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君との世界  作者: 雪の娘
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恋じゃない


恋じゃないんだ


貴方はそう言った



貴方は優しくて寂しがりや



一緒にいて欲しいんだ


貴方は私にそうわがままを言った


私は貴方の友達でもなく


私は貴方の家族でもなく


私は貴方の恋人でもなかった



貴方は私にわがままを言った


叶えられないわがままもあった


それでも貴方がわがままを言えてよかったと思う


一人で立つのは辛いことだから



貴方は私にキスして欲しいと言った


本当は駄目だってわかっていたのよ


でも貴方の望みを叶えたかった


私のこの気持ちも恋じゃなかったのだろう


それでも私と貴方はキスをした


私と貴方は抱きしめあった



貴方はこの気持ちが恋じゃない事を謝った


私はこの気持ちが恋じゃない事を謝らなかった



恋じゃないんだ


貴方は言った


恋じゃないけど私が必要だと言った


貴方にも私にもきっとそれで十分だったんだと思う



貴方は私の前で泣いた


貴方は私の前で怒った


貴方は私の前で弱っていった



恋人になれたらよかった


貴方がそう言うから恋人になってあげようかって言ったら


上から言うなって怒られた


貴方はお母さんに私を恋人だと紹介した


私は否定しなかった


貴方の嘘はお母さんの為だから


私は貴方の嘘を一緒についた



恋じゃないんだ


貴方はそう言っていたのに


貴方の最後の手紙には


最後に恋が出来てよかったそう書いてあった



これは貴方の最後の嘘


これは貴方の最後の真実


私にはわからない



私は思うの


恋以上だった


愛未満だった




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