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ぶっ潰す!

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「では、はじめましての方もいらっしゃると思うので自己紹介を。私がレッドです」


「えーっと、月花の村を救おうとしたところ死んでしまいまして、ここに居る大切な仲間が命がけで私を蘇生してくれました」

みんなを見渡す。


「そこで、皆様に直近で行うことを説明します。まずレッド隊、ウィンド隊、フリーダム隊を鍛え直します」


「これは私自身が証明してしまいました」


「それは、ケイが不意打ちをしたからですわ!いつもなら倒されることはなかったはずです」


「クラリスの言うことも尤もだと思う、が結果それでみんなを危険にさらしてしまった。今はみんなが無事だったから良いけれど、何か起きていたら発狂していたと思う」


「そこで、出来ることはやっておきたい。ビャクエンと同等かそれ以上のLvになってもらう。多分,彼はLv90のはずだ」

周りを見渡し、

「次に大事な事があります」

これだけは何としても絶対だ。


「ルルを助け出す!」

みんなが諦めの顔をしている。


「あーそれなんだが、いいか?」

マーベアが俺に発言確認をするので頷いた。


「ルルなんだが、あれは現バンドー国王の娘ルーテシアだわ。ルナマリア叔母さんの娘だ。つまり俺の従妹だな。シャギアが自分の王位の正当性を示すために連れて行ったのだろう」


「だから?」


「つまり、バンドー国と戦争でもするのかって事だ」


「あぁするさ!俺はルルと約束したんだよ!一緒にいるってな」


「でもよ、人手が足りないんじゃ・・・」


「それならば心配いりません。私どもがスカウトした冒険者が成長しております。フェミリア様にもお手伝いいただき現在表裏合わせて300名ほど在籍しております」

さすがモッチョ氏!頼りになるよ。ケイの事は不問にしないとな。


「300人では足らないと思っているだろうが、全員がビャクエンと同等の能力を持っていたらどうする?」


「そりゃ、あの爺さんと同じなら問題ないけどよぉ、出来んのかそんなに急に?」


「あぁ、出来るさ!これで人手不足の件は片付いたが、他に何かあるかマーベア?」


「それで勝ったとしてどうするんだ?王様にでもなるのか?」


「馬鹿か、そんな面倒な事はお前がやればいいだろうが。俺は自由な冒険者だ。好き勝手にみんなと冒険したいだけだよ」


「・・・・あんたって奴は・・・器がデカすぎだぜ」


「お前も俺と一緒に来るか?」


「い、良いのか!・・・いや、やめておくよ。俺には俺の役割があるからな・・・」


「だったら後継ぎが出来たら、お前も来いよ」


「ああ!分かった、その時は必ず!」


「ということで、全部隊を鍛え直しルルを助け出して、バンドー国をぶっ潰す」


「やっとあたしの出番よねぇ」

ティアだった


「うん、頼む。Lv90~100までのダンジョンを教えてくれるか?」


「あれ、ずいぶん丁寧ねぇマスター?」


「ティアには世話になったからな。ありがとうティターニア」


「え?そう?そうなの?何か名前間違っているけど・・・そうよ、すべてあたしのおかげよぉ。感謝しなさいよぉ」

ティアらしい。


「うんと、バンドーのアジトの南の方にそれらしいのが3つあるわよぉ。あとは近くに行けば分かるわよぉ」


「サンキュ。全員がLv90になればビャクエン以外に負ける理由がなくなる。ビャクエンは俺が倒すから手出し無用だ。それとクラリスは<地下迷宮>でスカウト部隊をLv80まで強化してくれ。そのあとバンドーで合流しよう」

みんなが頷く


「あ、それとお前も鍛え直しだからな?」

マーベアを指さす


「え、俺も?」


「当たり前だろ。弱い王様なんてかっこ悪いだろが」


「・・・ふぅ、まったくあんたって人は。わかったぜ、やってやるよ!」


「あと、救出した村の人たちは、申し訳ないけれどしばらくの間ここで生活してもらう」


「えぇ私達はモッチョさんのおかげで、何も不自由していないので問題ないですわ。それにしても月花ちゃんの想い人は素敵ね」

「そうだな、頼もしい限りじゃ」

「父さん、母さん!今はそんな事言ってる場合じゃないわよ!」

月花の顔が真っ赤である。

そうか、あの人達が月花の両親なのか。


「月花さんのご両親ですか。申し訳ありませんでした。私の慢心により月花さんを危険に晒してしまいました」


「気にすることはないよ。月花が冒険者になると言い出した時に覚悟はしているからの。君は燻って長い時を生きるのと、冒険者になって短い時を悔いなく生きるのと、どちらを選ぶ?」


「僕は、どちらも選びません。冒険者になって楽しく長く自由に生きますから」


「はははっ、一本取られたわ」

「ふふふ、そうね」


「「娘をよろしく頼みます」」


「任せて下さい」


「スカウト組が成長するまで時間がかかると思うから、俺はシズクとウッドと一緒にカインさんのところへ行く。シズクの目を診てもらうのと装備を作るためにね」

女子組から不満が・・・・・無いようなので安心安心。


「決行日は今日から40日後だ」


「「「りょうかい」」」


のんびり書いていきます。

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