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僕の冒険はリアリティー  作者: たなかT
第一章 謎の世界
1/10

非現実

何個も何個もすみません。自分のなかで定まって無いんです。一話坊主にならないように頑張ります...

俺は中二の平凡な生徒だ。そう。平凡。俺も平凡に生きて平凡に人生を終わるんだと思ってた。だが違った。



あの日、事件は起きた。



ある日の事。いつものように学校を終えて帰り道を歩いていた。俺は一応テニス部に所属していたので、帰る頃には真っ暗だった。


「はぁ。今日も疲れたな。とっとと帰ってゲームでもするか。」


今日はちょっと近道をしようと思って、いつもは通らない道に入った。


その時。


横から走ってくるトラック。そしてそれに気づかない女の子。

なぜこんな時間に出歩いているんだと一瞬疑問に思ったが、そんなことはどうでもいい。あの女の子を助けないと!


体が勝手に動いた。俺は女の子目掛け走っていき、道の端へと押し出す。その反動で俺の体は止まった。ダメだ。引かれる。もう死ぬのか。一瞬悔いたが、俺は現実を受け止め目を閉じた。




「う、うぅ...」


「いたたたた」

身体中が痛い。目が開かない。耳も聞こえない。


そうか。遂に死んだのか.....



死んでも痛みはあるもんなんだな。



俺としてはもうちょっと楽しみたかったな~



あの子は助かったかな。



次第に痛みが引いていき、耳も聞こえるようになった。


目を開くと...そこは...


「なんだ.....これ...」


そこには美しい景色が広がっていた。どうやら森の中のようだ。

葉の隙間から光が差し込み、花も咲いていた。少し進むと湖も

あった。


「きれいだな~」


俺が景色に見とれていると、急に後ろから棒かなにかで思い切り殴られたような衝撃が走った。


「...ッ..!」


一瞬意識が飛びそうになった。だがなんとか意識を保ち、後ろを振り返る。するとそこにはヒトの形をしたなにかがいた。

見たことがない。こんなのが天国にはいるのかと思った。

すぐにそいつは次の攻撃へのモーションに入る。そいつが武器を振り上げた瞬間。緑色をした液体が飛び出してきた。


「大丈夫...?」


血まみれになったそいつの後ろには1人の少女がいた。同い年くらいだろうか。


「は、はい。大丈夫です。ありがとうございます。」


「この辺はよくゴブリンが出るから危ないわよ。それにあなた、武器の1つも持ってないじゃない。そんな状態でどうしてこんなところに来たのよ。」


助けられたけど説教された。しかしゴブリンと言うとあれか?よくゲームに出てくる雑魚キャラのあれか?


「すみません。僕何も分からないんです。」

「帰り道に女の子がトラックに引かれそうになってて、それを助けたらここに...あ、ここは天国ですか?」


「トラ...え?よく分かんないわ。それに、ここは天国なんかじゃないわよ。あなた夢を見てたんじゃないの?」


「夢なんかじゃ無いです。あり得ない話ですが、僕は多分転移してきたんだと思います。違う世界から。」


「てんい...は?もう!よく分かんない言葉使わないでよ!

それに違う世界って...」


「あくまで僕の推測ですが。」

「まあ、色々あっていま僕は何も分からない状態なんです。

この近くに町とかは無いですかね?」


「あなた、その格好でホントにこの森を出るつもりなの?」


「はい。」


「はぁ...あなた、ホントに何も知らないのね。今はゴブリンが単体行動してたから助かったけど、普通ゴブリンは群れで行動するの。一匹しか居ないようでも近くに仲間が潜んでる。単体ならさほど強くないけど、数匹でまとまってこられたらあんたなんて秒殺よ?」


「す、すみません...」


「はぁ、仕方ないから私が着いてってあげるわ。」


「え?でもただでさえ助けて貰ったのに、更に案内までしてもらうなんて...」


「今の説明、聞いてなかったの?あんた、すぐに死ぬわよ。」

「それに、あたしが好きで案内するんだから、迷惑なんかじゃないわよ。」


「あ、ありがとうございます」


「よし決まり。あたしリリア。」


「そう言えば、あなた名前はなんて言うの?」


彼方(かなた)です」


「そう。よろしくね、カナタ。」


「さ、すぐ近くの町に行きましょう。数分で着くわ。」


「ありがとうございます。案内までしてもらっちゃって。」


「い、いいのよ。ちょうど私もあの町には用があるしね。」


「そうですか。」


しばらく歩くと、町が見えてきた。


「あれよ。」


「リリアさんは町についたらすぐ出掛けるんですか?」


「いや、しばらく留まるわ。」


正直、リリアさんめっちゃかわいいすごい優しい。僕にはもっと一緒にいたいと言う感情が芽生えていた。町についたらお別れか.....残念だ.....


「そろそろ着くわよ」


「は、はい...」

なかなか力作の予感...?

そんなことは無いですかね。

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