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ラストストーリー

私は死んだ。


私が記憶している最期の記憶・・


あの忌々しい敵国の王子と、その王子の駒であった我が国の王女。そして、7人の賞金稼ぎによって追い詰められ、拘束魔法により動けない私を崖から突き落とした王女の綺麗な笑顔。


王女とは立場上親子関係にあった私達だったが・・敵国のスパイであった前王妃の子どもは、やはり完全な黒であったと言うことか・・


賞金稼ぎによる苛烈な攻撃により体力も魔力も消耗しきっていた私は、空を飛ぶことも転移することもニヤニヤ笑う王子の顔を焼き尽くすことすら出来ない。

ただ、海に吸い込まれるような力に従い、落ちて行くことだけだった。


あぁ、王様・・貴方の愛した王国を守れず・・ここで消え行くことをお許しください・・



誤字脱字、内容のつじつまが合わないといった事は、遠慮なくご指摘ください

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