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なんで突然アノ人が降臨するの~!?(滝汗)

【作品のねらいと課題】

・誰にでも理解出来るよう、「小説仕立て」で解説。かつ謎解きを行う。

・テーマについてはきっちり辛口で扱う。

・ただしあくまで「コメディ」として仕上げる。エンターテインメント性を確保する。


【付記】

・原作には、1話毎のサブタイトルはありません。当サイトへの掲載の都合上、便宜的にテキトーなサブタイトルを付与してます。

・また適宜改行を入れていますが、これも原作にはありません。当サイトへの掲載の都合上、モバイルデバイスでの読み易さを考慮し便宜的に改行を挿入しているだけです。

 みんな同じこと言ってるんだよね。般教の経済学のレポートはヤバい、って。――


 桜が咲く頃、あたしは大学に入学した。その桜が散ったのって、まだほんのつい先日の事……って感じでしょ!?

 でも、ふと気が付けば、今や梅雨真っ只中。ホントにあっという間の話。


「まだ講義が始まったばかりだから、知識など二の次。独創性を重視する」

 と経済学のセンセは言っていたけれど、つまり本とかネットなんかからテキトーに文章を探してきて切り貼り……だとか、そんな小手先のテクじゃ切り抜けられないらしい。


「履修人数は多いのに、センセが全員分のレポートをちゃんと念入りに読んでいる」

 ってのがもっぱらの噂。んでもって激辛評価でバッサリ切り捨てられるんだとか。カンベンして欲しいよ、ホントに。


 うちの大学ってさ、規模が小さいからそもそもの講義数が少ない。なので一年生はほぼ全員、般教の経済学を履修してるの。他に選択の余地がない。

 だからみんなアタマ抱え込んでいるわけ。全員ガクブル状態。

「一年前期のヤマ場だ」

 と。――


 いや、独創性と言えば、わたくし、天野紗耶香さんの最も得意とするところなんですけどね。

 でも、あいにく経済学なんてさっぱりなんですよ、困ったことに。


 あたしは旧態依然の管理教育県宮崎の、県立高校普通科出身。なのでバイトの経験ひとつ無い。おまけに両親も結構うるさくて、県外の大学に行かせて貰えなかった。今時そんな話、信じられる!?

 仕方ないから市内のはずれにある大学に入ったんだけど、なんと両親から未だにバイトを禁止されてて……。大学生にもなって、あり得ないでしょ!? 箱入り娘じゃあるまいし。


 とまあ、そんな事情で実社会との接点に乏しく、だからこそ経済ってものがいまいちピンとこないわけでございますですのよ。大学生にもなって、ちょっと恥ずかしいんだけどね。わたくしセクシー系天才紗耶香さん唯一の、ウィークポイント。

 あ、いやいやツッコミはご無用に願います(笑)


(はあ、もう……)

 明日が経済学のレポート提出期限だというのに、どうにもイライラして作業に手が付かない。ひとりでボケてる場合じゃないんだってば。――

 いや、ボケの一つや二つも吐かないとやってらんないし。


 こういう時ってさ、その……大きな声では言えないんだけど、ほら、アレなんだよね。つまりいろいろと……ねえ。

 早い話が、まあ要するに……ムラムラする(汗)


 いやんっ、恥ずかしい!! 言わせないでよ。


 ってかレポートに全然集中できないじゃん。書いては消し書いては消し……の繰り返しで、この三○分で五行しか進んでない。

 そういえば、いにしえのかしこきお方も言ってたよね。全てのイライラはムラムラに通ず、って。いや言ってないか。あははは。


(仕方ない。ちょっとだけ……)


 あたしは教科書をひっくり返して机に伏せると、傍らのベッドに寝転がる。

 片手でTシャツの上から体を撫でつつ、片手をパ○ツに突っ込み、その……いわゆるアレをした。あはははナイショだよ(滝汗)


 声を出さないよう気を付けつつ、あちこち自ら巧みに撫で回し、手早くアレし続け、ササっとアレに達し大きくふぅ~っと息を吐いたその瞬間、ベッド脇に突然謎のおばさんが出現した。


「わぁっ!!」

 と声を上げそうになるのを必死で堪え、ずり下がったライムグリーンのパン○を慌てて引き上げた。

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