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きみの好きな子。
ようやく理解した
きみが好きなのは私じゃなくて
私の隣の”あの子”なんだって
「好きでも嫌いでもないよ」と笑った
曖昧な関係を望むきみ
それなのに
夜中にメールや電話をしてきては
「今日会いたいな」
「今すぐ、会えないかな?
話がしたいんだ」
なんて、そんな事ばかりを言って来る
気持ちがないのに
どうして会いたがるんだろうって
思うのだけれど
少しでも必要とされるのが嬉しくて
つい会ってしまったりする
気持ちがないのはわかってる
それでもきみに必要とされたい
「馬鹿ね」と私は呟いて
イチゴを一粒かじって
涙を零した…