3年間
「じいちゃんっ!」
乱鬼の祖父は生きていたようだ。
「この、クソガキ!!!!!!!!!」
「いでっ!」
ヨボヨボ爺さんとは思えないぐらいの一撃を乱鬼は喰らった。まぁ当然のことだが。
「一体どこに行っとんたんじゃ!みんな心配していたんじゃぞ。」
「山菜採りに行ったかと思って。」
「ばかたれ。わしは今日の朝言っておったじゃろ、病院に行くと。」
「へっ?」
(そういえばそんなこと言っていたような?言っていなかったような?)
「その顔は忘れている顔じゃな。全く誰に似たんだか。やはりわしの娘か?まぁどうでもいいか。」
「ははっ。」
乱鬼は祖父と謝罪周りをしたあと、アルバトロスのところに行った。
「どうもすいません。うちの孫が。」
「いやぁ大丈夫ですよ。俺がお人好しなだけですから。そんなことより、お爺さん。」
アルバトロスは、乱鬼の祖父の目をしっかりと見ている。
「なんじゃ?」
「あなた、キャラバン職人の神木ですよね?」
「そうじゃが、何か?」
アルバトロスは喜んだ。
「よし!俺のキャラバンのトロイ号を修理してくれませんかね?長旅でボロボロになっちゃって?」
祖父は返事をした。
「まぁお返しとしてはいいが、腕はなまってしまっておる。この損傷度、そして特別サービスを含めると約3年はかかるぞい。それでもいいか?」
アルバトロスは、少し考えて答えを出した。
「特別サービスがあるなら喜んで、ですが、乱鬼をうちに3年間預けてくれませんかね?」
アルバトロスは立ったまま寝ている少年を見て祖父に聞いた。
「なんでじゃ?」
「こいつは、武闘家の卵です。俺実は弟子に憧れていたんですよ。」
祖父はニット笑って答えを返した。
「このクソガキも武闘家になりたいと言っておったからな。誰に似たかわわからんが、まぁいいじゃろう。」
祖父は快諾した。