この地球は間違えない
間違えない町があれば、その町に住んでいる住人も間違えないのだろうか、そこには犯罪は生まれないのだろうか、どうせそんな町あるはずがないから考える必要がないとほとんどの人が言うだろう。
今、私は人を殺そうか迷っている。特に何かされたわけではないが自分が生きている理由が欲しい。このまま死ぬというのは、あまりに虚しいと私の人生が嘆いているからだ。どうせ退屈なら何かを行動に移すべきだ。そんなことを考えながら私は病室で寝転んでいた。私はなんで地球に生まれたんだろうか、この地球が判断を間違えたのだろうか、全て理論で説明できるように作られた地球がミスった?
そんなわけがない、この地球は間違っていない。正確に言えば間違えない。この地球に生まれた私は必然的に間違っていないのだろう。私が今からする行動でさえ、間違っていない。その時、私は大地から勇気を貰った気がした。地球から応援されているのを体で感じた。間違えない地球が私必要とした。私はそっと病室のベッドから起きた。
「地球は間違わない。私も間違うことができない。」
「雨の音 君の泣く声 打ち消した」と交わる形にしたいと思い書きました。「雨の音 君の泣く声 打ち消した」では、なかなか新しい話をかけていなかったので重い腰をあげて、これから書いていこうと思っています。