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ランタン泥棒



 あなたはいつも待っていた。オレンジの屋根の下、不機嫌な顔をして立っていた。

 暗闇の中で、黄緑の瞳が光る。あなたの目は猫の目のように夜に目立つ。だけれど服は地味な紺色で、あなたは闇に紛れることを好んだ。

 あなたは不意に顔を上げた。あなた以外の足音が、あなたに近づいて行く。口角を吊り上げて、あなたは笑んだ。

 あなたは何かを決心していた。


*****



 ピンが十八の数字を隠した日の夜、木箱の中身を数えていたマーシャルは眉を顰めた。


(一つ多い)


 左から五番目の箱に、五一個目のキャンドルが入っていた。数え直してみても、どうしても数が合わない。

 昨晩確認した時は、確かに五十個ぴったりだと思ったのだけれど。

 そんなマーシャルの様子に気づいたのだろうか。薬草を刻んでいたユンスティッドが、作業を中断してこちらに寄ってくる。木箱の中のキャンドルを取り出して行くと、やはり五一本目を数えることになった。


「昨日数え間違えたんじゃないか」とユンスティッド。別段問題視する風もない。

「多分そうだとは思うんだけど」


 マーシャルの返事が冴えないのは、昨日の朝に数えた時、この箱の中にはキャンドルが四九個しかなかったはずだからだ。わざわざ新しく作って、五十個揃ったことを確認したのである。数え間違えを連発した何てことは……ないと思いたい。


「お前徹夜慣れしてないからな、寝ぼけ眼で数えてミスったんじゃないか」

「その顔色で言っても説得力皆無よ」

「頭は冴えてるから大丈夫だ」


 そう言った傍からふらつく少年に、マーシャルは胡乱な視線を送った。マーシャルからするとまるで鍛えていないその躰。大丈夫かと思わず問いかけたくなる。


(まあ、でも。寝不足なのは確かだもの。数え間違えてても何もおかしくないわよね)


 曲げていた膝を伸ばして、マーシャルは大きな欠伸をした。とにもかくにも眠りにつきたい。

 ユンスティッドが部屋を出て行くのを見届けてすぐに、マーシャルはベッドに潜り込んだ。




 明けて翌日、ユンスティッドはペン先を滑らせていた手を止めた。前髪を払いながら、目を凝らして確認する。暗い海の瞳が右へ左へと行ったり来たりしている。


「足りない」

「またあ?」


 マーシャルが近寄って膝を折った。二人一緒になって指折り数えるが、一箱だけキャンドルの数が少なくなっている。

 報告書に目を落とすと、二重線で直された数字が悪目立ちしていた。


「いい加減疲れてるのかしらね。キャンドルが増えたり減ったり」

「数え間違え、だと思うか」


 ユンスティッドの質問に、マーシャルは目を瞬かせた。


「どういう意味?」

「何も五個も六個も数が違うわけじゃないから何とも言えないが。二人で確認して、こんなに間違うものなのか」

「ええ?どういうこと」


 尋ねてみても、ユンスティッドは言葉を濁して煮え切らない様子でいる。確信が持てないから言えないと、結局その話はそこで打ち切りになった。

 ユンスティッドに隊長への途中報告を任せ、マーシャルはちょっとの間気分転換に散歩することにした。散歩と言っても、魔法師団の敷地をうろうろと歩き回るだけだ。豊穣祭までは剣師団にも顔を出せないので、いい加減鬱屈していた。

 太陽が昇り切ってしまうと、うだるような暑さがやって来るが、早朝の空気はまだ爽やかである。細長い箱のような形をした隊舎は、周りを背の高い草に覆われていた。率先して草を刈るような者もいないため、植物たちは伸びたい放題している。新入隊員が強制的に草刈りをさせられる剣師団との大きな違いであった。

 向こうから歩いてくるローブ姿の人物を認めて、マーシャルは腰を折って礼をした。他隊の魔法師である。


「おはようございます」

「ああ、七番隊の。いい朝だね」


 背の低い小太りの男が、にこやかに挨拶を返した。二人は団舎の傍で話をし始めた。いつも日陰になっている場所なので、足元の土が湿ってやわらかい。


「そういえば、君たちもランタンの製作係だったね。うちの隊の新入隊員も今年の担当なんだが、今頃部屋で屍になってるよ」

「私たちも似たようなものです。中々終わらなくて」

「毎年の恒例行事だからね。でも君は体力が有り余ってそうだ、いいね羨ましい」


 ほっほと身体を揺らして笑う魔法師。マーシャルも一緒になって笑った。連日部屋に閉じこもっていたので、こうやって人と話すと気分が安らぐのを感じる。


「特にキャンドルの数え間違いが多いこと。いや、記入ミスって言うのかね。五百個を五千個とかね、呆れて叱ることも出来なかった」

「それはまた豪快に間違えましたね」


 人のことは言えないと知りながらも、マーシャルは可笑しくなってしまう。その頭の片隅でこう考えた。


(じゃあやっぱり最近のことは、ただの数え間違いだったのかしら)


 五千個に比べれば、自分たちの間違いなど微々たるものに違いない。

 明るい気持ちのまま魔法師と別れ、部屋に戻って作業を再開した。キャンドル作りに没頭する内に、今朝の出来事も最近の懸念もどこかへ飛んで行ってしまう。


 しかしながら、四日連続でキャンドルの個数が合わなかった朝。さすがのマーシャルも、何かがおかしいと感じ始めたのであった。






「誰かが盗んでるのかもな」

「はあ?!」


 あくまでも冷静なユンスティッドの言葉に、マーシャルは仰天した。その勢いのまま問い詰めたものの、ユンスティッドはそれ以上のことは何も言わなかった。頑として口を割らない様子に嫌気がさし、「偶には自分の頭を働かせろ」という有難くもないお言葉にプツンと何かがキレた。


「じゃあ勝手にさせてもらうわ!」


 溜まりに溜まった鬱憤もまとめてぶつけてやる。叩きつけるように扉を閉めて、ドスドスと床を踏み鳴らして廊下を歩く。向かうは隊長室である。隊舎の玄関口を越えたすぐ先の部屋で足を止めた。

 「マーシャルです、失礼します!」という言葉とほとんど同時に隊長室の扉を開け放つ。


「聞いてくださいよ、エヴァンズ隊長!ランタンのこと、なんです、けど……」


 怒りに身を任せていた勢いが萎み、ぐつぐつと沸騰していたマーシャルの頭が冷えて行く。その視線が追うのは、自分と入れ違うようにして出て行った副隊長キルシュである。楚々として美しかった女性の変わり果てた姿に、マーシャルは度肝を抜かれた。

 本来の目的も忘れてエヴァンズに駆け寄る。


「ど、どうしたんですかキルシュさん。幽霊みたいでしたよ」

「だよなあ」困り顔でガリガリ頭をかくエヴァンズ。「どうせまた研究で根詰めてるんだろうが、今回は稀に見るやつれ具合だな」

「大丈夫なんですか、あれ……?」

「一応注意はしといたが、魔法師なんて根詰めてなんぼみたいなところあるしな。ぶっ倒れるか研究に一段落がつかねえと休まないだろう」


 「で、お前はどうしたんだ」と話を振られるが、アレを目撃した後では、自分がとてもちっぽけなことで憤っていたように思える。マーシャルは自信のなさそうな声で話し始めた。よく考えると、情報はユンスティッドの零した言葉しかないのである。断片的な話に、案の定エヴァンズも首を傾げた。


「んー、勘違いじゃねえのか」

「やっぱりそうですか」

「ユンスも深く突っ込んでは言わなかったんだろう?確証がないからそうしたんじゃないか」

「ですよねー」


 啖呵を切ってはきたものの、マーシャルの見解もエヴァンズと似たようなものであった。一応気にかけてくれるとエヴァンズは言ってくれたが、この足でユンスティッドの下に戻るのかと思うと憂鬱である。肩を落として、通ったばかりの廊下を戻って行く。

 そっと自室を覗き込むと、ユンスティッドは背中を向けて作業に没頭している最中だった。これ幸いと身体を滑り込ませ、何事もなかったかのようにキャンドル作りを再開する。彼は気付いているのかいないのか、マーシャルにとっては有難いことに何も言っては来なかった。

 夏も中盤を過ぎて、日がどんどんと長くなっている。暗くなるのは、夕食の時間を過ぎた頃だ。気付くと窓の外が真暗だったということはしょっちゅう起こった。そろそろかなと腰を上げて燭台に火を灯そうとした時、久々にユンスティッドの声を聞いた。


「そこに失敗したやつがいくつかあるから、どうせなら使ってくれ」


 彼は首だけでこちらを向いて、顎をしゃくった。


「この木箱の外のやつ?」

「そうだ」


 大きくも小さくもないキャンドル。掌の付け根からピンと伸ばした中指のまでの長さがある。一辺につけるのも勿体ないので、四本ある中から一つ選び出した。海をイメージしたキャンドルは、マーシャルのお気に入りである。透明な液体で満たしたガラス容器の中に、青いキャンドルを立てる。炎の呪文を唱えて火が付いたのを確認して蓋を閉めた。水色の炎が水中でゆらゆらと揺れている。溶け出した青い蝋が、水泡を出しながら透明な液体と一体化する。


「このキャンドル、海の中にいるみたいで綺麗よね。我ながら良いアイデアだわ」

「作ったのは半分以上俺だけどな」

「私だって蝋を固めて形にしたわよ」


 いつもの癖で言い返したものの、不快な気分になることはない。凪いだ海を眺める時のように穏やかな気持ちでいた。

 ユンスティッドが何の気なしに話しかける。


「でも、お前から海って単語を聞くと、去年の」


 少年の口が、はたと閉じられた。「何でもない」と誤魔化して、彼は作業に戻って行く。珍しく気を遣わせてしまったらしい。マーシャルは苦笑しつつ、キャンドルランタンを燭台の隣に置いた。開けっ放しの窓から、生ぬるい夜風が入り込んでくる。

 『去年の――――』

 その後にユンスティッドが何と続けようとしたか、マーシャルには分かっていた。この男に気を遣わせるほど、あの時の自分は落ち込んでいただろうか。落ち込んでいただろうなと、自問自答する。

 床に座り込むと、最初の間だけ冷たい木の感触が地肌に伝わってきた。鍋に蝋を放り込んで、手のひらに出した炎で熱する。蝋が溶けるのを待つ間、マーシャルはユンスティッドの顔を見つめた。ランタンに近い場所にいるせいで、顔が温かいオレンジ色に照らされている。

 「何だ」と不躾な視線を咎められた。

 注いでいた視線をすいっとそらして、マーシャルは素っ気なく答えた。


「何でもない」


 顔を顰めたユンスティッドに、にやっと意地悪げな表情を向けてやる。

 落ち込みそうな心を、そうやって持ち直した。





 朝起きると、またもやキャンドルの数が一つ足りなかった。これで五日目である。被害が少ないと言っても、こうも毎日数が合わないと困ってしまう。

 もはやマーシャルも、誰かがこの部屋に忍び込んでいるということを疑っていなかった。疲れ切っていたとはいえ自分が気づかないなんて……。剣士としてのプライドを傷つけられたマーシャルである。絶対見つけて捕まえてやると意気込む少女の隣で、木箱と報告書類を見比べていたユンスティッドが立ち上がった。


「ちょっと三番隊に行ってくる」


 マーシャルが止める暇もなく、さっさと部屋を出て行ってしまう。手持無沙汰で、とりあえずキャンドル作りを進めていると、ユンスティッドが帰ってきた。


「やっぱり、被害が出てるのはうちだけだな」


 それを聞いて、彼が三番隊に何をしに行ったのかを悟った。今年の新入隊員が入隊したところである。こないだ立ち話をした小太りの魔法師がそこの所属だったはずだ。


「ええ?じゃあ泥棒の狙いは七番隊なの」

「泥棒っていうよりか侵入者だな。盗まれたキャンドルは全部戻ってきているし」

「まあ、そうね」


 マーシャルは頭を捻った。不思議なのはそれだ。盗みが目的ならば、キャンドルが「一つ多い」なんて事態は起こらない。侵入者は、律儀に盗っていったキャンドルを翌朝返しに来ているのである。


「嫌がらせ、じゃないわよね」

「俺たちに恨みがあるなら、木箱ごと盗んでいった方が早いだろう。尤も、大胆すぎるとお前に勘付かれるって思ったのかもしれないけどな。普段なら気付いてただろう」

「勿論よ!こんな寝不足の時じゃなかったら、最初の時にふんじばってたわ」


 マーシャルは胸を張って主張した。


「過ぎたことを言っても何にもならないけどな」

「うっ!」


 痛いところを突かれて怯む。確かに、戦いの場で「寝不足じゃなかったら刺されたりしなかった」なんて言い訳は出来っこない。兄たちに知られたら失笑ものである。

 この雪辱を晴らさねば!とマーシャルは勝手に盛り上がった。


「見てなさいよ!今夜は寝ずの番で見事犯人を捕まえてやるんだから!」

「いや、その必要はない」


 燃えに燃えていた闘志に水をさされて、マーシャルはユンスティッドを睨みつける。「何でよ!」と喧嘩腰で食って掛かった。


「お前なあ、その何でも荒事に発展させる癖やめろよ」

「癖って、別にそんなつもりないもの」

「尚たちが悪い。いいから、今日は俺の言うとおりにしておけ」


 マーシャルに一歩近寄ってユンスティッドは耳打ちした。マーシャルはそれを不満顔で聞いている。小声で話された内容は、到底理解できないものであった。


「それって何かの役に立つの」

「いいから、とりあえず従っておけ」

「アンタに従うなんて真っ平御免被るわ!」

「先月、報告書の修正手伝っただろう」


 これだから弱みを握るような男は!

 憤慨しながらも、マーシャルは渋々彼の言葉に従うことにした。


(でも本当に、何の役に立つって言うの)


 と、釈然としないまま。






 その次の朝から、侵入者騒ぎはパッタリと収まった。まるでそれが白昼夢だったかのように。キャンドルの数が合わないこともなくなり、部屋に誰かが忍び込んだ形跡もない。ユンスティッドは、それを見越していたのか平然としている。拍子抜けするほどあっさりと、事件は解決してしまった。マーシャルの出る幕など全く存在しないで。

 事件解決から三日ほど経って、マーシャルはようやく暇な時間を見つけた。ユンスティッドを無理やり椅子に座らせて、事の真相を問いただす。


「もうそろそろ教えてくれてもいいでしょう。一体全体、なんで侵入犯はいなくなったのよ」

「ちょっとは自分で考えて」

「みたわ!」


 寝不足により血走った両目で睨まれ、ユンスティッドは思わず椅子ごと後ずさった。ガタガタと椅子の足と床がぶつかる。目と目で睨み合って数秒、ユンスティッドが深々と息をついた。そして話し出す。


「今回の事件の肝は、盗まれたキャンドルの種類だよ」

「種類?」


 何せ被害にあった回数が少ないため、ユンスティッドも最後まで確証を持つことはできなかった。そう前置きしてから、ユンスティッドは流麗な字で記された報告書を手に取る。隊長に提出し終えた後返却されたものを彼の部屋で保管していた。


「数が合わなかったキャンドルは、毎回違う種類だっただろう」


 そう言われればそうだった。


「でもそれと侵入者に何の関係があるって言うの」

「それは知らない。だが、盗みが目的じゃなく、違う種類のキャンドルを欲しがってると仮定すれば対策のしようはある」

「それでこないだのアレ?」


 マーシャルはユンスティッドに耳打ちされた内容を思い返した。

 あの日マーシャルは、ひたすら同じキャンドルを作らされたのである。それまではとにかく種類を先に揃えてしまおうとしていたのだが、ユンスティッドは「とにかく一種類のキャンドルを作れ」と言ってきた。そしてさらに、作業を終えた夜、一列に並べてあった木箱を平積みにさせられた。

 さっぱり話が見えてこないといった様子のマーシャルに、ユンスティッドは説明する。


「一種類のキャンドルばかり作ったのは、種類を増やさなければ犯人の目的にも適わなくなるかもと思ったからだ」

「木箱を積み上げたのは?」

「ああ、あの時意図的に、既に一度被害に合った種類のキャンドルを一番上にしたんだ」

「でも、盗もうと思えば盗めるわよ。そんなに重くないし」

「まあ、そうだろうな。無人の部屋だったら」


 ユンスティッドは、目前の少女をとっくりと眺めた。自分を見下ろしてくる彼女の剣士としての才は承知している。普段は口に出すことがないだけで。


「お前は侵入者に気付かなかったって言ってたけど、本当にそうか。疲れていたとはいえ、お前が気づかないなんて相当だろう」

「……随分買ってくれてるのね」


 マーシャルが反応に困っていると、ユンスティッドは御座なりに肯定した。


「散々迷惑かけられたからな、身に染みてるよ」

「あっそう!」

「とにかく、お前が気づかなかったって言う事実から、こう思ったんだよ。実際に人間が侵入したのではなくて、別の方法でキャンドルは木箱に出し入れされていたんじゃないかって」

「別の方法?」


 何だろうかと考えてみるが、相変わらずマーシャルの頭はユンスティッド程優秀ではない。早々に諦めて答えを促した。


「それこそ風の魔法とかだ。初級魔法を上手くコントロールすればキャンドル一つくらい簡単に運べる」

「そっか、魔法だったら私も気付かないわね」

「そういうこと」


 ようやく納得したマーシャル。ユンスティッドはもういいよなとばかりに椅子から立ち上がった。北側の窓から僅かに夕日が差し込んでいるが、キャンドル作りはまだまだ先が長い。


「でもさ」


 すっかり納得したという雰囲気だったマーシャルだが、不意に疑問が沸き上がってきた。腑に落ちない点がある。唸り込んで視線を落とすと、床に座り込んだユンスティッドがこちらを見上げてきた。


「その犯人、何で私たちの作ったキャンドルが欲しかったのかしら」


 と、マーシャルは聞いた。


「…………さあ」


 と、ユンスティッドは答える。

 立ったままのマーシャルは目を瞬かせ、肩を竦めた少年は魔法薬を掻き混ぜる作業を再開した。

 隊舎の上を通って、北の森へカラスが帰って行く。カアカアという鳴き声が、沈黙の落ちた部屋に響いた。


 影の長さが変わる。日没がさらに遅くなる。

 豊穣祭は目の前に迫っていた。小さな謎をその巨大な影に隠したまま。





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