プロローグ 自己紹介は簡潔に。
ここは、アウスタウン。
今日は12月24日。
今日本中がクリスマス一色だ。
聖なる夜にオレは彼女とデート・・・
したかったのだが
オレには彼女がいない。
しかたなくオレは家に帰る。
そういうオレが誰かって?
オレは
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小林 涼介
16歳。
アウス西高等学校略して(アウス西高)1年生
現在彼女募集中の――
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そのときとてつもない光が
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「なんだったんだよ、今のは。」
オレの紹介中によ。
しかし特に何もなかったようなのでオレは家に帰った。
――――――――――――――冬休みがあけた日――――――――――――――
キーンコーンカーンコーン
「やっべぇー遅刻だぁぁぁ!」
「セェーフ!」
「今日もギリギリだったね。涼。」
前から声をかけてくる。
「うるせぇよ。悠。」
この遅刻しかけたオレをいじってくるのが
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林 悠季
オレの友達で小学校からの付き合いというか腐れ縁だ。
16歳。
アウス西高に通う1年生だ。
こいつもオレとおなじく彼女募集中――
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「おっはよ〜。涼。悠。」
「はよ。渉。」
「おはよ〜。渉。お前も涼と同じで遅刻ギリだな。」
「「うっせーよ」」
オレと渉がハモる。
こいつの名前は
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喜多村 渉
こいつも悠と同じで小学生からの腐れ縁。
プロフィールはオレらと同じだがこいつには
彼女
がいる・・・
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―――――――――――――放課後―――――――――――――
「てかさぁ クリスマスのすっげぇ光見た?」
「見た見た。あれやばくね?」
「見てない。」
「・・・」
「・・・」
オレと渉は黙る。
「え?まじ?見てねーの?」
「どんだけ?」
「え〜〜。僕だけ見てないの?それは嫌だぁ――」
♪〜♪〜♪〜
某ドラマの主題歌が流れる。
「あ。オレだわ。」
と言ってオレはケータイを見る。
「メールだな。」
「勝手に見んなよ。悠。渉。」
と言いながらオレはメールを見る。
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To 小林 涼介様
From X
Una spada 0546
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「なんだこれ?」
「ウナスパダ?」
「うなぎパイ?」
「そんなわけねーよ。」
へんなボケをする渉にオレは突っ込む。
「こんなのほっといて帰ろーぜ。」
「だな。」
「つかさ、帰りモ○バーガー寄ってゲーセンいこ〜。」
「いいねぇ〜。悠」
そしてオレたちはハンバーガーを食べてゲーセンにいき
帰宅した。
だがオレたちは知らなかった
これから起きる出来事を―――――――――――