第三話 剣士なんて滅多にいない
・・・ ・・・ ・・・・
!
オレは飛び起きる
オレは鏡に吸い込まれた後どうなったんだ?
ってここは?
オレはあたりを見渡す。
見たところ荒地?
まぁ夢だよな?うん。いやな夢だ。
早く起きよ・・・
オレはほっぺたをつねる。
痛ッ!・・・マジ?
オレはもう一度自分のほっぺたをつねる
痛ッ!・・・
これはマジだな・・・
オレは渉の家の鏡を見てここに飛ばされたのか?
ハァ・・・帰りたい・・・
帰り道・・・しらねーよ
♪〜♪〜♪〜
オレは聞きなれた某ドラマの着メロが流れる
またメールかよ・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
To 小林 涼介様
From X
Una spada 0546
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
またこれかよ・・・いい加減にしろよ・・・
つかXって誰だよ
ジャリ・・・
!
オレは音に気づいて振り向く
そこにはネコ・・・?
じゃないな・・・
オレの目の前には人間をゆうに超える大きさの化け猫がオレを睨んでいた
「グルルルルルル!!」
目がマジだよ・・・襲われてたまるか・・・
こんな時には 逃げる!!
オレは化け猫に背を向け走る
「いい加減にしろ!!」
!!
ケ・ケータイが喋った!
「びっくりしてんなよ!早く押せ!」
「押せって何を?ゼェゼェ」
「ボタンに決まってんだろ」
「は?ボタン?ゼェ!ボタンなんかどこに?」
「ケータイに決まってんだろ」
オレは化け猫から逃げながら話しているためとても疲れる
「押せって何番?」
「テメェ メール見てねぇのか?」
「メール?あれか?何番だっけ?」
「0546だ!早く押せ!」
0546!
「押したぞ!」
「よし!行くぞ」
突然ケータイが神々しい光に包まれ画面から刀の柄が出てきた!
「引き抜け!」
ケータイの言うようにオレは柄を引き抜き刀があらわになった。
「なんだこれは!!」
はい、水風船です。
今日は大晦日。
明日はお正月ですね。
本年はお世話になりました。
これからもよろしくお願い申し上げます。
以上水風船でした。