登場人物
第16話までの登場人物の紹介です。
抜けている人物が居ると思われますが、気付き次第追記していきたいと思います。
また、簡単な紹介なのでその辺りはご了承下さい。
日本
鈴木 友平
日本国内閣総理大臣として転移後の日本を牽引する。
必要とあらば強引な手法を躊躇いなくとる事から日本国内での反対勢力から「独裁者」と呼ばれる。
阿部 忠勝
日本国経済産業大臣。
鈴木の指示による転移に備えてのエネルギー資源確保、並びに転移後の資源配分などで政権を支える縁の下の力持ち。
あまり表に出てこないが彼の奮闘なくして日本は成り立たないほど。
伊達 正行
日本国内閣官房長官であり、鈴木とは長い親交がある。
政界におけるタカ派筆頭とまでいわれるだけあり、かなり過激な言動をするものの、日本に不利益を与える様な真似はしない。
日本の転移に伴う鈴木の苦労と覚悟に自らも共に背負う腹積もりのある古風な人柄を持つ。
橋波 秀昭
元日本国外務大臣として鈴木の内閣に名を連ねていたが、非常時における能力不足から外務大臣を更迭された。
平時であるなら事なかれ主義もあり波風立てない穏便な外交が期待できたが、転移と言う状況下では逆に足かせになってしまった。
加藤 友道
橋波の後任として日本国外務大臣に就任したばかり。
特別有能ではないが、自らの役割を理解し行動する。
伊庭 亮治
日本国防衛大臣として鈴木の補佐を努める。
冷静な人物で自衛隊の行動に制約をかけない様に動くことから国内では伊達の同類に見られている。
軍事的衝突が多く起こり易い異世界においては鈴木の強力な軍事的頭脳と言える。
北野 武
日本国外務省の職員。
一応大使、総領事を経験した外交畑の猛者。
外交だけでなく内政にも能力を惜しみなく発揮するが、日本の利益の為にはどんな事でも平気でやる冷徹な一面も併せ持つ。
ホードラー、アルトリアの統括行政長官として東奔西走しているが、本人としては後任を育て上げる事が地味な悩みになっている。
高橋 政信
日本国陸上自衛隊調査派遣隊第1陣としてアルトリアに来たが、戦後日本の自衛隊として異世界初の実戦を行うことになった。
その後、事ある毎に厄介ごとを巻かされている故に、自衛隊内では最も実戦経験豊富な人材となった。
井上 康二
日本国陸上自衛隊所属で高橋の同期。
お調子者ではあるが高橋と共に初の実戦、そして各地で多数の実戦を重ねる。
伊藤 重信
日本国陸上自衛隊所属で元レノン方面隊指揮官。
ベサリウス領における難民対策としての活動をしていたものの、部下に多数の死傷者を出したことから更迭された。
もっとも、日本が異世界に転移してからは多数の実績を挙げていることから、復帰の声が根強い。
間宮 勇次
伊藤の後任として派遣された現レノン方面隊指揮官。
基本的に後方支援を仕事にしてきたが、荒事にも対応できる現場向きの人物。
異世界(日本協力側)
アイン
各地を渡り歩く冒険者だったが、ちょっとした事から日本の協力者となった青年。
剣の腕前は相当なもの。
現在はホードラー地区にて治安警備隊で働いている。
シャイン
アインの幼馴染で魔術師。
深い知識でアインを引っ張っていたが、アイン共々日本の協力者となる。
現在はアルトリアの避難民の子供に勉強を教えている。
ミューリ
アイン、シャインの仲間で情報収集を役割にもつ。
異世界では最大宗教のファマティー教を信仰してないことから異端者として追われた村出身。
その村からの避難民を受け入れてくれた日本に積極的に強力している。
高橋たちと共に行動する機会が多い。
ラーク・カドミック
元ホードラー王国の元子爵。
日本との戦争では先陣を切った将であったが、日本の強力な戦力を前に敗退。続く本体と共に総攻撃にも参加したが結局破れ捕虜になった。
早い段階で日本と協力関係を築く必要性に気付いたものの、王国滅亡と言う憂き目に会う。
それでも日本と敵対は愚かとして日本の協力者になる。
カトレーア・フィン・ホードラー
元ホードラー王国の王女だが、ファマティー教の関係から王位継承権は持たない。
ファマティー教の信者ではあるが過激な異端者弾圧は好んで居なかった。
王国滅亡時、民衆を捨てて避難出来ずにレノンにて日本に全面降伏し、日本の監督下におかれる。
王家の血を引く重要人物だが、日本の法ではそれを理由に区別できない為、一般人として比較的自由で気楽な生活を送れている。
その立場から北野は彼女を無視できない。
アーヴァイン
アルトリアの大森林に住まうエルフ第7氏族の代表。
行き違いから日本と戦争寸前になるが、北野や高橋との話からこれを回避するのに一役買った。
今ではエルフの国を立ち上げる大役を担っている。
日本の良き理解者であり協力者。
異世界(反日本)
ロシュアン
大陸最大宗教であるファマティー教の枢機卿で教団のナンバー2。
謀略と策略を張り巡らし教皇を凌ぐ権力を持つ。
日本と異端の存在がファマティー教の権威を失墜させかねないと考え、日本を打ち倒すための活動を始める。
表向きは慈愛と理解ある聖職者の仮面をかぶるが、内面は権益と異端に対する蔑視が強い。
カーン・クラリアン
ファマティー教の高司祭で王国滅亡後のホードラーにおけるファマティー教最高権力者として暗躍する。
しかし、武装蜂起に失敗し日本に捕らわれる。
現在は裁判を待つ身。
ミラ・カーマイン
ファマティー教司祭でカーンの部下。
表向きは一般の司祭と変わらないが、堕落した教団と、教団に都合の良い聖書解釈に嫌気を持つ。
その事から本来あるべき旧聖書の教えを研究するファマティー教に取って異端者たる人物。
日本の多種多様な宗教観に宗教のあるべき道は何なのか?と思考する。
現在は日本に捕らわれ裁判を待つ身。
その他
アウル・ベサリウス
元ホードラー王国の男爵でベサリウス領の領主。
勇猛にして緻密な知略を持つ文武両道の武人。
王国滅亡後もホードラー王国男爵を名乗り義を立てるが、王国滅亡による王国西方の群雄割拠状態により今後に頭を悩ましている。
ザハン・バジル
元ホードラー王国の子爵で王国滅亡後は独立しバジル王国を建国した野心家。
自領の南にあるベサリウス領侵攻を目論む。
ガリウス・ザッハトール
ザハンの配下でありバジル王国の将軍。
ベサリウス領と日本ホードラー地区レノン市の境にある難民キャンプを襲撃し自衛隊に多数の死傷者を出した張本人。
しかし、伊藤の逆襲にあい無残な最期を迎える。