010死にすぎなスライムは死なないスライムにジョブチェンジするようですよ？
『プレイヤーネームyuuは死亡しました。プレイヤーネームyuuは死亡しました。プレイヤーネームyuuは死亡しました。プレイヤーネームyuuは死亡しました。プレイヤーネームyuuは死亡しました。プレイヤーネームyuuは死亡しました。プレイヤーネームyuuは死亡しました。…………
ふぁっ？？？な、何があったんだ？
確か昨日ログアウトした時は、ねず公に囲まれてログアウトしたのだが別段変なことはなかった。
おかしい。何故俺は+900回も死んでるんだ？
あれか？ログアウトしてる間に何があったとか………
『特性探求によりますと、セーフティエリアにいやいなかった為に魔物に襲われて死亡いたしました。次回ログアウト時はセーフティエリアにてログアウトしましょう。死にますよ？』
死にますよ？じゃねぇえええ！！なんだこの意地悪な設計は……確かにゲームのヘルプに書いてあったよ。ログアウトはセーフティエリアにて行いましょうって……くそぅ……基本的なことが抜け落ちていたって事か………
『あと、死亡回数は999回です。今のところゲーム内トップランカーですね。おめでとうございます』
死んだ回数がトップで何が嬉しいんだよ………まぁ、普通にプレイしてたらこんなに死ぬことなんてないんだろうけどさ。もうちょっと特典とかほしいよね。古龍さんが爆誕するとかじゃなくてもっとまともなのが。
『通常ゲームプレイ出来るだけありがたいと思いましょう。こんなにも死んでいるプレイヤーは貴方だけですので』
？？今気づいたけど今日は探求さん饒舌だなぁ。
『貴方のプレイヤーレベルが一向にが上がらない為、こうして、サポートセンターの特性がアンロックされたのですよ』
ふぁっ？？！サポートセンターって特性探求に+でロックされてた項目だよね？
『はいそうです』
あ、どもです。いや、でも、そうなるとちょっと緊張しちゃうね。これからはもう気軽に死ねないや
『普通は死ぬとしても数回なのですが………』
あ、憐れまないで！俺だって死にたくて死んでる訳じゃないんだしさー！
『ふふふ、きっと良い事ありますよ。では、私はこれにて。今後もサポートセンターをどうぞよろしくお願いします。』
あ、逝っちゃった。うーん。死ななきゃ良いんでしょ？そんなら簡単じゃん、えーっとあれをこうして、それをそうして、こうこうこうゆうーりゆうでこれをこうしたらはい！完成！ゴブリン戦隊フルカラー版だよ！！！
ゴブリン、ゴブリンファイター、ゴブリンナイト、ゴブリンメイジ、ゴブリンヒーラーの5体が合わさってできたゴブリン戦隊。今あるモンスの中で一番強いSRキャラが2体入っている為余裕で第二第三の街でも通用するレベルのモンスだ。
『ゴブリン Lv.6
R Atk+24 Rank.1
ゴブリンファイター Lv.12
R Atk+145 Rank.2
ゴブリンナイト Lv.10
SR Atk+211 Rank.3
ゴブリンメイジ Lv.9
R INT+145 Rank.2
ゴブリンヒーラー Lv.14
SR INT+215 Rank.3』
この戦隊を護衛役としておいとけばなんと、古龍さんの力入らず？で戦闘できるのだ。
こんなに素晴らしいことはこれ以降………ありそうだからテンション下げようか……
だから、向かうところに敵なし！そう、緊急時にねず公が現れない限りは。………怖い事言うなよ。ねず公だって分かってくれるさ。
こんな重要な局面、1000回目の死を遂げまいと頑張ってる俺に対して………ねぇ？まぁ、心配はないよね。本当だよ？
ちゅ？
ぎゃああぁあああ！！く、くるな！俺は今最強なんだ！くるなぁあー！！！あっ
『高高高高高高高高高高高高高高度に突き飛ばされたため死亡ダメージに到達しました。
アドバイス:ねず公は危険です。倒すことはできないので極力ねず公から逃げましょう。』
『死亡回数が1000回目を超えました。特性探求、及びサポートセンターの能力により特性:不死を取得しました。
GMからメッセージが来ています。。
お前、死に過ぎ。その能力があれば死ななくなるはずだから暫くはそれで耐えてろ。無駄な仕事増やしやがってよぉ。『あ、GM今の音入ってます！』あ？まじ？マイク切っとけよ……
以上がGMからいただきましたメッセージです。返答は何かありますか？』
「ええと、ゲーム作ってくれてありがとう！でもね、それとこれとは話が別で、なんで俺をスライムにしやがったあぁぁぁあ！！」
一生分の気力を使い果たしたかもしれん。だってそれくらいスライムになったことを悔やんでるんだもん。何だよ1000回死亡って。病院行こうかな………
「ちゅ！」
「慰めてくれるのか？ねず公ぅうう」
「ちゅちゅ！」( ´∀｀)
「…………」
「ちゅーちゅちゅちゅ」(о´∀`о)
「くそーーー！笑ってんじゃねぇええええええええ！！」
