第一話 誕生日会(前編) 某ゲームの脅威
「ふおぉぉ〜!」
「セーフ!」
毎度のごとくオレは遅刻ぎりぎりなのである。
「また遅刻ギリだね。涼。」
「うるせーよ。悠」
「おっ!今日は早いな。」
オレは後ろの席の渉に声をかける。
「ハハハハハ」
「どうした?」
「ハハハハハ」
「変なやつ・・・」
―――――――――――――放課後―――――――――――――
「どうしたんだよ?渉テンションあがりすぎ・・・」
「悠何か知ってるか?」
「いや今日は――」
「今日は・今日は・イエーーイ!」
悠の言葉をさえぎり渉が叫ぶ。
「どうしたんだ?とうとう壊れたか?」
「きみきみ〜。自分の親友の誕生――」
「今日は俺の誕生日だぜぇぇぇぇ!」
今度も声をさえぎる・・・
「うるさいよ。渉」
「ごめんごめん。あかね。」
「じゃぁ涼。マイハニーあかねの紹介しようかい。」
「つまんねーよ。てか紹介してたの知ってたの?」
「涼だってつまんねーよ。」
悠が横から言ってくる。
オレは考える。つまらない・・・
してたの・・・・しってたの・・・
オレは顔が赤くなる
そんな事より
――――――――――――――――――――――――――――
野田 あかね
オレたちと同じでアウス西高1年生
先ほどの渉の言葉から分かるようにあかねは渉の彼女である。
――――――――――――――――――――――――――――
オレも彼女ほしい・・・
「てかさ〜。今日は渉の家で誕生日会しようよ。」
「いいね。あかね。」
「という訳で来る?」
「いいね。悠行こうぜ」
「おっけ〜」
某ゲームか!
―――――――――――――渉の家――――――――――――――
学校から帰る途中三人の女子を見つけ、誘うことに成功し
現在渉の家には8人。
ちなみに渉は一人暮らし中。
8人?
オレ 悠 渉 あかね
後で紹介するが
サクラ 亜美 千尋
が帰り道誘った女子三人だ。
7人・・・
一人多いよな・・・
「お〜い、涼。お前何してるん?」
この聞きなれない大阪弁は・・・
蓮か・・・
「おい蓮。お前なんでここに?」
「いやオモロそうなことするって虫の知らせがあったから
お邪魔したで。」
絶対盗み聞きしてたなこいつ・・・
「まぁいいや。じゃぁ悠 渉 蓮。飲み物買ってこようぜ。」
「「「おっけ〜」」」
え?それ流行ってんの?
「じゃぁ女の子料理作っといてね」
悠の言葉に
「「「「おっけ〜」」」」
やっぱ流行ってんだ・・・
はい。水風船です。
登場人物である蓮の大阪弁は
作者が勝手にしているものなので
完璧ではございません。すいません。
感想を書いていただけると非常に励みになります。
よろしくお願いします。
以上水風船でした。