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創造5 店へ!

あー・・・

もう疲れた・・・

塾に入ったから時間がよりいっそうなくなりました。

置いてあるものを見ていたが、ほとんど魔道具もマジックアイテムもなかった。

あったのはマジックアイテムが2つ、魔道具が1つだけだ。


説明を見てみるとマジックアイテムはガルフィスにみせてもらった、温かいお茶が出てくる筒と起動から30分しかもたないが、遠くを監視できる水晶玉の2つだった。筒は100000M、水晶は350000Mと書かれている。おそらくMというのが単位だろう。


他に売っているものは特に特殊な効果はないようだ。

例えば・・・


これがあればいつでも簡単に火種が作れる!ファイアが使えない時のため!おひとついかが?

マッチ10本入 50M


少し固いが日持ちする!冒険のおともに!干し肉とセットで10Mお得!

クロパン1つ 30M


お湯につけおき!スープも出来る!冒険のおともに!クロパンとセットで10Mお得!

干し肉50g 50M

この値段を見てるとマジックアイテムの値段もそこそこ高い気もしてくるが・・・

いや、魔道具の値段を見ると安いのかと思えてきた。


特価‼あの保管の指輪SSが今なら10%OFF‼(SSサイズ。保管10種類×10個)

保管の指輪45000000M


・・・・俺も頑張れば保管の指輪みたいなの作れるようになれるかな・・・・?

ちなみにサイズは

SS<S<M<L<LL

が基本5種類だとかいてあった。


というか、目的はここの店主に会うことなんだけどな・・・

いっこうに現れないな・・・


まあいいか。面白いものがあるかもしれないしな。


こっちにある壺はインテリアかな?目や口のくぼみがなんとも言えない恐怖心をあおってくるな。

この植物は・・・育つのが早く、実も花も茎も全て何かの素材になるらしい。

あの扉の横にかけられている丸い絵はなんだろ?・・・売り物ではありません。か。どうやらカレンダーの一種のようでまいにち絵が切り替わるらしい。ちなみに今日の絵は山と空と川が描かれている。


と、本来の目的も忘れて店内を一週してしまった。

欲しいものもあったが今はお金がないのでどうしようもない。

っていうか店主がいっこうに現れない。マジで。もう一時間はたってるんだが・・・


そういえばさっきのカレンダーの横の扉って・・・

少し覗いてみるか。

他に客もいないし、そーっと・・・


「なんだ、お前は?泥棒か?」


「うわぁぁっ!!?」


びっくりした・・・・急に後ろから肩に手をおかれたらそりゃ声もでるよ・・・


「おいおい、なんだよその驚きようは?まさか本当に泥棒か?」


「い、いえっ!!違います!」


実際に俺が勝手に店をうろついてるわけだから罪悪感がな・・・

とりあえずガルフィスの手紙を取り出して渡そう。


「あ・・あの、これを読んでください・・・」


「ん?なんだ?ラブレターか?悪いが俺にそんな趣味は・・・」


「違う!俺もそんな趣味何かねぇよ!・・・あ、すいません。とりあえず読んでください。」


つい言い返してしまったが、これはこの人が悪いだろ。冗談にしても突っ込まざるを得ない。

まぁ、確かに俺の言い方も悪かったけどさ。


「んー・・・?おぉ、ガルフィスからか。・・・ふーん。なるほどね・・・」


そういうと店主は俺の方をジロジロとみはじめた。

そしてなぜかわざわざポケットから小さな板ガラスを取り出して、それを俺にかざしながら


「戦闘能力は・・・物理はダメ、魔法は・・・魔力は足りてるがセンスが無さそうだな。

まぁ、確かに生産職に向いてそうだな。」


等といい始めた。多分あの板ガラスの能力だろう。


「はい。ですが何をするのかなにも聞いてないのですが・・・正直、今夜の宿代すらないんですよ。

厚かましいとは思いますが、少々お金を貸していただけないでしょうか?」


「ふーん・・・ま、礼儀正しくていいじゃないか。いいよ、貸してやろうか?」


「お願いします。」


良かった・・・これで野宿はなくなりそうだ。

でも・・・働き口も考えないと返すことができないな。


俺が悩んでるのがわかったんだろう。店主さんは俺を見ながら


「そうだ!なんなら俺ん家で住み込みで修行しないか?」


「え?」


「店の手伝いもしてくれればその分の給料は出す。悪いはなしじゃないだろう?」


良いのか?俺にとってはありがたすぎるはなしだ。

俺の修行になって、しかも稼ぐこともでき、店の手伝いにもなる。最高じゃないか。


「ぜひ!お願いします!」


「よし!よろしく!えーっと・・・なんだっけ?おい、名前は?」


「あー・・・メイキです。」


さすがにキングとか名乗るのは恥ずかしい。というか、嫌だ。

絶対にからかわれるし。


「メイキか・・・俺はジャイロ。改めてよろしくな!」


そういってジャイロは俺にてを差し出す。

ゴツゴツでマメがたくさんつぶれている。職人って感じの手だ。


「よろしくお願いします!!」


俺はその手を強く握った。

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