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燃えてきたっす!

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「ティア!こっちで間違いないんだな?」


「そうよぉ、間違いないわよぉ」


「シズク、何か見えるか?」


「うん、入り口見える。人影はない」

大部隊のためシズクの千里眼を頼りに慎重に進んだ。


「よし、スカウト組はここで待機。カインの開発した光学迷彩コテージでキャンプ準備をしてくれ。その間に俺たちは先にダンジョンを攻略する。レポートを確認後、順次突入してもらう」


「「「「了」」」」


「良し行くぞ」


「「「りょ」」」

レッド隊、ウィンド隊、フリーダム隊の31名で突入する。ここの適正Lvは90、俺たちのLvは80だった為、大事を取って31名で突入する。


<古代神殿>

ここも<地下迷宮>のような迷路のダンジョンだった。罠、転移床、回転床などすべて記録していく。敵は格上だったが数とOBPver1のおかげで問題なく倒すことが出来た。


「それにしてもOBP1は凄いわね」


「だろ、ミリア。ただしリチャージに時間かかるから、今後改良していかないとな」


「あんた何者よ・・・それにこれ奪われたらこっちがピンチになるんじゃない?」


「そこは、考えてあるよ。武具がすべて揃わないと機能しないようにロックがかかるようにしてあるんだ。だから、逆に武具のどれか一つでも破壊されたら使えないんだよ」


「それなら安心ね」

カイン、ウッドと魔力エンジンのコアパーツの出力を落として更に小型化して武器、防具に埋め込み作り上げたのがOBP1だった。魔力はコアパーツから供給されるので自身の魔力がなくなるデメリットは消えた。これによってLv差が10あっても何とかなった。


1日程でダンジョンの攻略が終わった。


「では、スカウト組は8チームに分かれてくれ。俺たちも8チームに分かれて合流する。安全にLv上げが出来ると判断したら、俺たちは次へ向かうが、みんなはここでLv上げを行っててくれ」


「「「了」」」


3日後、次のダンジョンへ向かうことにした。

「マーベア!こっちは任せたぞ」


「おう、任された!」


スカウト組を残し次のダンジョンへ向かった。

「ティア、次はこっちでいいのか?」


「うーん、95と100どっち行く?」

今までなら95を選んでいたが、OBP1のおかげで100まで行けるはずだ。


「100でしょ!」


「じゃぁ、こっちよぉ」

Lv100のダンジョンには見張りはいないと思うが、念のためシズクに確認してもらった。


「いないよ」

やっぱり。Lv90に到達している冒険者は存在しても、それ以上はいないと思っていたからだ。良くも悪くもオクタガーディアンがきちんと仕事をしていたのであろう。90以上を目指せばLv90以上のダンジョンに入らなければならない。その前にLvキャップ開放の為、英霊の間に行った時点で彼らに殺されてしまうはずだ。


<深淵の地下迷宮>


「よし、いつものように32名いや違うな・・・すまん31名最大戦力で行くぞ!メインがキャップ到達したら教えてくれ。時間が勿体ないので、そのまま転職を行う」


「「「りょ」」」


ダンジョンに入ると最初は拍子抜けだった。なぜならLv1の魔物が居たからだ。だが下層に進むにつれて魔物のLvが上がってきた。地下100階に到達すると適正Lv90の魔物だらけになった。更に下層に進み地下120階へ到達すると魔物のLvは98程度になった。


「この階でLv上げをしようか」


「「「「りょ」」」」

まだ下層への入り口はあったが、ここでLv上げを行うことにした。


2日目には全員がLv90に到達した。


「転職の間、俺が見張る」


「兄貴ぃ、ヒント無いっすか?」


「もう、お前たちは強い。それで充分だろ?」


「では、皆さんで競いません?嘘は駄目よ。順位に応じてポイント加算でどうかしら?」

リティスさんの発言に女子組のやる気が倍増した。


「ならシズクを押さえて私が再度1位に戻ることになるわね」


「サーラには負けない、絶対死守」


「あらあら、それに私も入っていいのかしら?」

「「「嬢!」」」


「あなたには3人の下僕がいるでしょ。それで我慢なさい」


「彼らにはロドル、ヨーケル、ヴィトという名前がありますわ。それに下僕ではなく親衛隊ですのよミリア」


「後期加入組は大変ですよね。ねぇリーズ?」


「月花の言う通り!後期組にはまだ負けませんから!」


「リズ・・・お前たちはそれでいいっすけど、俺には旨味が無いっすよ・・・」


「ウッド、乗り越えれば最強だぜ?ミンクちゃん喜ぶと思うよ。最強のウッドさん素敵!みたいな・・・?」


「うぉおーーー燃えてきたっす!」

素直でよろしい。でも気付ているか、リーズの冷たい視線・・・・・


俺の合図で開始らしいので

「よーい、ドン!」

さて最短は誰かな。始まった瞬間から時間の止まった世界で戦いが始まった。

そして始まった瞬間、皆が戻ってくる


「兄貴・・・辛かったっす・・・」


「え、どのくらいかかった?」


「1週間休憩なしっすよ・・・」


「でも最強のアサシンになれたんだろ?ミンクちゃんに報告しないとな」


「そっす!俺最強っす!うぉおおおーーー!」

いや女子組しらけてるし、特に妹さんがさぁ・・・まぁいいか。


「あら、ウィンド隊の皆さん、ウッドちゃんの時間聞いて顔色変わりましたけど・・・まさか、ねぇ?ちなみに私は4日と1時間ですわ」

リティスも頑張ったな。これでバトルマスターだな。


「シズク勝負よ!私は2日と4時間よ」


「サーラ、甘い。私3時間」


「うそ・・何で・・自信あったのに・・・」

シズクにはギフトもあったからな。サーラは次に頑張ればいいよって何の順位だよ!緊張感ゼロだろ。でもまぁこれが俺達だからしょうがないか。すげー居心地いいや。


そしてどうやら順位に変更はなかったようだ。


のんびり書いていきます。

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