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東方無月才花譚~A Flower of Malevolence Planted in Another World~  作者: たると林檎
異変の始まりは幻想郷の端っこから
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第五話 不穏な影

魔「ーー『恋符 マスタースパーク』!!」


魔理沙の手に持っているものが光り始めた。

…これはまずそうだ。

俺は全力で走って魔理沙の前から逃げた。

そのときだった。

直撃は避けられたが横からの轟音と衝撃波により、俺の体は吹き飛ばされた。


麦「がっ…は…!ゲホッ、ケホッ…」


…ここはどこだ、どこまで飛ばされた…?

どうやら、後ろの桜の木まで吹き飛ばされているようだ。

…遠くから魔理沙が迫っている。


魔「来ないなら、こっちから行くぜ。」


…おかしい。

魔理沙がどれだけ弾幕ごっこが好きでも、こんなになっている人にさっきのスペカは使わないはずだ。

不意に、視界がぼやける。

――不明な力を検知しました。正体を明らかにします。――

…?なんだ…?

そう思ったときだった。

――魔理沙の後ろになにか…見える…?

千里眼鏡が異変を感知して正体を明らかにしてくれたようだ。

あれは…狐の耳と尻尾?。

つまり魔理沙は…化かされている?

そう思えば今の行動にも納得が行く。

しかし、そんなことを考えていたせいで魔理沙はもうマスタースパークを撃つ準備が出来ていた。


魔「そのまま…やられてくれ。」


魔理沙の顔が笑顔で歪む。

…あれはもう魔理沙ではない。

魔理沙の皮をかぶった化け物だ。

ならば容赦はいらない。

避けてもだめなら――真っ向からマスタースパークを破壊して返す!

俺は立ち上がり、両手のひらを魔理沙側に突き出した。


麦「来い!お前を祓ってやる!」

魔「…やれるものならやってみろ!」


そして魔理沙からマスタースパークが放たれる。

内心怖いが、やらないと俺は死ぬ。

…マスタースパークが俺に近づく。

その死の魔法を体で受ける前に俺の手のひらでなんとか破壊出来ていた。

しかし…かなりキツイ。

俺のなにかが擦り切れてしまいそうだ。

だが…相手もこれをずっと撃てるわけではないだろう。

現に、威力がさっきより落ちている。

我慢勝負だ。


二人「「…うおおおぉぉぉおおおお!」」


二人は気付けば声を出していた。

…そして、マスタースパークの威力が収まり…消えた。

我慢勝負に勝ったのだ。


魔「なっ…そんな…」


魔理沙は麦が生きていることに驚いているようだ。

今がチャンス!


麦「お返しだ!『複符 マスタースパーク』!!」


魔理沙と狐人は避けることが出来ず、マスタースパークをもろにくらった。


麦「――やり過ぎたかな…」


魔理沙に近寄ってみると、後ろの狐人は消滅、魔理沙の服はボロボロだし、肌もすすで黒くなっていた。

…少し待ってみたが魔理沙が起きないので、肌をつねろうとした。

すると、いきなり目を覚まし、こう言った。


魔「お前強いな〜やられちまったぜ。」

麦「……」


意外とぴんぴんしているようだ。


魔「…で?何があったんだ?」

麦「…何も覚えてないんですか?」

魔「いや?麦と弾幕ごっこをしたことは覚えてるんだが…」

麦「ほとんど覚えてないじゃないですか!」


…弾幕ごっこ中の記憶がない魔理沙に今までのことを説明した。


ーーーーーーー

少女説明中……

ーーーーーーー


魔「――なるほどねぇ…私は狐に化かされていた、と…」

麦「はい、そうです。」

魔「いやー…狐に化かされていたとは…不覚だぜ。」


魔理沙は悔しそうな顔をした。


魔「そういえば…」


魔理沙がなにかに気付いたようだ。 


魔「…境内が荒れてるな。このままだと霊夢に怒られるぞ。」

麦「そうですね…って、霊夢って誰ですか?」

魔「博麗の巫女の名前だ。」

麦「なるほど…でも、ちょうど今帰ってくるわけないじゃないですか。」

魔「そうだよな!」

二人「「ハッハッハ!」」


そのとき、ちょうど見えてしまった…

魔理沙の後ろに立つ巫女服の女性を…


?「まーりーさー?」

二人「「ヒェッ…」」

?「なーんで境内が荒れてるのかしら?」

魔「こ、これは手違いなんだ。わざとやったわけじゃ…」

?「ふ〜ん…やったことは認めるんだ…」

魔「うぐ…」


…これは事の顛末を話したほうがいいのだろうか…

すると魔理沙はアイサインでこう伝えた気がした。

――弁解してくれ!私には不利だ!

…魔理沙の代わりに、私が弁解することにした。


麦「…別に魔理沙さんは悪くないんです。」


私がそう言うと、霊夢?は私に興味を示したようで、


?「へぇ…」


と言った。

…笑顔が怖い。


?「じゃあ何があったのかしら?」


…俺は事の顛末を話した。


?「なるほど…」


とりあえず納得してくれたようだ。


?「…つまり、あなたも境内を荒らしたってことね?」

麦「え?」


訂正、納得してなかった。


麦「でも、境内が荒れたのは不可抗力で…」

?「境内が荒れた原因はあなた達よ!ならば問答無用!『霊符 無想封印』!」

二人「「ぎゃあああ!!」」


この後二人でめっちゃ謝った。

(魔理沙が持っていた茶菓子と慰謝料(お金)で許してもらった)

今回は異変の一角をお見せしました。

ここから物語がどんどん進むことでしょう。

これからどうなるんでしょうかねぇ。

次話もよろしくお願いします!


登場人物紹介

化け狐(推定):魔理沙の思考を操った人物(妖怪)。

自分の主人のために働く。

能力は『???』と『???』。

何者かに思考誘導を受けている。

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