やるからには勝つっす」
俺に勝とうなどと・・・よく言った。
「ほれほれ、どうしたウッドよ。俺に勝つんじゃなかったのか、フハハハハッ」
「ぐぬぬぬ、もう一回やるっす」
「カーッカッカッカ。どうした?」
「負けっす・・・」
2人とも滝のような汗だ。もう一度風呂に入ってから部屋に戻ることにした。
部屋に戻ると夕食の準備が終わっていた。
「おかえりレッド。遅かったわね?」
みんな浴衣姿だった。もうね、最高!みんな可愛い!・・って目のやり場に困るだろ。
何故かって?だってお胸の下着付けてないんだもん。見たいけど見れない・・・あの薄い生地の下には・・・ってポッチがぁああああああ、隠せよ!。まさか下の下着もなのか・・・はだけたらって想像したら・・・・うあぁぁぁぁあああ!
ギッシュ、カモーーーン!
・・・数秒後には悟りを開けるようになってきた。そう、俺は悟りマスターになりつつあった。
「ふぅぅ・・ウッドと卓球勝負してたら遅くなってしまったよ。サーラも勝負する?」
「そうね、後で教えてくれる?」
「オッケー。じゃー夕飯食べたらみんなで行こうぜ」
「「「「うん」」」」
「俺は疲れたから先に寝るっす」
(リーズのスリープで寝かせようと思いましたが、皆さんこれはチャンスですわ)
((((そのようね))))
一瞬女子組の瞳がキラリと光ったように見えたが気のせいだろう。
今日の夕飯はガイア牛A5ランクの溶岩焼きステーキだった。柔らかいお肉が柔らかさそのままに旨味を閉じ込めて・・・うまぁーーー。野菜は不思議と甘みが倍増して、味付け無しでも十分旨かった。白米が進む進む。みんなお肉を2kgは食べたんじゃないか・・・あれだけ食べて、そのプロポーションって凄いな。おっと、いかんいかん、悟り悟り。
食後小一時間程経過し
「そろそろ、卓球っていうの行ってみましょうよ」
「おう、お腹も落ち着いたし、勝負しようぜ」
「いくわよ、やるからには負けないから」
よく言ったサーラ!ウッドの二の舞にしてくれるわ。
「だめ、全っ然駄目。ウッドの足元にも及ばないじゃないか」
俺は汗一つ流していないが、サーラさんびっしょりです。
「私が、こうも簡単に・・・」
「よし、台が3つあるから6人で練習して上手くなってよ。それまで待ってるから」
「サーラさん、だらしないですわ。私が卓球を教えてあげましょう」
リティスさんは経験者か、期待できそうだ。
と、思ったらサーラと互角って・・・シズク、月花、ルル、リーズ・・・どんぐりの背比べだな。みんな温泉卓球の魅力にのめり込み時間は0時を回った。
全員上達したようだが、立ち上る体力もなくなるほどに消耗していた。浴衣も汗でびっしょりで、薄目で見るとモザイクが消えて見えるあるあるで、裸に見えるほどだった。何とか悟りモードで乗り切り
「全員風呂入ってこい。部屋で待ってるぞ」
「「「「ふぁい・・」」」」
いくら待っても帰ってこなかったので、フレサンジュさんに起きてもらい確認してもらったところ、脱衣所で全員寝ていたらしい。宿屋の女性従業員にお願いして部屋に運んでいただいた。
この日は俺以外完全熟睡していたので、一人採集のLv上げに行ってきた。この国は希少金属の宝庫だったのでかなりの収穫があった。満足満足。
のんびり書いていきます。




