第五話 ドラ○エやファイ○ァンは正直楽しい
「行くぜ!」
オレはマーズを振り下ろす
キュイン!
「・・・え?」
オレはまたもやチエルイに背を向け逃げる
「なんで金属同士がぶつかったみたいな音がすんの?」
「チエルイの毛は金属並みに強いって学校で習わなかったか?」
「しらねーよ!そもそもあんな生物自体しらねーよ!つーか学校知ってんのかよ!」
「後ろ!来てるぞ!」
キィン!
マジかよ・・・きかねぇよ・・・
オレは情けなく逃げる
こうなったらやるしかないな・・・
オレはチエルイと対峙した
チエルイはこっちの様子を伺っている・・・
今だ!
神道一羽流 第一奥義 風塵烈波
ギャルルーー!!
ドサッ
「チエルイは倒れた
25の経験地を手に入れた!
300Gを手に入れた!
涼はレベルが2に上がった!
鍵と地図を手に入れた!」
「ちょっと待てーい!何某RPGみたいにしてくれてんの?人が折角頑張って奥義まで使って倒したのに何その軽いリアクション!しかも25の経験地って低!あんなやつ倒したのに25?なめてんじゃねぇよ!」
オレは某RPGっぽく言ったマーズを殴る
「そ・・・それはともかくあの技はなんだ?」
「技?あぁ、風塵烈波のこと?」
「そうだ、その何とか烈波ってやつだ。どこでそんなもの覚えたんだ?」
「オレの爺ちゃんから習ったんだ。半ば強引にな・・・思い出すだけでも嫌になるぞあの修行は・・・」
「そんな技があるのに何で最初から使わなかったんだ?」
「それは・・・エ、MPがたくさん消費されるからかな」
「そうなのか・・・それは大変だな。じゃぁ元の世界に返るか」
「どうやって?」
「さっき鍵と地図が出てきただろう。それで帰れるぞ」
「え?・・・じゃぁさっきのRPGの件は本当だったのか?」
「いや、嘘だ」
「嘘なのかよ!まぁこの地図で目的地まで行くか」
3分後・・・
「重い・・・重いんだけどマーズ」
「何がだ?」
「お前に決まってんだろ!ケータイの中に戻れねーの?」
「戻れるけど?」
「じゃぁ戻ってくれ」
「嫌だ」
「何で?」
「あそこ窮屈なんだ」
「ピ○チュウか!早く戻ってくれ!」
「しょうがないな・・・」
ギュポン
「そんな効果音なんだ・・・」
「と言っている間に着いたぞ」
「どうやって鍵使うんだ?」
「お前の鍵を出せ」
俺は言われるがままに鍵を出す
「出したけど?」
「じゃぁそこの鍵穴に鍵を入れて回す」
ガチャ・・
キィーー
オレの目の前に扉が現れ開いた
「これで帰れるぞ」
オレは歩を進めた
目の前に広がった光景は見慣れた渉の家だった
みんなは?
オレはリビングにダッシュで向かった
そこには誰もいなかった
そしてオレは気が遠くなった・・・
はい水風船です。
更新遅れすぎてすいません
受験がきつすぎました。
無事公立高校にいけることになりましたので
これからは頑張って更新したいと思います。
それでは次話までさようなら。