SOS 誰にも届かなかった声
20年前、高校生時代にいじめに遭い、心に深い傷を持った主人公。
社会人になり、会社勤めで唯一の心の支えは会社の課長だった。
ある日、強盗に遭い、殺害されてしまったという課長。
それにより心の奥底にあったかさぶたが、剥がれ落ちた。
主人公による過去にいじめてきたやつらへの復讐劇。
ブラウン・トムカ、俺の名前だ。俺は、犯罪に手を染めた。復讐のために。
〜20年前〜
「おい。話してるんだから返事しろよ!」「そうだよ、お前が一人ぼっちで可哀想だから、俺らがわざわざ声かけてやってんのによお、、、それに感謝しないとか、、、お前頭おかしいだろ?なーんて、ああははははは!!!!」「ほらよ!立てよ!早く立てっつってんだよ!」「おいおい、頭を蹴るのはやめとけって、せめて体蹴れよ!あははは!!!」「ほれ、ほ〜れ!悔しいか?誰とも話せなくて悲しいか?ん?」「喋ることもできねえのかよ!お前人間失格だな。あはっ!」「お前みたいな喋れもしないゴミは無視され続けて孤独死でもしてしまえばいいんだよ。」「おいお前流石にそれはひどすぎ〜!あははは!!!」一回、また一回、強い言葉が、心に刺さってくる。それは、殴られたり、蹴られたりするより、痛かった。「あ、、あ、、、」「あん?なんか言ったか?はっきり喋ろ!!喋れない口はもういらないよな?」「あ!そうだ!殴っちゃえばいいんだ!おらっ!おらっ!」「痛いか?痛いか?あ〜、痛いんか?安心しろよ、すぐに喋れなくしてやるよ!ふん!」「顔も汚いから、ついでにもっと汚してやろうか?ほれ!ふん!ふん!」足が、拳が、一発、また一発と降り掛かってくる。「ちょっと〜男子〜やりすぎ〜フフフ」隣で見ている女子たちは、面白いものを見るような目で、見つめていた。「今日はこんくらいにしといてやるよ。わかったか?調子のんなよ。」スッキリしたのか、殴ったり蹴ったりしていたヤツらは、帰っていった。「あ、、、あ、、、た、、、す、、、け、、、」俺はその場に倒れた。誰もその声には気づかず。
〜現在〜
「ねえねえ、ブラウン君、この資料だけど、ちょっとミスがあったんだけど。」「あ、すみません、すぐに」「いや、いいよ、もう直しといたから。次からは気をつけるようにね!」「いつもすみません、、、」「なんで謝るの?ミスなんて誰にだってあることだよ、君のミスっていうのはね、たかが句点がなかったりすることだけなんだよ、逆にその小さいミスを探すのが楽しいんだから!なーんて!今日の夜、暇だったりする?」「え、ああ、暇ですけど。」「じゃあ一緒に飲もうか!」「え、あ、はい。」「よーし!今日はたっぷり飲むぞ!」「課長!また飲みすぎて部下に迷惑かけないでくださいよ!」「わかってるわかってるって。」今の会社では、あまりうまくやれている気はしないが、課長が居るから、頑張れている気がする。
「あのね、私が思うに、ブラウン君は頑張りすぎだ!私が1ヶ月くらい休暇取ってあげようか?」「いや、大丈夫です。」課長と居ると、思わず笑ってしまいそうだ。「ああ、、、もうこんな時間か、私はもう帰ることにするよ、じゃあ、また明日!」「はい!」課長のお陰で今の仕事にやりがいを持てている。課長は俺にとってかけがえのない存在だ。
『今朝のニュース速報です。昨夜、路地裏で、男性の死体が発見されました。現場近くの防犯カメラを調べたところ、20代の男性3人による強盗殺人ということが判明しました。警察は3人を拘束し、取り調べているとのことです。被害者の名前は─』「え、、、」ニュースキャスターというのはなぜこんなにも感情の切り替えが早いのだろうか。俺にはとても無理だ。「そんな、、、課長が、、、」課長が、あの課長が、たかが20代の泥棒に、殺された。
「旦那は、、、いつも酔っ払って家に帰ってきて、、、仕事がつかれた、と嘆いて、、、それを慰めるのがいつの間にか日常になっていました、、、」課長の奥さんが演説で泣きながら喋っていた。葬式が一段落し、トイレへ行くと、「本当に、、、あんな人、死んだほうがマシだわ、いっつも酔っ払って家に帰ってきて、どうせ仕事なんかまともにしてないのよ、お陰で給料が少なくて何もできなかったわ!こっちは主婦として家で待っているのに、、、当然の報いよ!泣くフリするのも簡単なものね!目薬入れておけば簡単に泣けたわ!アハハハ!」そんな笑い声が聞こえてきた。俺はそれを聞いて、思わず殴りかかろうとするところだった。だが俺は課長が悲しむと思い、拳をポケットに収めた。
葬式が終わり、今日のご飯の材料を買おうと、スーパーへ向かった。「ほーら、お前らが大好きなお菓子を買ったぞー、喜べ喜べ!」嫌いな声が、耳に入ってきた。ふと目をやると、そこには、、、あいつが、、、スコット・ビック、、、20年前に、、、俺を、、、”いじめていた”やつだ。俺の顔を、、、こんなにして、、、なのに、、、なのに、、、「ハァハァ、、、ハァハァ、、、」息が苦しい、、、あの時の光景が、、、眼の前に、、、。「あははは、子供たちよ!今日は機嫌がいいからなんでも欲しいものを買ってやろうじゃないか!」「やったー!パパ大好き!」子供の無邪気な声が聞こえてきた。「うぅ、、、うぅ、、、ハァハァハァハァハァハァハァハァハァ、、、」心の奥底にあったかさぶたが、、、今、、、剥がれ落ちた。俺はすぐに家へ帰った。
「なんで、、、なんでなんでなんでなんでなんでなんで、、、」俺は鏡を見た。自分でも嫌なくらい汚い顔だ。この顔に、、、なりたくなかった。アイツらのせいで、、、こんなにひどいことをしておいて、、、なんであいつらは幸せになっているんだ、、、にくい、、、にくい、、、。そうだ。そうだ。そうだ!俺はあることを思いつき、当時俺をいじめていたやつらの住所、職場を探した。
カーター・ウロ 38歳 2児の父親。
カーター、、、あいつは今、、、あの時となりでただ面白そうに見物をしていた女子の一人と結婚している。幸せな家庭を築いている。「あの時、、、あの時!なんでこいつが幸せになっているんだ?あはははは。おかしいなああああ!!!!」バンッ!俺は思い切り机の上にあるカーターの家族写真を叩いた。ただ普通に復讐するだけじゃつまらないな、、、ふふふふふふ。あははははは!!!!!!!これで苦しめばいいんだ!
12月1日
「ここが、カーター家、、、随分立派な家に住んでるじゃないか、、、確か、、、こいつの友人の話では、、、窓側の部屋が、、、子供部屋。」俺は子供部屋の近くの茂みに隠れていた。カーターは奥さんと子供を家に残し、どこかへ行った。「へへへ、、、チャンスが来た。」俺は子供部屋に近づき、窓を開けた。「おじさんだ〜れ?」子供に気づかれてしまった。だがそれは計算の内だ。「おじさんはねえ、サンタさんのお手伝いさんなんだよお、もうすぐクリスマスでしょ?君たちがちゃんといい子にしているか確かめに来ているんだよ、でも、お母さんには教えたらだめだからね、そうしたらサンタさんが来るのを楽しみに待っちゃって、君たちのプレゼントが来なくなっちゃうんだよお。」所詮、子供だましをするだけだ。簡単なことだ。「わかった!おじさんのこと、お母さんに言わないね!サンタさんに言っといて!いい子にしてたって!」「よしよし、いい子だねえ、、、あ、これはね、サンタさんの大好きな匂いなんだよ、、、匂ってみる?」「うん!お兄ちゃん!来てきて!」「なになに?」都合がいい子供で良かった。いじめっ子だったらこの場で殺すが、この子達は違うようだ。「これだよお、匂ってみて、、、」睡眠薬を混ぜたハンカチを匂わせた。「なんか、、、眠く、、、なって、、、」子供はすぐに眠った。あとはあいつの奥さんだけだな。「子どもたち〜!ご飯の時間よ〜!」あの女の愉快な声が聞こえてきた。ひとまず子供をベッドで眠らせた。「あ〜ら、もうこんな時間から寝ちゃって、、、」女が何も警戒せずに部屋に入ってきた。「やあ、クリスティン、、、元気かい?」「ええ、元気よ、、、って、あんた!」女が叫ぶ間もなく、首を叩いた。「うっ、、、」簡単に眠ってくれた。ちょうどひと目のつかない場所に家があるから簡単に車の荷台にコイツラを載せれた。導火線を子供部屋とキッチンに置き、その場を去った。
子供と女は地下の物置部屋に置いた。「うっ、、、ここは、、、ちょっと!あんた!何をしてるの!警察呼ぶわよ!」女がわめき出した。「おい。クリスティン、子供を失いたくなければ、旦那に、20代の女にやられた。結構力が強かったわ。って言え。」「なんでそんなこと、」「聞こえなかったか?言え。喋れないのか?そんな口、塞いでやろうか?」「はっ!」クリスティンは俺の言った一言を聞いて、ようやく俺が誰かを思い出したようだ。「ブ、、、ブラウン?」「ああ、そうだよ、気づくの遅いな?ん?あんだけ散々笑いながら俺を見ていたのにねえ、、、てっきり、覚えているかと。」「ブラウン、あんたまさか、子供を!」「お前らみたいなことはしねえよ、、、傷つけていない。子供は俺を優しい、サンタのお手伝いさんだと思っている。睡眠薬で眠らせただけだ。安心しろ。」「はあ、よかった、、、」「お前は殺そうとしたが、、、子供が悲しむだろう?俺が見たいのはお前らが苦しんでいる姿なんだよ、、、」「そう、、、」「あ、連絡今すぐ入れろ、、、入れ終わったら携帯を渡せ。わかったか?」「は、はい。あ、あなた?さっき、私と子どもたちが、若い、20代くらいの女の人に、、、どこかへ連れて行かれたのよ、、、体つきがすごく良くてね、、、力が強かったわ、、、とにかく、安心して、子どもたちに危害を加えては居ないから。だから、あ!」俺は携帯を取り上げ、その場で叩き割った。「それ以上は話しすぎだ。ここで静かに過ごしていろ、ここは山奥だ。誰も知らない。IPアドレスは他の場所に設定している。警察の逆探知では探せないだろう。お前の旦那が警察に通報するかどうかはまた別だけどもな。」俺はそう言い、地下室から出た。自分の部屋ヘ行き、テレビを付けた。『ただいま、速報が入りました。街の外れで火災が発生しました。家主によると、家の中には家族が居たと。消火が進み、警察が家の中を調べると、痕跡が一切残っておらず、家主の家族は消えていなくなっていたそうです。家主の話によると、仕事の途中に奥さんからの電話で、20代で、体つきの良い女性に誘拐されたと、言うことです。警察は不審な人物を見かけたらすぐさま通報するように呼びかけています。こちらが今回失踪した奥さんの、クリスティンさんと子どもたちです。見かけた場合、特設番号、######におかけください。それでは、今日のお天気です。』やはり、ニュースキャスターの感情管理はよくわからない。
アダムス・サン 38歳 3児の父親。
アダムス、、、あの時よく俺の顔を笑いながら、、、殴っていたなあ。SNSに楽しそうな家族写真が載せられている。憎い。子どもの情報を聞き出すか。俺はアダムスの子どもが通っている学校の近くで、記者として他の生徒達に話を聞いた。
12月10日
こいつら、今は別荘に住んでいるのか、、、贅沢な生活だな。学校の子どもに話を聞いたら、アダムス家の子どもは、3人とも有名ないじめっ子だそうだ。親に似たんだね、、、奥さんも近所では有名な気持ち悪い性格の持ち主、、、こいつらに生きていく価値はないな、、、肝心のアダムス本人も、会社でパワハラをしている、、、クズ一家だな、、、。インターホンを鳴らした。「お届け物でーす。」ドアが開いた。「なにも頼んでいないけど、、、本当にうちであっているかしら?」「いえ、これは近くのスーパーのキャンペーンです。半径1km以内の住宅にすべてお配りしています。」「まあ、いいことするのね、」「そして、あなたの家が、このキャンペーンの初めてのお客様です!こちらのサプライズ商品を中まで運んでください。」「手伝ってちょうだい。いいかしら?」「はい。キャンペーンですので!」愛想笑いを振る舞った。「ここまででよろしいでしょうか?」「ええ、ありがとう、帰っていいわ。」「はい。では、、、さようなら。」「ええ、さよ、、、うっ!」簡単に倒れるものなんだな、、、スタンガンを少し当てていればすぐに倒れた。「おーい、意識はまだあるか?あるなら、電話で旦那に、50代くらいの細身の男に家に入られたわ!助けてちょうだい!と言え。わかったか?今すぐにだ!」「え、ええ、あなた、今、家に50代くらいの男が急に入ってきてるのよ、助けてちょうだい。」話の途中で携帯を取り上げ。壊した。「子どもはどこだ?」「言うわけないじゃない、、、」「そうか、、、じゃあ、死ね。」俺は火をつけた干し草をアダムスの奥さんの上にばらまいた。「ああああああああ!!!!」奥さんの悲鳴が家中に響いた。「ママ!ママ!どうしたの!」思った通り、子どもたちが母親の悲鳴を聞き、走ってきた。「おじさん!何をしたの!」子どもたちが俺を睨んでいた。「子どもの顔はお父さんに似ているな、、、なあ、坊や、このおくすりをお母さんにかけてあげると、助かるんだよ、おじさんはもう帰るから、近くで書けてあげないとだめだよ、、、じゃあね、」油の入った瓶を子どもに渡し、家から出た。「おかあさん!お母さん!!」「おじさんありがとう!」ボンッ!遠くで爆発音が聞こえてきた。家へ戻り、テレビをつけようとして、あることに気づいた。ご飯の時間だ。「おい。起きるんだ。やあ、子どもたち、ご飯の時間だよ〜、た〜んとお食べ。お母さんも、どうぞ。」「え、ええありがとう。」「サンタさんのお手伝いさん!ありがとう!」「おい!兄ちゃん、お母さんにバレたらだめだったでしょ!」「あ、そうだった。」子どもたちの可愛らしい会話が聞こえてきた。「頼むから、ここから逃げようとしないでくれ、何週間かしたら、解放する。俺のことは言わないでくれ。お前たちを傷つけるようなことはしない。だから、変な考えを起こさないでくれ。わかったか?」「わかったわ。」部屋に戻り、テレビを付けた。『またもや街の外れで火事が起きました。近所の人達によると、突然爆発音が聞こえたので、外を見ると、街外れの家が爆発していたそうです。消火は先程終わり。家主立ち会いのもと、家の中を調べていると、子どもと奥さんの焼死体が発見されました。家主の話によると、奥さんが急いだ様子で、電話をかけてきて、50代くらいの男性が急に家に入ってきて、暴行をした。と言っていたそうです。家主が家に駆けつけたときにはもう消火活動が終わっており、そこはただの黒い灰になっていました。(コメンテーター)本当に、この事件は許せませんね、犯人はおそらく人の心がない人なのでしょう。必ず犯人を探しましょう。』コメンテーターが知ったふうに偉そうなことを話している。「これでいいんだ、、、あははは!!!!子どもってのはなんでも信じるんだな、、、」俺はコーヒーを一口飲み、次のターゲットの情報を調べていた。
リチャード・ヤタ 38歳 2児の父親。
リチャード、、、こいつもなかなかのいじめっ子だ、、、顔を踏みつけてきてたな、、、子どもは優しい性格だが、、、母親がゴミのような性格か、、、。生きる価値なし。
12月15日
リチャード家の家は、海辺の小さな別荘のような場所にあった。周りに誰も住んでいない。好条件だ。この家はよく近くの食品店を利用しているらしい、制服っぽい服を事前に作り、キャンペーンと偽るか。「食品店でーす!今無料のお肉をお配りしています!」「あら、いいことするねえ、あの店。ありがとう。」「いえいえ、いつもご利用くださり、ありがとうございます。では、さようなら。」「ええ、さようなら。」リチャードの奥さんが後ろを振り向いた瞬間。近くにあった鉄パイプで頭を殴った。「うあっ、、、」一撃で簡単に死んだ。「さて、子供部屋は、、、あった。坊やたち!今危ない人が来ているから、逃げるよ!」「おじさん!お母さんを殺したでしょ!」「窓から見ていたんだよ!」くそ、子どもたちが犯行を見ていた。なら仕方ない。「うん。そうだよ?誰かに電話した?」「僕達でおじさんをやっつけてやる!」ガキのくせに、どうやっつけると言うのだ。バカバカしい。子どもたちの首を殴り、眠らせ、母親の近くに連れてきた。鉄パイプを子どもに握らせ、油を撒いた。導火線を長めに切り、近くに置いた。車で家に帰る途中、後ろから爆発音が聞こえてきた。きゃあああ!という子どもの悲鳴も。女性の悲鳴も。「あはは、、、あはははははは!!!!!!」思わず笑ってしまった。監視カメラがあるところで怪しまれないようにあらかじめ車に偽のナンバーを取り付け、塗料も簡単に剥がれるものを塗っている。
「はあ、疲れたわあ、、、あと2人、、、」念の為テレビを付けてみた。『さきほど、街の海水浴場横の住宅で火災が起きました。警察の見立てでは、何者かによって放火されたものかと、家の中に居た子ども2人は火事により死亡しましたが、母親は鉄パイプで殴られたことによる失血死だと言うことが判明しました。家主で父親のリチャードさんが泣いて崩れ落ちる様子を、カメラが抑えていました。』こちらも無事に死んだようだ。リチャードも苦しんでいるようだ。なんともうれしいことだ。次は、、、
ウィリアム・オウロ 38歳 1児の父親。
ウィリアム、、、こいつは”アイツ”の次ににくいやつだ。俺の顔を汚そうと、、、提案したやつだ。問答無用で、こいつは生かさない。
12月20日
ウィリアムの家はごく普通の家だった。夜の遅い時間に実行することにした。まず、玄関先にある呼び鈴を家の横から石ころで鳴らし、出てきたところを眠らせ、家に侵入する。チリン、という音が鳴った。「ったく、こんな夜遅くになんだよ、、、チッ、、、」振り返り、家に入ろうとした瞬間。「やあ、ウィリアム。」睡眠薬を染み込ませたハンカチを口に被せた。「ん!ん!ん!ん、、、ん、、、、」睡眠薬の効き目が出てきて、眠りについたウィリアムをキッチンまで運んだ。「すみません!お宅の旦那さん、玄関先で倒れてましたよ!」「なんですって?」しれっと家に入り込み、キッチンまで連れて行った。「坊や、安心してね、君たちのパパは大丈夫だからね?」「わかった!」「近くで見守ってあげて。」「うん!」子どもと母親がウィリアムに近づいた。ガス栓を気づかれないように開き。ガスを出した。導火線を置き。「救急車を呼びますね!」救急車を呼ぶふりをして。外へ出て、ドアを中から開けられないようにした。足跡のつかないように静かに住宅街を通り抜け、丘の上から街を見下ろし。「3、、、2、、、1、、、ドカン。」ドカン!という爆発音が夜の住宅街に鳴り響いた。俺は燃えている家を眺め、一段落して、消防車が到着したタイミングで、家へ戻った。
『夜の住宅街で驚きの火災が発生しました。さきほど夜の住宅街で、住民の不注意による爆発事故が発生しました。ガス栓を閉めておらず。タバコをすおうとして、ガスが充満した部屋の中で火をつけ、ドカン、ということです。かなりひどい爆発だったので、遺体の性別はまだわからないそうです。この住宅の住民3人と連絡が取れないそうです。』あの爆発が事故として報道されている。愉快だ。「あと1人。あの時のいじめで、、、俺の顔に治らない火傷を負わせ、、、いじめ自体を始めた。主犯格、、、ムーア・カタ、、、」
ムーア・カタ 38歳 いじめの主犯格 9児の父親。
ムーア、、、ムーア!俺をこんなに惨めにしておいて、、、9人の子どもと奥さん、、、ビッグファミリーでわいわい暮らしている?はははは、、、罪悪感という感情がないのか?ないだろうね、、、俺に火傷を負わせたのだから、、、感情があるわけがない。
12月24日
「さあ、みんな!明日はクリスマスだ!そして今日は!クリスマスイブ!楽しむぞ!」ムーアが楽しげに子どもたちとわいわいご飯を食べている。インターホンを鳴らした。『ムーアさんですか?クリスマスキャンペーンで、サプライズでお子さんに無料のプレゼントをあげるという企画をやっております。お子様に内緒で、夫婦で来てください。』こう言って、ムーアの2人を家から外に出させ。子どもから引き離した。その隙に窓からリビングに侵入し、子どもたちを眠らせた、5人を眠らせたところで、残りの4人が逃げ出した。仕方がない、子どもたちを外に出し、火をつけた。「きゃああああ!!!火事よ!火事!」「子どもたちよ、大丈夫か?」「パパー!ママー!残りの5人がまだ中にいるよー!!!」「なんだって!?」俺はそんな声が聞こえながらも、ムーア家から離れようとした。だが、「おじさん!おじさんって、お父さんが言ってた。ゴミ人間の、ブラウン?」子どもが唐突にそんな事を言いだした。「ゴ、ゴミ人間?」そうか、あいつは子どもにそんな教育をしているんか、、、まあ、全員殺すか。サバイバルナイフで子どもたちに一突きしていった。まだ小さいから一突きだけですぐに死んでくれた。ガキの遺体をそこら辺に適当に投げ捨て、ムーア家に戻った。玄関前で立ち尽くしているムーアとその奥さん、子どもたちを、次々と刺し殺していった。子どもたちはナイフで刺し、奥さんは火に押し込み。ムーアは、「やあ、ムーア、、、俺のことはわかるかな?」「わからねえよ!誰だ!お前は!喋れなくしてムショにぶち込んでやろうか!」ムーアは追い詰められているというのに依然として強い態度だった。「ムーア、、、そんなにおしゃべりなら、そのおしゃべりな口を一生使えなくしてやろうか?汚い顔を、きれいにしてあげよう、、、昔から火で浄化するっていうんだろ?お前が教えてくれたんだよな?忘れたとは言わせねえ、、、ムーア・カタ、、、俺は、、、ブラウン・トムカだ。地獄で名前を一生叫んでおけ。」俺はそう言い、ライターをムーアの顔に近づけ、ゆっくりと、ゆっくりと、焼いていった。「あ、ああああああ!!!!」次第にムーアの口は溶けてつながり、声を発することができなくなってしまった。ショックで意識を失い、その場に倒れたムーアを、火の中に投げ入れた。ムーアの携帯を使い、救急車を呼び、携帯も火に投げ入れた。もう一度切り捨てた子どもたちの遺体を拾い集め、袋に入れて家に帰った。
『クリスマスイブに衝撃的な事件が起きました。昨夜、住宅街で火災が発生しました。消防が到着していた頃にはもう燃え尽きていて、遺体だけが残っていました。この家にはムーアさん一家が住んでいて、9人の子どもが居たそうです。見つかった子どもの遺体は4人しか見つかっておらず、残りの5人は見つかっていないとのことです。警察はまだ残りの子どもは生きていると信じ、事件の公開捜査を始めました。ムーア家児童失踪事件です。今回の火災は犯人による放火と思われます。』テレビで昨日のことが報道されていた。残りの5人が生きていると信じて、、、ねえ、、、馬鹿げてる。もうみんな死んでいるというのに、、、馬鹿だ。そろそろあいつらも解放してやるか。「おーい、おまえら、このお金を持って、帰れ、いいか?今回のことは誰にも言うな、、、そして、かえってくるな。わかったか?子どもたちにサンタからのプレゼントと言って渡しておけ。いいか?」「わ、わかったわ。」カーターの奥さんと子どもを返した。殺すべきヤツらはもう殺した。さて、、、いや、、、あと一人いたな。
12月25日
「すみません、突然お招きしちゃって、、、お時間は大丈夫ですか?」「ええ、大丈夫よ、、、」「課長は僕の恩人なんです、、、本当にいつもお世話になっていました、、、」「旦那のことね、、、私も本当になんであんなにいい人が死ななければならないんだと、、、すみません。」課長の奥さんを家に呼んだ。話し始めて間もなく。泣き始めた。いや、泣くフリを。「奥さん。フリしなくていいですよ?」「え?」「僕、知ってるんですよ、、、」「何をですか?」「これ聞いて下さい。」俺はあの時のこの女がゲラゲラ笑いながら話していた声の録音を聞かせた。「なっ、、、何が欲しいの?」この女、何かを渡せばいいと思っている。「欲しいもの?簡単なものだよ、ちょっとまっていてください。」俺は物置へ行った。後ろで女がこっそり逃げ出そうとしているのが見えた。バンッ、銃を女の手に向かって撃った。「ちょっとあなた!警察に通報っするわよ!」「警察に通報?冗談じゃねえよ、、、あの時、課長を殺させたんだろ?ん?20代の若い連中雇って、強盗殺人に見せかけて、、、な?」「ええ!そうよ!それがなにか?」女が開き直りやがった。「はい。録音ゲット〜。お前には死んでもらうよ。」女の手を家の柱に結びつけ、火をつけた。外に出て、燃え尽きるのを待っていた。悲鳴が途中何度も聞こえてきたが、気にしなかった。「そろそろ燃え尽きたかな?」俺は燃え尽きた家の中に入り、女の死体を見た。近くにカバンが置いてあった。カバンは燃えていて、中身が丸出しだった。ほとんど丸焦げに鳴っていたが、一つだけ、光っているものがあった。手鏡だ。その裏には、ブラウンへ、と書いてあった。課長が、俺にあげようとしていた。俺は手鏡を拾い上げ、顔にかざした。自分の醜い顔を、隠して、、、。
『さきほど入ったニュースです。街の郊外の山の上の住宅で火災が発生しました。そこには2人の焼死体があり。女性と男性ということが判明しました。燃え尽きた家の横には紙に、「これまでの事件にこの犯人の俺は関わっている。次またどこかで火事が起きるだろう。楽しみに。」と書いてあったそうです。警察によると、最近起きた火災は、今回の火災を起こした人と同一人物の可能性が高いとのことです。引き続き犯人逮捕に向けて、警察が全力を注ぐそうです。 それでは次のコーナー、いじめによる後遺症についてです。』
みなさん、いじめは絶対にやめましょう。




