幸せと謎の影
『総会、転生したら私達は行き先を指定出来ないし、君が会いにこない限り会えもしない。会おうと思ったら神像を創って祈ればここに来れるよ。』
「どんな神像でもいいのか?」
『出来れば私達に似ているものにして欲しいね。流石に不細工はいやだからね。』
とビスは肩を竦めながらそういった。
「好きな奴の姿を象った像をブサイクに作るわけがないじゃないか。精一杯似ているのを作るさ。」
『ナチュラルに愛を説かれると心に来るね。まぁありがとうだね。』
するとマキナが
『貴方に幸あらん事を。』
と言ってもキスをしてきた。
マキナの舌が口を蹂躙してくる。
何も考えれなかった。
『なっなぁぁぁああ!!』
なにかビスが叫んでいる気がするがそれがわからないほど俺は混乱していた。
『ん、これで私の加護をつけた。』
『別にキスをしなくても加護は付けれるじゃあないかぁあ!!』
『それは雰囲気作りとノリ?』
『ならばわたしもぉおお!』
まだぼーっとしてると今度はビスがキスをしてきた。けど表面だけのキスだったからかさっきよりは混乱せずに済んだ。
『私の加護もこれで付けたよ!』
ステータスを見ると確かに超越神と植物と緑の神の神の加護がついていた。
「マキナって植物と緑の神だったのか。」
『そう、だから髪が緑。神は司る物の象徴たる色が髪の色になる。姿形は変えれても髪の色は変えれない。帰れるのはそこのビス様だけ。』
と、マキナはねむそうな顔をしていった。
『初めて加護をさずけたからか眠くなってるね。やはり始めてはみんなこうなるんだね』
「どういう事だ?という事はビスは俺の他に加護をさずけた事があるのか?」
と俺が聞くとビスは首を振って
『私は全てが規格外だからね。そんなもの無力化できるよ。加護を与えたのは君が初めてだよ。』
と言った。
その時、俺の周りがひかり始めた。
『時間切れだね。転生の時間だよ。』
「ずいぶん唐突だな。まぁいいけど。」
『まぁ、次合う時がいつになるかは分からないけどまたね』
『またいらして下さいな』
『またあおー』
ビスが笑いながらまた会おうと言ってくれる
アレッタさんが微笑みながらまた来てと言ってくれる
マキナがまた会うと言ってくれる。
俺は幸せな気持ちでこう言った。
また会おうと
そして視界が光で見えなくなる。
意識は落ちていく。
落ちきる前、目の前に黒い何かが現れて、俺を抱きしめながらこう言った
《見つけた》と
今回は会話会話を開けてみました。
前までと今回どちらが読みやすかったでしょうか。
意見によって変えますのでどしどし意見をお送りください。