39 強敵戦(1)
大きさは3mぐらいありそうで、蛇にしてはヒレが付いており魚にも見える。
よく見ると鰻と蛇を混ぜたようなのがズズズっと、泉から出てきた。
「食欲失せそうなウナギが来たっすよ」
ウナギか?
どちらかと言ったら蛇なのでは――。
「広範囲攻撃くるっすから範囲外まで退避するっす!」
蛇か鰻かで疑問に思ってると上からハンの指示が飛んできた。
指示に従い範囲外に出ようとしたが、範囲外がどこまでか分かっていない状態だったので範囲外に逃げ切る事が出来なかった。
「……ん?」
「ジャンプして!!」
痛くも苦しくもない事に疑問が生じたが確認する前に指示が届いた。
「わ、わかりました!」
指示に従いジャンプすると地面が凍りだした。
着地すると転びそうになるが何とか耐えて、蛇の方に向くと尻尾を地面をたたいているのが見えた。
「レンちゃん、こっちこっち」
クスカに呼ばれこけないようにしながら必死に移動してると後ろから突風に襲われた。
「義理セーフかな?」
飛ばされたが落下地点にクスカがいたおかげでキャッチしてもらえた。
「さっきの突風って蛇のこうげ――」
さっきまで凍っていた地面がところどころ荒れているが元の地面に戻っている。
「違う違う。突風はルーストが起こしたの」
え、結構な範囲が凍ってたと思うんだけど……。
「もう一発来るから後ろに回ってて」
野球のバッターのようなフォームだったが地面を抉りながら振りきると、土や石などが突風に巻き込まれ蛇にダメージを与えていっている。
「さっきは突風だけだったから良かったけど、先輩がこれを掠っただけでも即死じゃないですかね」
苦笑いしながら言われても……。
「先輩は回避しながら攻撃をお願いします」
「わかった」
「ハン、敵がスタンしたらポーション飲んでスキル使って」
「わかったっす」
クスカはルーストに向かっていた鞭のような尻尾の攻撃を受け流すと、後ろからルーストが出ると猛ダッシュで眉間に打撃を与える。
クリティカルが入ったのかスタンした隙を逃さずに鬼人化ポーションを飲み攻撃を仕掛けていく。
「マジックアローっす」
三本の光の矢が弓から一斉に放たれた。
ハンが操作しているの障害物を避けながら蛇の目と鼻に当てる。
視覚と嗅覚を潰したときにスタンが解けたが、無作為に攻撃するようになっていった。
「見てるだけじゃなくて攻撃しないとな」
持ち前の素早さで躱していきチクチクとだが攻撃を仕掛け、ルーストと交代しながら削っているとクスカから指示が飛んできた。
「範囲攻撃来るよ!」
クスカの指示に従い今度は皆範囲外に出て回避したが、さっきとは違い氷柱のような物を四方八方に飛ばしだした。
皆クスカの後ろに隠れるが俺以外がダメージを食らっているのが見え翡翠の霊水を渡していく。
「攻撃が切れたらもう一回仕掛けるよ!」
範囲攻撃が切れ、突撃しようとしたが今度は毒を吐いて毒溜まりで足場を削って来た。




