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ネコネコパニック  作者: アギト
4/4

買い物

今日は最高に良い天気!

チェロにとって、初めてのショッピング&ドライブ!

こう見えて、私はゴールド免許を持っている優良ドライバーなのだ!

「ねぇ、何処に行くの?」

「さて、何処に行こうかな♪」

チェロは初めて乗る車に少し怯えながらシートベルトをしてナビをいじっている私に話かける。

私は、この前隣町に新装開店したデパートを思いだしそこに目的地を合わせ走り出す。

チェロは少しでも落ち着こうと窓の外の景色を静かに見ていた。

「そう言えば、チェロて服や靴などそんなにないからいっぱい買わないとね♪」

「私、お金ない・・・・」

「大丈夫!いつも、家の事をやってくれてるから私が買ってあげる」

「本当♪」

「うん!その代わり、これからもよろしくね♪」

「うん、ご主人ありがとう♪」

満面の笑みを浮かべたチェロは鼻歌を歌いながら、大人しく座っていた!

デパートに着くと、凄い人の数!

チェロはあまりの人の多さに怯えてしまい、私の腕にしがみついていた!

「チェロ、さすがに歩きにくいよ!」

「・・・・」

そう言うと、チェロは私の服を少しだけ持ち後ろを着いてきた。

「さてと、チェロの服と靴を探しに行こう♪」

「うん!」

私たちは、3階の服売り場まで上がりチェロに合う服を探した。

(年齢は10才、スタイルは年並み、身長は145㎝)

「ねぇ、チェロ?これなんかどうかな♪」

「ご主人が、選んでくれるなら何でもいいよ♪」

チェロはまだ緊張しているみたいで店の外にある椅子に座っていて、私は買い物はかごに服を入れたまにチェロに試着させて全部で6点購入して次は靴やだ!

「チェロ、今度は店の中に来てね♪」

「う・・うん」

「靴は試し履きしないといけないから♪」

「・・・・」

周りがうるさいのか、チェロの返事は聞こえないけど、頭を振っているのでチェロの頭を軽く撫でる

靴屋のに着き、店の中に入りチェロを店の中にある椅子に座らし何点か持ってチェロの元に持って行って履かす。

先ほど、買った服とのバランス等を考えて二つほど購入!

「さてと、お腹空いたね♪」

「うん、けどお昼の準備してないから帰ってもすぐに出せない!」

「大丈夫、ここで食べるから♪」

「・・・・」

「今日は遠くまで買い物に来てるから、ここでお昼の食べよう」

チェロはお昼は家で食べると思っていたらしく、準備が出来ていない事に落ち込むが、このデパートで食べると聞いて一安心する

「チェロは何食べたい?」

「ご主人が食べたい物なら何でも」

「じゃあ、チェロの手作りご飯!」

「・・・・・・・・」

「冗談だよ!けど、何でも私に合わす必要ないよ!チェロの食べたい物を言って♪」

「じゃあ、ラーメンと言う物を食べてみたい」

この前、テレビでラーメン番組がありそれを見ていて食べたくなったのだろう

「じゃあ、ラーメン屋に行こう♪」

私たちは4階に行き、ラーメン屋を見つけて中に入る

中に入り、テーブルに座ると店の方が水を持って来て、注文を聞いてくる

チェロはメニュー表とにらめっこをしていて、決まったのかメニュー表を置いた

「チェロ、決まった?」

「うん♪」

「何かな?」

「チャーシューラーメン♪」

「すいません、チャーシューラーメン二つ」

「え、ご主人まだ見てないのに!」

「チェロが探して決めた物をだから美味しいに決まってる、だから、私は同じものにした♪」

チェロはメニュー表を一人で見ていた事に後悔したけど、ご主人の言葉に嬉しくなった。

数分後、チャーシューラーメンが届き食べる

(見た目はコッテリだけど、スープはあっさりで麺にもほのかな味があるがスープと良く絡む、チャーシューは柔らかいしちゃんと味付けが出来ているが周りとのバランスが絶妙で文句のつけようがない)

などと、勝手にラーメンの評論をしながら食べる

「なるほど!」

「どうしたの?」

「このラーメンなら、作れるかもしれない♪」

「本当に?」

「うん!何処かにメモないかな?」

チェロは一口食べてはメモを書いていく!

「これ、揃えたら作れるよ♪」

「どれどれ、なんかいっぱい書いてるね♪」

「うん、材料と私なりの工程も書いてみた♪」

「そうなんだ!今度、作って食べさせて♪」

「うん♪」

そんなやり取りをしていると厨房の奥から一人の男の人が近づいてきて

「メモを見せてもらえますか?」

「はい♪」

チェロは自信ありげに、その人に見せる

「お嬢ちゃん凄いね、工程は少し間違っているけど、材料は正解だよ、それも隠し味まで当てるとはたいしたもんだ!」

「本当に、良かった♪」

チェロは自分が凄い事をしたのに気付いてないのか、軽く笑った。

「お嬢ちゃんの舌には神さまでも宿っているのかな?将来一流のコックになれるぞ」

「良かった、これでご主人に美味しい物をどんどん作れる♪」

「良いものを見せてもらった♪今日のラーメンはサービスだ!」

「本当に、ありがとうございます♪」

店の男の人はそう言うと唐揚げ、餃子を私たちのテーブルに置きこれもサービスだお嬢ちゃんの料理勉強の足しにしてくれと言って厨房に帰って行った。

チェロは唐揚げや餃子を食べながらメモを取りに、今度の夜ご飯に作ってくれるみたいだ。

「ご馳走さまでした♪」

さすがに食べ過ぎたのか、お腹がパンパンになっていた。

サービスだと言われたが一応、支払いに行くと本当に無料になっていた。

「チェロのお陰で得しちゃった♪」

「ご主人が喜んでくれると、私も嬉しい♪」

「さてと、帰ろうか!」

「うん」

時間は14時だ、チェロが人間姿になって6時間だ

急いで車に着くと同時にチェロは猫の姿になってしまった。

帰りは、念のためにゲージに入ってもらい安全運転で家に帰る

家に着くと、荷物を適当に置いたまま寝てしまい気が付くと夜の6時になっていたので、冷蔵庫にあったいざと言うとき用のチェロお手製のハンバーグをレンジで温めて食べた!

チェロは疲れたのか家に着いて直ぐに夢の中でそれから朝まで起きなかった。

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