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チートに磨きがかかります!  作者: コトロテン
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話は唐突に

ビスの部屋は以外にも和風チックな作りだった。畳と座布団、更には掛け軸まで置いてある。中央には樹齢1000年は過ぎているであろう巨大な机が置いてある。部屋の大きさは修学旅行で行った20人ぐらいが雑魚寝できる部屋と同じくらいの大きさだった。

『さぁ、入って入って。』

「ここがビスの部屋か?」

『おや、私を名前で読んでくれるとは嬉しいね。そう、ここは私の部屋さ。広いとは思うけどね?』

『ビス様のお部屋なのですからこのぐらいの大きさ出なければいけません!』

「そんなに、偉いのか?」

『もちろんです。全ての世界と神を作り出した超越たる神なのですから。』

どうやらビスは神の中で一番偉い神らしい。

「そりゃ凄いな」

『そうだ!えらいのだ!だからほめるのだ!』

「アーソウスゴイデスネ」

『棒読み!?』

コロコロしゃべり方が変わるな、コイツ(幼女神)

『すわってよ、カップラーメンもおきたいんでしょ?』

「そうだったな。じゃあ遠慮なく。」

そう言ってちょうどビスの座る反対側に座ろうとしたのだが

『どこに座ろうとしておるこっちじゃ』

「え」

ビスはこっちこっちと手招きをして自分の横を指さした。

「別にここでも……」

『こっち』

「ここでも……」

『こっち』

「ここで……」

『こ・っ・ち・!!』

「アッハイ」

あまりにも強く言われるので仕方なくビスの隣に座ることになった。

決してビスの気配に怯えた訳では無い。な言ったら無いのです。いいね?

『さてとアレッタ、マキナ、貴女達も座りなさい。』

『失礼します。』

『すぴー……』

アレッタはビスの一つ飛ばして隣に、マキナはいつの間にか俺の横に座っていた。というか寝てる。

『さてと、これで詳しいお話ができるね?』

「詳しい話ってなんだ?」

『それはね?とてもとても君と私に関わりのある物の話をしなければならないね?』

「物?思い当たるのはないんだが。」

『そりゃあしらないだろうね?それはね魔法と呼ばれるものだよ。』

「魔法?あのお伽噺とかで出てくる火を出したり人を眠らせたりするあの?」

『そうそう。その魔法だよ。規模はちがうけどね。その魔法は君と私だけしか【持てない】んだよ。』

「持てない?どういう事だ?」

『その魔法は完全創造魔法と言うんだ。』

「それは凄いのか?」

『そりゃあ。凄いよ?まず前提として魔力がそこのアレッタが持つ魔力を五十億とすると』

「デカっ!?」

『最小の規模で5億はないと使うことすらできない。』

「最小で?マジか?」

『マジも大マジだよ。中位から上位となると平均で5千億は軽く必要だから。』

「ぶっ飛んでるな。その完全創造魔法とやらと俺とビスは何の関係が?」

『そこのアレッタはそれでも中位から上位の神なんだよ?』

『そうなんですよー』

『すぴーー……』

アレッタは照れたようにわらい、マキナは相変わらず寝てる……

「もう一度聞くが俺とその完全創造魔法とやらの関係は?」

『君と私の魔力は無限なんだよ。これは私を除いているはずが無いんだ。』

「無限?際限なくあるって事か?それにいるはずが無いってどういう意味だ?」

『まぁ私は超越たる神だから無限の魔力を持つのは当たり前みたいなものなんだけど、どういう訳かたまに物凄い魔力を持つ奴が生まれるんだ。前に生まれたのは200年前だったかな、たしか500万程の魔力を持っていたよ。けどね?無限というのはおかし過ぎるんだよ。』

「俺に言われても知らないし。」

『そのとおりだね?けど君が生まれてその魔力が観測された時はもうこの天界はすごい騒ぎだったんだよ?そして私が君を一目見てこの子は私の夫になるに足りる人だと直感したんだ。』

「いきなりだな」

どうやら俺は一目惚れされたらしい。

『未だに君がこれほどの力を持つ原因は見つかってないし理由もわからないんだけどね』

「ビスは凄い神様なんだろ?わからないのか?」

『うん。同等の力だからかな?隠蔽されてるようなんだ。おそらく無意識に隠してるんだと思うよ。』

「俺が隠している?」

『うん。無意識にね?』

どうやら俺はその原因を隠しているらしい。

『まぁその原因はあとあと暴いていくとして』

「うん?」

『本来ならもうそんなこと「おい」は置いておいて結婚しよう……と言いたいが残念ながら今はできないんだよね』

「いきなり話を飛ばされたな。そもそも結婚するっていってないぞ。」

『嫌なのかい?これほどきれいな娘が手にはいるというのにかい?』

「自分の姿を思い出してみろ。」

『絶世のび「幼女」……』

「流石に無理と言いざる負えない。」

『ならこれならどおだい?』

そう言うと光り始めたと思ったらそこにはビスが美女になって座っていた。成長したらこうなるんだろうなと思う感じだった。

『これなら問題ないでしょ?』

「体の成長自由なのか?」

『神だからね!』

「そうか。」

『それだけ!?』

「いや。何言うべきか?」

『そりゃあもちろん!』

「じゃあまな板」

『あんなのは脂肪のかたま……ってそこじゃない!そこじゃないよ!それに胸のサイズも自由だから!』

『ねぇねぇビス様。』

『フーッフーッ……ん?なにマキナ?』

いつの間にか起きてるマキナがビスに物申すようだ

『ねぇねぇ名前は?』

「俺か?俺は終始 無名と言うんだ。変な名前だと思うだろ。」

『ううん。べつに。』

思った以上にリアクションがない。笑ったりもしないようで安心した。

『ねぇ、終始、』

「ん?なんだ。」

『貴方が欲しい』

「『『はぁっ!?』』」



いきなりの魔法あるよ発言に告白、

そしてやっと主人公の名前が出せました。

よかった………


次の話は今日か明日にだします!

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