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45 お風呂

 今日が土曜日だったこともあり無断欠席することなく、気兼ねなく休める。

 朝までゲームしたのは久々すぎてゲームをやめると同時に寝てしまった。性転換前なら学生時代含めてありえないことだが、一人暮らしを最大限活用して今を楽しんでいる。



「う~ん……」


 朝8時から寝て起きたのが20時だった。

 だいたい12時間寝ていたが、それよりも横で寝ている荻原 美南海がいることの方で頭が回らなかった。


「ん?……ンンッ!!」


 意識がハッキリするにつれて、逆に混乱した。


 何で荻原がここにいるんだ?

 鍵もかけていたしバーロックもしていたのにどうやって侵入してきた……。

 てか暗すぎ、今何時だ。


 ちかくに置いてあったスマホで確認したら20時17分と映った。

 お腹から腹の虫が鳴き始めてから、朝昼食べてなかった事を思い出した。


「何も食べてなかったな……」

「じゃあなんか食べに行きます?」

「うわっ!?起きてなのか」


 急に声をかけられ、ビックリしてスマホを落としてしまった。


「それで食べにでも行きますか?それとも何か作りましょうか?」

「いや、食べに行こう」

「そうですか?」


 会社のバーベキューと出張の時にちょこっと作った奴を貰った時に食べたら何とも言えない味がした。

 下手ではないのだが焼き加減と独特な味で寝起きではしんどい。


「この時間なら家出るのもしんどいし出前でも頼もう」

「じゃあピザかハンバーガーが良いです!」

「ジャンクフード好きだよな……」


 今回はハンバーガーにした。

 ハンバーガーが届くまで最大30分かかるとでていたので、その間に風呂に入る事にしたがここで問題が発生した。


「風呂に入るんですか?じゃあ一緒に入りましょう!!」

「いやだよ!恥ずかしいでしょうが!」


 流石に元男なだけあり一緒に入るのはいろいろな意味でどうかと思う。


「というか先輩って会社じゃそうでもないですけど女性嫌いですよね?」

「急にズバッと来るな……」


 確かに女性は苦手だが、女学生の方がもっと無理だ。

 もう関りが無いがトラウマにはなっている。たまに夢に出るし学生服来てる女性に対しては、嫌悪感がひどい。


「まぁ、確かに嫌いだけどそれは学生に限った話で、そうじゃない女性は苦手なだけだ」

「じゃあ私はどうなんですか?」


 荻原はなぁ~慣れとかもあるんだけど、そこまできつくがなかったんだよな。

 う~ん、フレンドリー?いや、距離感がいいのかな。


「こんな無断侵入を除けば距離感が良いかな?」

「まぁまぁ、そのことはおいといて」


 風呂に入るか聞かれるが断って1人で入る。

 そのあとに荻原が入る事になった。




「ふぅ~」


 お風呂に入って落ち着いてくるとどうやって侵入したのか考えてしまう。

 鍵なら大家さんから借りれるかもしれな。でも、バーロックもしていたんだけど……。


 ネットで調べてみると解除のしかたがのっていた。


 これかっ!


 解除防止の物がイミゾンに売っていたので早速買っておく。


「これでだいじょ――」

「お邪魔しま~す」


 んん?


 ガラガラ~っとドアを開く音と同時に先ほど聞いた声が聞こえた。

 声の主は分かりきっていたから顔は向けない。


「何で入ってきてるんだ?」

「だって二人で入った方が時短じゃないです!」


 確かにそうだが……。


「1回立ってください先輩」

「えぇ」


 何を言っても諦めてくれなさそうだったので一緒に入る事にした。

 それに同姓でもあるから問題ないと押し切られたのもある。


「これで良し!」


 荻原が先に入って座り、その上に俺が座るとちょうど良く入った。

 

「それにしても先輩って髪の毛綺麗ですね」

「手入れなんてしてないぞ?」

「マジすか……それでこれなら嫉妬しちゃいますね」


 そんなもんか?

 でも洗うのしんどいんだよな……。


 ふとしたときに背中から伝わる柔らかさを頭から散らして、宿屋で聞いた大会に出るのか聞いてみた。


「宿屋のおっさんから聞いたんだけど、近々武闘大会があるらしいけど何か知ってる?」

「そんなのあるんですか?知りませんした」


 NPC限定のイベントなのか?

 でもプレイヤーが出来ないイベントなんか意味がない……。


「それならこの後一緒に調べましょうか!」


 横から笑顔で覗き込んできた。

 善は急げと言わんばかりにチャカチャカと洗われた。

 その時に胸やお尻を揉まれたので全力で拳骨を頭にくらわせて。

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