004
ねず公め、ちくしょう勝手に動きやがって！まさかそっちに走る者が出るとは………壁の花ならぬ壁のねず公か……
ねず公「ちゅちゅ、ちゅー！？(なにを言ってるんだこの作者は。あ、私は弱気責めを推します)」(＞＜)ノ
『プレイ時間が六時間を超えたので、ログインボーナスを取得します。』
ん？なんだ、なんだ？ログインボーナスって何？
あ、前に翼がログインボーナスうめぇぇぇ、って言ってたような……学校の講堂で叫んでたから周囲の人達が残念な目つきで翼を眺めてたのを覚えてる。
◆9周年記念イベントログインボーナス
1／31日
◆VRバージョン限定ログインボーナス
１／31日
◆魔物限定イベントログインボーナス
１／31日
◆魔物通常ログインボーナス
１／31日
◆初心者限定ログインボーナス
１／7日
◆通常ログインボーナス
１／7日 １／31日
えっと、さ、俺初心者だからここまで多すぎると……なぁ。何が何やらわからなくなりそうで怖い。
じゃ手に入ったものから確認しておくか。
ランダムボックス☆4×5
ランダムボックス☆3×10
ランダム強化スクロール×10
ランダム強化スクロール×5
星晶石×110
上から9周年イベント、VR限定、魔物、初心者限定、通常となっている。
※ランダムボックス☆4
星4 レア度紫迄のアイテムから武器防具、人、魔物迄何が出るかわからないボックス。
＊ランダムボックス☆3
星3レア度青までのアイテムから武器防具、人、魔物迄何が出るかわからないボックス。
※ランダム強化スクロール☆4×10
武器、防具、魔物のいずれかのレベルを上げるスクロール。☆4以下に対応。
※ランダム強化スクロール×5
武器、防具、魔物のいずれかのレベルを上げるスクロール。全レア度に対応。
星晶石×110
最低100個でガチャを引ける。
う？うん？！これってソシャゲとかで貰える奴だよね。なんか腑に落ちないんだけどゲーム間違えてませんか？
ま、使わないけどね。ログボチートとか性に合わんし皆使ってるんだとしても、後々使い道が分かってから使った方が良い気がするのだ。
なにより先輩と話すネタにもなるしね。
「それに俺には探求がある。以前の俺とは違うぜ。何せ探求さんは助手さんにアップグレードしたのだ」
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評価:最弱
最弱とは最も弱き者に与えられる言葉。道端の石と比べても良い勝負である。生きとし生ける者達の中で最弱なのだ。
特性『探求』
+[鑑定眼][中級検索][劣等千里眼][未来予測][サポートセンター][助手][スキル促進ex]
[ ]はロックされています
スキル:吸収(1)、毒霧(3)、麻痺沼(3)、催眠ガス(10)
耐性スキル:全属性耐性(極)、完全耐性:風、闇
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みるが良い！！この評価……を……史上最弱から最弱になっただけじゃねえかよ！！え？マジですか？！催眠ガスレベル10とかなんですよ？それでもこの評価？はぁ……辛い。
ぷかぷか〜
はっ、そうだ！翼との待ち合わせ時間とっくに過ぎてる。翼と約束した時間は8時半に第一の街広場で待ち合わせだった。
やばい。ここは一体何処なんだ？？第一の街は、プレイヤーと魔物何方もポップする近い位置にある。だから、、、此処から街までの距離は近くであるはずなのだが、いかんせん移動ペースが遅い為時間を食ってしまった。
既に夜の帳は下りた。今現在俺は湖にいる。湖から第一の街までの距離はマッピングされていない地図だと分からない。
空の三日月が湖と照らし合わされ蒼く光る湖が一瞬紅く煌めいた。
ふぁっ？！なになになになに？？何が起きるんだ？
『プレイヤーYuuがユニーククエストex≪月下城への招待≫を発現しました。』
『プレイヤーYuuは無限の間へワープします』
湖から城が勢いよく生えてきて、地面が揺れ亀裂が入る。
ぽよーん。と良い音がして、吹き飛ばされてアナウンスが響いた。
『プレイヤーYuuの死亡回数が100を超えました。称号≪自殺志願者≫を手に入れました。
称号:自殺志願者
現実で何か思い悩んでいないでしょうか。直ぐにログアウトして良い医者に見てもらいましょう
効果:1度死ぬ度に10回死んだ効果を得る。
取得条件:ログインして12時間以内に100回死亡する。
『プレイヤーYuuは死亡しました。リスポーンを無限の間に設定されました。リスポーンまで10…………9………8………7
いやいや、、自殺志願者って……
あぁ、俺は何度死んだら気が澄むのでしょうか。すむも何も死にたくないんだけどね。スライムだから痛みとかないし死んでるって感覚が薄いんだよねー。死んでゲームが進むなら俺は何度だって死ぬぜ！！ヽ(；▽；)
『プレイヤーで初めて無限の間に踏み入れたので称号:無限の間の主を手に入れました。
『プレイヤーで初めて月下城を発現したので称号:月下城の主(仮)を手に入れました。
称号:無限の間の主
エキストラダンジョン無限の○○のステージを上限なく挑戦でき、無限の間のマスター権限を握る
取得条件:無限の間をプレイヤーで初めて発現
称号:月下城の主(仮)
月下城への招待を待つ者が居る。が故に仮の主である。効果はまだない。
取得条件:月下城発現条件をクリア
・三日月の湖に六時間滞在
・湖に夜間に滞在
・湖に三日月の日に滞在
・湖に三日月の形を合わせる』
ふぁっ？！こ、今度は何？？いつの間にか大きな城の主になってるんだけど……この道場が無限の間なのかな……
今俺は木製の家屋に居る。正面に暖簾が幾つかあって、経験、素材、星昌、真・無限の間と達筆で書いてあった。
更に奥に行くと、大きな赤い鳥居があって月下城入り口と書いてある。
うん。ちょっと道を間違えたみたいだな。よし、帰ろう！！お邪魔しましたー
と、回れ右して帰ろうとした所、後ろには何やら見覚えのある……………鼠。
ねず公で溢れていた。
「……………」(o.o)))ササッ
「………………」ノ((o.o))ノ(>_>)ギャ
「…………………」(((o.o)ササッ
「……………………」ノ((o.o))ノ(>_>)ウゥ
いや、帰して？ね？ねず公？。゜(゜´Д｀゜)゜。
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ちょっと待ってください<(o.o)ノガシッ
そこの
ログボうめぇぇぇwwと思った方、
アイテムはよ使えと思った方、
ねず公乙ww
主人公帰っちゃダメーー！！
と思った方は是非是非感想、レビュー、ブグマ、評価待ってます。
