はぃぃ?月花ちゃん?
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背中が痛い。何故かって・・・ユリア姫を乗せて先頭を走っているからですよ。女子組の視線を背中に感じるんです・・・
「レッドさんは人気者なのですね」
「何でそう思うの?」
「私も一応女の子ですから分かりますよ。彼女たちの気持ちや想いが凄く伝わってきます。幸せにしてあげて下さいね」
「誰を?」
「ヒドイ事を言うのですね。一人ではなく全員をですよ。あなたにならそれが出来るでしょう?」
「かなりの人数だけど、体がもつかな?」
「昔の王は沢山の女性を幸せにしていましたよ」
そうは言うけど旅団の女子組何人いるか知らないでしょ・・・200人超えてますから・・・
1日一人とデートしても200日以上かかるんですよ・・・
「はぁ、善処します」
「まあ、覇気のない返事ね。そんな事では駄目ですよ」
「はい、幸せにしてみせます!」
「はい、良い返事です。その調子で頼みますよ」
入り組んだ洞窟の為、速度を上げることが出来ず、アヴァロンに到着するのに5日を要した。
その5日の間、途中我慢の限界を超えた女子組が俺に変わりユリア姫を乗せていった。ユリア姫を乗せた女子組の面々は、彼女から俺の話を聞いてホクホク顔で満足していた。更にその話を聞いた女子組の面々がユリア姫を取り合う状況にまで発展したため、こまめに休憩を取りユリア姫が昔話をする機会を作り収束させた。ユリア姫の昔話は、俺の、俺達のクランの話が出たから男子からも好評であった。
「兄貴って凄かったんすね」
「え、ウッド君、今更?」
「いや、知ってたっすよ。改めてっすよ」
「そうかぁ?まぁいいや、それじゃ作戦を伝えるからみんな聞いてくれ。現在時刻は21時、今日はここで休息を取り、明日10時行動開始とする。事前に9番隊に先行してもらい都市の状況を確認してもらう。重要な任務だが頼むぞ?」
「了解です。9番隊の名に懸けて」
そう言うと、ユリア姫の指定した出入り口から音もなく都市に潜入していった。
「残った者は、体を十分に休めておくように」
「「「「「りょ」」」」」
その夜、簡易コテージ内では
「レッドはユリア姫にみんなを幸せにするって誓ってくれたんでしょ?」
サーラが唐突に話し始めた。
「まぁな、そうでも言わないと姫様が引き下がらなかったからな」
「あら、そうなの?私はユリア姫から全員と結婚するって聞いたわ」
「は?何でそうなる。そんなこと言った覚えはないよ?」
「私は、レッドは子供好きだから沢山作ると良いって言われたにゃ」
「ちょ、ルル!なんてことを言うんだ、恥ずかしいだろ。子供好きっていうのは合ってるけどさ・・・・」
「なら私はレッドの子供10人産む」
シズクさん、それ言うと始まっちゃいますよ・・・
「ならあたしも10人産むわ」
サーラさん・・・簡単に10人産むって・・・出産って命がけの大変な作業なんですよ?
「サーラさんがやるなら私も10人産みますわ」
リティスさん、話に乗らないでyo!後ろでリーズが発言待ちでモジモジしているじゃないですか!その後ろには月花も待っているし・・・
「はいはいはい、ちょーっと待ってください。確かに俺は子供が大好きですよ。でもね出産ってとても大変な事なんだよ?」
「それは、大丈夫です!私とシズクさんの力をもってすれば安全に出産可能です」
月花ちゃん、いまそれ言う?
「ほら、子供が出来るとカルシウム不足とか色々と体にダメージ出るでしょ?ほら色素がとか・・・」
「平気です!何なら・・・・・・・・・・です」
月花が真っ赤になりながら力説していた。自主規制入りましたよ!簡単に言うと事後の体の状態を魔法で戻せるからいつでも生娘の状態に出来るとのこと。魔法って素晴らしいよね・・・・ほんとにいろんな意味で。
「はぃぃ?月花ちゃん?」
ウッドを見ると、われ関せずを貫き、スラッシャー号の手入れをしていた。
「と、言うことで私達だけでも60人は子供が出来るわよ」
サーラさんの言う通りですけど・・・
「了解。それはすべて終わったらにしような?」
「「「「「「またそれぇ?」」」」」」
大ブーイングだ。
「よーく考えてね。少しの時間で×××したとします。×××できなかった人が不満を抱えます。不満を抱えたままだと連携が乱れます。結果不測の事態が起こります」
「レッ君、それ違う。現在全員が不満を抱えている。なら一人でも幸せになった方が希望が持てる」
シズク・・・・痛いところを突いてくるな。正論だけに言い返せない・・・・
「おっと、そういえば、ここでしか取れない素材があったんだっけ。ちょっと採掘行ってくるから、その件はまた今度で!」
颯爽と逃げt・・採掘に出かけた。
のんびり書いていきます。
14.15.16日は投稿をお休みします。




