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VS!藤崎ドロえもん!-盗まれたあさみは暮林の方か!?の巻き-

エロ漫画バトラー孕を始めました。

ちゃんと面白くて読みやすい作品である事を厳守したいと思っています。

すぐ難しい表現を使いたくなるので、そのたびシンプルに書けと己の太腿にペンシルを突き立てます。

中出孕(なかいではらみ)!

彼は転生者である!

だが、待って欲しい!

そんな事はどうでもいいのだ!

そう!

そんな事なのだ!

転生ごときで客の気がひけるか!!!!

今、大事なのは『エロ漫画バトラー』とは!?

エロ漫画バトルとはなんぞや?という疑問。

その疑問に答える事だろう!

答えよう!

エロ漫画バトルとは!

これまで出版されてきたエロ漫画のセリフをフィールドに出し合い、より破壊力の高いセリフを出した者が勝者!

単純明快!

より『グッとくる』セリフを提示した者が勝者!

そんな熱血爽快スポーツライクバトルなのだ!

いや、こんな説明は野暮だ!

我らが主人公、中出孕(なかいではらみ)のエロ漫画バトルを観戦してみよう!

一目瞭然!

安寿るより厨子王が産まされるし!

ちょっと苦しいサクシャンジョークをファンファーレに、さっそくバトルを見てみよう!


第一話

『VS!藤崎ドロえもん!-盗まれたあさみは暮林か!?の巻き-』


我らが主人公、孕の先手だ!

「フキダシカードオープン!」

【薫、別のこと聞きたくなったんだけど?なんでチンチンおっきくしてるの?】

引っくり返されたエロ漫画セリフカードは、しろくま先生の竜崎薫+から竜崎薫のセリフだ。

竜崎薫が、おっきくしているプロデューサーに放った一言である。

「ぶべらぼーー!」

藤崎ドロえもんは致命的なダメージを受け吹き飛んだ。

いや、この一手だけではないのだろう。

どうせエロ漫画を描くような女だから、ちょっと脅せばどうにでもなると思っていたのに訴えられて、裁判で負けた時から"効いちまっていた"のだ。

そのダメージと併せてのダメージだったのだ。

「さあ立てよ盗人め!」

我らが孕が叫ぶ。

孕は、関谷あさみ先生の大ファンだった。

一般連載された『千と万』の熱狂的なファンなのだ。

だからこそ許せなかった。

関谷あさみを煩わしい状況に追い込んだドロえもんが、LO編集部より許せなかったのだ!

よろよろと立ち上がる藤崎ドロえもん。

ドロえもんのドロは泥棒のドロだ。

「くっ、こわっぱめが!俺にはLO編集部がついているのだ!」

そう叫んだ藤崎の背後に美少女のオーラが立ち上る!

たかみち画伯の絵柄だ。

すわ、たかみち画伯まで藤崎ドロえもんの味方なのか!?

東京ドームに集まった5万人の観客が絶望しかけた時、孕が叫んだ。

「騙されるな皆!」

一喝、孕の声に観客は冷静になる。

すると…。

「お、おい!」

「マジかよ!」

「たかみちの絵じゃない!」

「構図も絵柄も似てる」

「ああ、だけど違う」

「あ、あれは!!!!」

観客に動揺が走る。

「そうだぜみんな!あれは藤崎の描いた盗作絵なんだぜ!」

ぴしゃり。

まさか、こういう時は敵も格好良くオーラなんかを背負って、少し逆転しそうな空気を出すものだろう?と観客が戸惑う。

孕が続ける。

「こんな時まで盗作か!お前は腐ってんぜ!」

ぎりぎりと歯をかみ合わせ、孕を睨みつける藤崎ドロえもん。

「貴様ごときエロ漫画を読んでいるだけのゴミ助がぁ!この俺様をよくも侮辱したな!」

またもや藤崎ドロえもんの背後にオーラが立ち昇る。

作者として約束しよう。

これから現れるオーラ、間違いなく藤崎ドロえもんの作品だ。

最大のピンチに己の作品に頼る。

ドロえもんの作家魂に火がついたのだ。

陽炎のようにゆらめいて形を成すオーラ。

「ふふふ、これがLO編集部に可愛がられる、俺様の圧倒的な画力から生み出されたオリジナルキャラクターよ!」

ついに姿を現した藤崎ドロえもんのスタン…オーラ!

それは青い外周に白いボディー。

首に鈴。

頭てっかてか冴えてピッカピカなフォルム。

そう。

ドラ…「そこまでだぁぁぁ!」

孕のメリケンサックパンチが炸裂した。

メリケンパンチは、藤崎ドロえもんのチンを的確に打ち抜いた。

「語るに落ちたな!この泥棒野郎!」

孕はわざわざ真ん中で区切って言った。

「お前のそれも藤子先生のパクリだろうが!そもそもの話ぃ!」

孕は倒置法で罵倒した。

「ガッハアァァァ!」

空高く、錐もみ回転しながら吹き飛ぶ藤崎ドロえもん。

数秒の滞空の後、その体は地面に叩きつけられた。

かけよるレフリー(いたのか!?)

「藤崎ドロえもん死亡により中出孕の勝利ぃぃぃ!」

最初からいたのに初めて描写されたレフリーが高らかに告げた。

両手を刑務所の運動時間にやる天突き体操のように高く突き上げる孕。

「へへっ、勝ったぜ関谷センセー」

孕の瞳からは熱い涙が流れていた。

孕は戦った。

負ければ死。

そんな極限の戦いで勝利したのだ。

それもこれも関谷あさみ先生を応援するため。

そして、パクリ野郎を許さないため。

戦え孕!

征け行け孕!

ドンと行って当たって砕けて強くなれ!

そして!

まったく分からなかったエロ漫画バトルとは!?

勝敗はセリフで決まるのではないのか!?

等々の謎を残しつつ!

第一話、Fin!!!!!!!!!!!!!


完結したら書きます。

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