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絶対にぜぇーーーーったい

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「って、なんでこうなるの?マルコ君?」


「あの、少し調子に乗って自慢していたら・・・」

練武場には300人程のスカウト組がって・・・全員来てんじゃないのか・・・


「おう、レッド!お呼ばれされたぜ!」


「マーベア君、呼んでないから・・・・」

それにこんなに沢山集まったら練習する場所すらないんだが・・・・


「洞窟の港広場も開放してあるから心配いらねーぜ!」

何で考えていることが分かるんだよ!お前は超能力者か!まぁ良いだろう・・・・


「分かったよ・・・。みんな聞いてくれ!マーベアを実験台に戦い方の基本をおさらいするからよく見ておくように」


「「「「はい」」」」


「え、あ、いや、まじで?」


「マーベア!四の五の言わずに、かかってこい!」


「はぁぁぁマジかよ。でも今までの俺だと思うなよぉーーー!」

マーベアが向かってくる。もう少しで間合いに入るとき

(リーズ!)

(はい!スリープ!)

見事眠ってくれたのでカウンターで殴ってあげることにした。


「ぐぶうぉぁ」

フゥースッキリ。


「皆さん、分かりましたか?分かった人は挙手!」

皆が手を挙げる。


「はい、マルコ君!」


「はい、対人戦は大会でもない限り1対1はほぼないので、孤立せずチーム単位で行動する事が大事ですか?」


「その通り!正解。次に行きましょう。月花ちゃん、マーベアを回復してくれる?」


「はい」


「聞いてねーぞ!レッド」


「1対1だなんて言われてもないし、言ってもいないよ。それにマーベアは戦場で言い訳するのか?」


「いや・・・でも練習だろ?」


「練習で出来ない事が戦場で出来るのか?」


「いや・・・・」


「俺はビャクエンとの戦闘で集中しすぎてミスをした。だから次はミスをしない。そうだろ?」


「そうよ、レッドの後ろは私達が守るわ」

「そっすよ」

「そうですわね」


「マーベア、次は1対1だ。かかってこい!」


「よっしゃ。今度こそ!」

雄たけびを上げて向かってくる。


「だーかーらー、しょっぱなから強攻撃は隙が多すぎなんだよ!」

強攻撃が発動する前にスタン攻撃を入れ、身動きが取れないマーベアを殴っとく。


「ぷぎゃぁぉーー」

ふぅースッキリ。


「はい、今ので分かったことがあります。わかった人挙手」


「「「「はい」」」」


「じゃぁ、ヴィレーン」


「はい、スキルのキャスト時間、リキャスト時間を考えて戦うことが重要ですか?」


「正解!さっきのマーベアの技が発動するのには2秒かかる。だから俺は0.5秒で発動するスタン技を入れた。盾で弾いても良かったが殴り・・・・」


「ちょ、おま、いま殴りたかったって言おうとしただろ?」

チッ、お前耳だけは良いな・・・


「そんなことはないぞ、マーベア!お手本にしてほしいと言おうと思っていたんだぜ?」


「だ、だよな。俺もそう思ってたぜ!」

馬鹿で良かった。いや、国王になる男が馬鹿だと困るでしょ・・・


「対人戦では、コンボは崩されるのが当たり前なので、チーム単位でスキルをしっかり覚えて戦うようにしてくれ」


「「「「有難うございます!」」」」


「各自チームで話し合って、チーム同士模擬戦をやると良いかもよ。スカウト組で優勝したチームと、雲の旅団のミリア隊と入れ替え戦って言うのもありかもな」

まぁ、Lv差があるからミリアが負けることはないけど、みんなのやる気が出ればね。


「「「「!!!!!!」」」」

急に辺りが殺気立つ。いや、そこまで殺気立ちますぅ?


「あら、スカウト組がやる気になったようだけれど、私に勝てると思って?私は絶対にぜぇーーーーったい負けないからね」


「フェミリア様・・・達が抜けてます」


「うるさい、シャルロッタ!あなた達が倒れても私一人で蹴散らすわよ!」


こうして急遽入れ替え戦が行われることになった。

まったく、今日入れて決行日まで3日しかないのに・・・・


のんびり書いていきます。

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