★キャラクター行動履歴まとめ①
この回は活動報告の【サバサバ冒険者登場人物履歴】を書き起こしたものです。
短いですが、今後も備忘的な意味でまとめていきます。
本作では、このように本編外でもキャラクターを動かします。
全員分のストーリーを書いてたら本編が進まないためにこういう形にしました。
活動報告の履歴は本編の進行と共に更新されます。
◆◇◆
SIDE:ガストン
━━やってらんねーな
街を出た時の俺の気持ちだ。
マイアだってマイアだ。
ロイが好きならいっそ振ってくれれば良いのに。
変に気を持たせるから期待しちまう。
あいつなら、ヨハンならこんな時なんて言うだろう。
“お前の機嫌を取る事は俺の仕事か? それはお前の仕事じゃないのか? だがどうしてもと言うのなら、10銅貨だ。払えば助言をくれてやる”
とでも言うのだろうか。
だが今の俺は金を払ってでもクソ助言とやらが欲しい気分だった。
クソ!
「やってらんねーな……」
イスカは今夜には着くだろう。この先の事も考えねえとな……
◆◇◆
SIDE:セシルパーティ
「じゃあ……私達、明日の朝にはヴァラクへ向かうから……。シェイラ。今まで本当にありがとう。……ほんとうにっ……」
やれやれという顔でシェイラが私を抱き締める。
シェイラの腰にはリズも抱きついていた。
「気にしなさんな。あんた達と組めて幸せだったよ」
リズも涙をぽろぽろ垂らして頷いている。
「ぜじるっ……ふくものちょうだいっ……」
私も欲しい……
シェイラがまたやれやれという顔をして布を取り出した。
◆◇◆
SIDE:ラドゥと団員
「貴様ァアアアア! カナタァ!! 借金の請求書が団に届いておるぞ! どこだ! カナタァ!」
ラドゥ傭兵団の本拠地の扉が吹き飛び、顔を赤く染めたラドゥが怒鳴りこんできた。
ドアは木っ端微塵だ。木屑になっている。
ラドゥの2つ名ともなっている重い波は寄せては返す波の動きを参考に、はつりの原理で物体を叩き壊す絶技であるが、その絶技をラドゥは自らの拳で放ってしまった。
彼がここまで怒るのも無理はない。
ラドゥがカナタの借金を肩代わりにしたのは既に2度だからだ。
普通だったら行状不良で叩ききっているが、カナタの神がかりとも言える勘働きはココ最近の依頼で数名の団員の命を救った功績がある。
だからといって我慢しなければならない法はないため、今度という今度は骨の一本二本は覚悟してもらう、そんな決意で怒鳴りこんできた次第だった。
団員達は青褪め口々にカナタについて話す。
「つい先ほど、今日は具合が悪いといって帰ってしまいました!」
「本当に具合が悪そうだったので……」
「捜索隊を編成しますか!?」
ラドゥの目が完全に据わる。
かつてオルド騎士として辣腕を振るっていたあの頃の目だ。
「彼奴を引っ立てぃ!」
傭兵達が街へ散っていく。
そしてカナタはその時、なじみの娼婦と良い事をしていた。
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SIDE:ミシル、コムラード
「教師コムラード、その足なのですが治癒にはもう少し時間が掛かりそうですね。そこで提案なのですが……」
コムラードは禿げ頭に血管を浮かべ断固とした大音声をあげた。
「教師ミシル! 結構だと何度も言っております! 我輩の手足を平然と切ろうとしないで頂きたい! 我輩は生身が良いのです!」
◆◇◆
SIDE:アリーヤ、ルシアン、マリー、ドルマ
「そこでわたくしは彼のえげつない凝視を真正面から見つめて言いましたの! 戦士達は自らの命を勝利への必要経費だと考え(10分程話す)、ですがわたくしは全くビビる事はありませんでしたわ! なぜならば! わたくしには真の術師の魂が宿っているからですわ! さしもの術師ヨハンも(10分程話す)」
素敵です、アリーヤお姉様……とマリーが感激する。
ヨハンとの模擬戦で情けない姿をさらした自分とは大違いだ。
流石小炎姫、幼くして野盗を6人焼き殺しただけの事はある。
だがアリーヤの話を喜んで聞いているのはマリーだけであった。
ルシアンはマリーをみて喜んでいるし、ドルマは疲れている。
画像生成中のキャラクターは後日あてられるようにしたいです。
回が進むごとに増えていくとおもいます。
また、リアルタイム?リアルタイム回?で違う行動を取ったりします。
なぜなら主人公のストーリーが進行している時、別に時がとまっているわけではなく別のキャラクターも活動しているからです。
(例)キャラクターが都市を移動するなど
キャラクターを殺す時はそのキャラクターにフォーカスあてて話を書きます。でもあんまり殺す事は考えていません。
キャラクター同士の絡みはあるかもしれません。
今後キャラクターがごろごろ増えてきたとき、切り捨ててしまう可能性を減らす為という意味合いもあります
おまけTS若返り少女術師