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37 思ったより効果絶大(1)

 今日はお試しって言う事もあり、森で狩りをすることになった。


「ここにいる引きこもりちゃんを連れて森に行きますか!」

「引きこもりって言うな。学校行ってるわ」


 森ではハンが索敵、クスカが引き付けて、その間に俺たちでボコるという戦法をっとっている。

 流石に10体も狩ったら疲れるのでちょっとした休憩をとることにする。


「気になったんですけど小学生とどこで知り合ったんですか?」

「それは俺も気になるっす!!」


 やっぱりこの体型だと小学生に見えるか……。


「ルー、ハン、レンちゃんはこう見えて高校生だよ」

「えっ!?」

「マジすか!?」


 小学生じゃないと知った後、謝ってきたが大丈夫だと言っておいた。

 俺でも小学生と間違うだろうから。


「でもこんなに可愛かったら告白とかされるんじゃない?」

「そんなことはありはしないよ?」


 いつの間にかルーストの後ろにクスカが回り込んで肩に手をかけていた。


「ウヒャッ!?先輩、吃驚させないで下さいよ!」


 二人がじゃれてる所にハンが止めに入るがその間に採取していく。

 お、珍しい素材ゲット!


『満開桜の花弁』★2

 夕暮れから開花し始める桜。

 この花弁に少量のMPを使い、パーティーメンバーの誰かに付けると魅了耐性向上、魔法攻撃威力向上を付与される。


 採取し終えると、後ろではまだ騒いでるクスカを頑張って落ち着かせ狩りを再開する。

 

「どこに住んでる子なの?」

「……聞いてどうするきだよ」

「え?社会的に殺すよ?」

「それはダメだろ」


 告白された事を言い、この話を終わらせて落ち着けようとさせたが、名前や住所など聞かれた。

 理由が理由なだけに言えるわけがない。本当に殺せるくらい金持ちだからな。


「先輩、マジでやばいわ……」

「学生の時からヤバかったよ?」

「センパ~イ!ハンが先輩の事ヤバいって言ってましたよ!」

「!?」


 クスカの目が何も写さないような真っ黒になり、ハンを見つめた。

 ハンも真っ青になりながらルーストを睨むが、そ知らぬ顔をしてクスカの後ろに隠れる。


「次、敵が出てきた時気を付けなよ?」

「え、待って欲しいっす!俺、後衛なのに何する気っすか!?」


 ハンを無視してウキウキしながら敵を探しだす。


「やっと先輩がハンを殺しに行ってくれてたわ」

「いやいや、めちゃくちゃハンさん泣いてますよ」

「何かをするためには犠牲はつきものなのよ?」


 犠牲にした人が言うと若干引くぞ。


「レイちゃんに聞きたいことがあったんだよね」

「なんですか?」

「レイちゃんってリアルボディーなの?」


 リアルボディーでしてるプレイヤーってそんなに少ないのか?

 いや普通はしないか。

 身バレの危険もあるし。


「そうですよ」

「だよね。このゲームのキャラクリに銀髪は無かったしね」


 確かにプラチナブロンドはいても銀髪はNPC含めて、見たこと無いしな。


「ルーストさんはリアルボディーで作っているんですか?」

「そうよ。元の身体が元になってるから動かしやすいのよ?」

「動かしやすい?」


 リアルボディーじゃないと動かしにくい理由……。


「あ、そう言うことか、低身長のやつが高身長キャラを使うと動かしかたと視点が変わるのか」

「おお、もう分かったんだ」


 じゃあ二人とも元から高身長なのか……。

 二人でそんな話をしているとハンのHPが赤色のラインにまで削れてしまっていた。


「ちょっとハンさんのところ行ってきます」

「気を付けて行ってきなよ」


 ここまで削れてるなら分かりやすいだろ。

 

「レイちゃんこっちに来ちゃ危ないよ」

「何でハンの方に行くんですか!!」

「クスカは黙ってなさい!」


 インベントリーから翡翠の霊水を取り出して飲んでもらう。


「どんな感じですか?」

「これどこに売ってんすか!?」

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