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第二十一話 里で噂の盗っ人

麦「――暇だ…」


博麗神社の縁側に腰掛けた麦が言う。

霊夢は用事があるらしく、麦は博麗神社の留守番を任されている。


麦「…前の異変は丸く収まって、情報も入手出来たけど…」


白蓮は人に操られていたと言うことを知ると、修行に出かけてしまった。

依神姉妹は修行から開放されたらしい。

元々はもう強引に反省させる気はなかったそうだ。


麦「異変が無いのは平和で良いけど…無くても暇で困るなぁ…」


そう思い、遠い空を見上げていると――

遠くの空からこちらに動く影が見えた。

箒が見えるから魔理沙だろうか?


魔「――…よう、お前は…誰だ?」

麦「酷っ!もう忘れたんですか!?私は稲見麦ですよ!覚えてください!」

魔「あー…、そうだったな。すまん。」


魔理沙は気まずそうにした。


麦「覚えてくれたならいいんですよ。」

魔「それよりも、博麗の…いや、霊夢はどこにいるんだ?」

麦「なぜそれを?」

魔「うぐっ!」


魔理沙はまるで虚を疲れたかのように狼狽(うろた)え始めた。


魔「あー、いやー…な?霊夢の姿が見えないからどこに行ったか気になってな。」

麦「ふーん…何か隠し事でもしてます?」

魔「ぎくっ!ソ、ソンナコトナイy…ナイゼー」

麦「怪しいですよ…魔理沙さん…」


ジト目になる麦。


麦「…でも、仲間をずっと疑うわけにはいかないですよね…」

魔「そうだぜ。俺を疑うなんてことはよしてくれよ。」(ホッ…)


ここぞとばかりに怪しくないアピールをする魔理沙。


麦「…それで?なんでここに来たんですか?」

魔「ああ、そうだった!実はな…」


魔理沙は里で起きている異変のことを話した。

軽くまとめると、里に盗っ人が現れたらしい。

その中に、博麗の巫女の姿をした人間もいたんだとか。

だから、魔理沙に依頼が来たらしい。

そこで、せっかくなら麦にも手伝ってほしい…そういうことらしい。


麦「…手伝うのはいいですけど…今、私は博麗神社の留守番をしているんです。今ここを留守にするわけには…」

魔「ああ。それについては大丈夫だ。だって大体の目星はついているからな。すぐ終わるぜ。それに…ほら。今、麦は退屈してるんだろう?なら一緒に行かないか?」

麦「うーん…」


麦としてはこんなに魅力的な条件を出されては断りづらい。


麦「…よし。私も行きます。だから早くしましょう。」

魔「…麦ならそう言ってくれると思ったぜ。…行くぜ!こっちだ!」


麦と魔理沙は空へ飛び立った。


ーーーーーー

少女移動中…

ーーーーーー


魔「ここら辺なんだが…」

麦「本当にここにいるんですか…?」


麦達は深い森の中にいた。

一応、辺りは開けていて、真ん中には岩がある。

周りをキョロキョロしていると――

岩から煙幕が出た。


麦「!?」

?「おぬしら、何をしに来たんじゃ?」


その煙幕の中から、狸の尻尾を生やしたメガネの少女が現れた。


魔「妖怪退治だぜ。」

?「…ほう?儂はここで(つつ)ましく生きているだけじゃが?」

魔「…昨夜、里で起きそうになった泥棒…その泥棒は私と同じ見た目をしていた。人に化けられるのはお前、二ッ岩(ふたついわ)マミゾウしかいない!」

二「……時に、金髪娘の隣にいるおぬし。そこの金髪娘は()()()()()()()()()()?」

麦「え…?」


麦はマミゾウの言ったことが理解出来なかった。


魔「麦に変なことを吹き込むんじゃないぜ。さあ、弾幕ごっこだ!」


マミゾウはため息をついた。


二「…お前さんはそこで見ておれ。決して首を突っ込むんじゃないぞ。…いいな?」

麦「…!」


麦は凄い気迫で、マミゾウに釘を刺された。


魔「恋符『ノンディレクショナルレーザー』!」

二「……おぬしは何をしたい…いや、罪を被せたいんじゃな。おぬしが」

魔「恋符『マスタースパーク』!」


魔理沙は、マミゾウが話している最中にマスタースパークを放した。

――まるで聞かれたくないことでもあるかのように。

そのマスタースパークを軽々と避けるマミゾウ。


二「ほれ、いつものマスタースパークよりも威力が弱いぞ。おぬしがにせ」

魔「恋心『ダブルスパーク』!」

二「ほれほれ、まだまだ制御がなってないぞ〜」


またしても危なげなく避けるマミゾウ。

これは多分煽っているんだろう。

それにしてもなぜ…?


二「八卦炉の使い方がまだまだじゃな。儂の方が上手く扱えるぞ〜?」


魔理沙は怒りが頂点まで達したらしく、声を荒げて言った。


魔「…俺は偽物なんだからしょうがないだろ!」

麦「…え?」

魔理沙?「あ」


マミゾウが、してやったり、という顔をした。


二「やっと本性を表したな、偽物め。苦労したわい。」

魔理沙?「…麦?これは違うんだ。私は本物の」

二「こやつにおかしなところはなかったか?」


魔理沙(?)の話に割り込むマミゾウ。


麦「…言われてみれば、今日の朝から様子がおかしかったです!」

二「そうじゃろう?…これで二対一、じゃな。」

偽魔理沙「何故、わかった…!」


偽魔理沙が悔しそうに言う。


二「ん?分からんはずがないじゃろう?儂はこれでも化け狸の頭領みたいなものじゃからな。化けていることくらいわかるわい。」

偽魔理沙「くそっ…!」

二「さて…()()()()()()、じゃな!」


そうして、偽魔理沙を懲らしめる戦いが始まった。

今回も投稿が遅れてごめんなさい!

書きたいことが多すぎて…

ハイペースでなんとか出来るようにしたいな…

あ、この章はすぐに終わりません。

短篇集みたいな…そんな感じです。

次のお話もよろしくお願いします!


二ッ岩マミゾウ:化け狸をまとめるリーダー的存在。意外と頭が切れて、柔軟性が高い。

人を驚かすのが好き。

能力は『化けさせる程度の能力』。


偽魔理沙:魔理沙の偽物。

一人称が俺だし、語尾に〜ぜをつけ忘れかける。

本物の魔理沙から八卦炉を盗んで使っているが、上手く扱えていない。

能力は『化ける程度の能力』。

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