古銭の誘い エピローグ
今回、夏なので新作のホラーを書こうと思い、諸事情により掲載を消したいた作品を再アップ致しました。
此処までが、古銭の誘いとしてあげていた、ブラッシュアップ版となります。
あの事件から、彼是3ヶ月くらいがたった。
大正 春海 浪漫郷 企画は順調に進んでいるらしい。
幸いというか、あれ以降彼女達と会うことはなかった。
特に、あのお嬢さん。
晴香に次に会うときは、きっと、また何か厄介ごとを持ってくる事だろう。
俺の、もうひとつの仕事の経験が、そういっていた。
もの想いに耽っていると、階下から階段を上ってくる音がする。
きっと、渡部の奴だろう。
予想道理、渡部がドアを開けて声をかけて来る。
「鮫島さん、面白い新刊が入ったから、持って来ましたよ」
渡部は、テーブルに本を置くと、お茶を入れにいく。
俺は、テーブルに置かれた本を手にとって、思わず苦笑いを浮かべた。
著 竹内 晴香 古銭の誘い
「あはは、逞しいねえ」
俺が声を漏らすと、渡部がお茶と菓子を持ってやって来た。
「彼女、頑張ってるみたいですね。シリーズ化するって、出版社の方が言っていましたよ」
「シリーズ、ねえ。ネタがな~い! とか、叫んでそうだな」
「あはは、それは有り得そうだ。僕には、彼女が文才豊かには見えなかったですからねぇ」
失礼な事を言いながら、俺達は笑いあう。
「ところで、鮫島さん」
突然、渡部の表情が凍りつく様な厳しいモノに変わった。
「今回の報酬は、無しって、本当ですか? 冗談ですよね?」
俺は、黙って立ち上がると、扉の方に向かって歩き出す。
すると、扉が開いた。
俺は、扉の先の人物に向かって声をかける。
「どうも、いらっしゃい。今回は、失せ物探しですか? それとも」
10日程のお付き合い有難う御座いました。
次回よりは、なろうでは初掲載の追加版となります。
この作品は、私の初のコンテスト参加作品で、個人的に思い入れのある作品となっています。
楽しんで頂けれていれば幸いです。




