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突入

110


(魔法部隊が城門をぶち破ったら突入するぞ!)

(((りょうかい)))

(カルロ!ベイロンもこちらに合わせてくれ!)

((りょうかい!))

深夜、物凄い衝撃と共に王都を囲む壁の門が吹き飛び火の手が上がる。


「いくぞ!俺に続け!」

「「「オーー」」」



バンドー王都北部の小高い丘に31名の人影があった。

王都城門東西南から火の手が上がるのが見えた。


「マーベアが上手くやってくれているようだね。俺達も行くか」

「「「りょ」」」

ウォーホースに跨り空を駆ける。


「目指すは王宮だ。ルルを助け出すぞ!」

王宮が見えてくる。


「レッドさん、私達フリーダムは、やらねばならないことがあるので少しの間離脱しても宜しいですか?」


「おぅ、どうした?」


「いえ、些細な事ですので」


「いいけど、無理すんなよ?」


「はい、では私達はここで分かれます」


「クラリス!しっかり頼むわよ!」


「分かっているわミリア」

フリーダムチーム8名が離れていった。



――たしか、この辺りよね・・・あった、そこね

半径5kmほどの緑豊かな土地の中心に豪華な建物が見える。


建物前の噴水広場に降り立った。


「いつまで隠れているつもりなの?出てきなさい!裏切り者ケイ!」


「誰かと思えば、フリーダムのクラリスじゃないか。まさか、たったの8人で僕を倒しに来たとでも?」

宮殿の2階テラスからケイが現れた。


「あなたくらい私一人で充分よ!」


「クッククク、面白いよ。許しを請うなら助けてやらない事もないけど、どうするんだい?どっちにしろお前以外は皆殺しだがなぁ!あとでたっぷりと可愛がってやるぜ」


「本当につまらない男ね。優雅な暮らしで満足かしら?」


「あぁ、満足だぜ!この中では何をやっても許される。好きなだけ女を抱いて、豪華な食事に沢山の宝飾品。欲しいものは何でも手に入る、何の不満もないさ」


「30年後もそれを言っていられるのかしら?」


「死ぬまで言ってやるよ。満足だとな!」


「可哀想な人ね。あなたに信頼できる仲間はいないのね・・・もういいわ」


「何を言っているのか分からないが無事にここを出られると思うなよ。殺せ!」

ケイの合図で周囲に100名ほどの護衛部隊が姿を現した。


「フハハハッ、オクタガーディアン精鋭の100名だ。いくらお前たちでも勝てはしないさ!」


「そう、なら手加減は必要なくてね。わかったわね、みんな」

「「「「はい」」」」


「何を言っているんだよぉーーーー!お前たち、そいつらをぶっ殺せ!」

周囲から矢の雨が降り注ぐ。しかしクラリスは微動だにしない。


「フッ、諦めたか、フハハハ」


「嬢には指一本触れさせませんぜ!」

「クラリスさんは僕が守ります!」

ロドルとマルコがすべての矢を受け止めた。そして残り5人がOBP1と奥義を同時発動させ周囲の護衛部隊を消滅させる。


「な、ど、どんな魔法を使ったんだ。ありえない、ありえないぞ・・・Lv90に近い猛者が100人消えるなんて・・・おかしい、ありえない・・・」


「これで、あなた一人になったわ。早くそこから降りてらっしゃい」


「あぁ、良いとも。やってやるよ。僕にはロンギヌスの槍インフィニットがあるからね。僕が直々に止めを刺してあげるさ!」

ケイが飛び上がり私めがけて槍を突き出すが紙一重で避けた。


「よく、避けられたね。次は避けられないよ。奥義ファイアーランスレイン!」

炎を纏った槍が分裂し雨の様に降り注いだ。


「嬢!」

「クラリスさん!」


「大丈夫、手を出さないで」

槍を頭上で回転させてすべて撃ち落とした。


「こんな技で私をどうにかできると思って?」


「う、うるさい!俺に意見するなぁ!」


「もういいわ、あなたが裏切った人の高みの一部を見せてあげる」


「レッドの事を言っているのか?レッドは俺が殺したんだ!俺よりも下の奴の高みなんてたかが知れているだろ!」


「よく見ていなさい。これはあなたが最後に見る光景よ・・・OBP1開放、槍術秘奥義インドゥラーヴァ!」

雷と炎が混じりあい大きな渦となりケイに向かっていく。


「ひぃぃ・・・・・」

ケイと屋敷が跡形もなく消えていた。


「これで裏切り者はいなくなったわ。さぁ、みなさんレッドさんのもとへ向かいましょうか」


「「「はい!」」」


のんびり書いていきます。

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