思い出
主人公は何を思っているのか。
私は戸浦美咲。
中3。
持病を持っている。
その命もあとわずか。
私にはいろいろな思い出がある。
生まれてから数えられるほどしか外に出たことがない。
病気がとても重いため、入院生活が当たり前。
保育園ではいろんな男子に告白された。
幼稚園も、小学校でも、毎日のように告白された。
みんな、とても優しくしてくれた。
でも、全部同情だった。
病気だから可哀想。
しょうがなく付き合ってあげる。
そぅ思っている。
私は同情なんかいらない。
同情してもらうなら死んだ方がいい。
1人で生きていける。
みんな、いなくなればいい。
みんな消えろ。
早く楽になりたい。
でも……死んだらどぅなるの?
生きてたら苦しいだけ。
じゃあもし死んだら……?
なにかいいことあるの?
……絶対ないと思う。
死んだら何もできない。
大好きな歌も、人も、家族も、全部失う。
それは嫌だ。
だから私は生きる。
自分が死んだら悲しむ人はいるのか?
きっといる。
家族や友達がきっと悲しむはず。
だから生きる。
自分のために。
人のために。
この世に生を受けたなら、どんなに辛くても乗り越えなければいけない。
人生、楽しいことばかりではない。
人は絶対苦しむときはある。
今、苦しんでいる人もいつか楽しいことが待っている。
この世にたった1つの自分の命。
決して無駄にしてはいけない。
読んでくださりありがとうございます。
私もいじめが原因で命を無駄にしようと思ったことがあります。
実際、リスカをしようとしました。
でも、手が震えて出来ませんでした。
昔、弟と私が「死にたくない」と言って泣いた記憶があります。
その時はなんで言ったのかわかりません。
ずっと、この世に生まれた意味が分からなかったけど、分かったので今を大切にしようと思えるようになりました。
生まれた意味は、
人に出逢うため。
人に愛されるため。
人に支えられ、人に守ってもらうため。
私はこれだと思います。
どうか、命を捨てようとしてる人にこの話を読んでもらいたいです。