29 新生活
悪夢だったのおもあり起きると、背中は寝汗でびっしょりになっていた。
「昔の夢を見るなん最悪過ぎて朝から最悪だな」
昨日の夜ご飯を食べいてなかったのもあり朝は少し多めにとる事にする。
消費期限が近い牛肉を甘辛く煮込んだものうどんに入れ、簡単肉うどんの完成。
出来合いのもだがやはり肉うどんは美味しい。朝から豪勢になってもこれからは学生なんがし問題あるまい。
「学食のうどんが美味しかったらお昼は学食でも良いかもな」
それよりもうすぐ家を出る時間だし支度しないと。
支度と言っても制服を着て、教材を詰め込んだ鞄を持っていくぐらいなんだけど。
テキパキと準備をすませていき、昔使っていたボイスレコーダをポケットに入れておく。
電車の時のような事が学校でも起こりうるし、俺が性転換している事を知った奴が脅迫されるかもしれない。被害妄想がひどいが、それくらい見た目が可愛らしくなっているのだからしょうがない。
この世にはロリコンが多いからな。
「よし、行くか!」
5分も歩けば学校に着く所を選んだかいがあり、朝にゆとり思って出発できた。
*** ** ***
職員室で担任となる先生と軽く話てから自分の教室に向かう。
「これから新しくクラス仲間になる転入生を紹介します」
「入学式後すぐなのに転入生が来るなんて珍しいな」
「普通はそんなことないと思うけど」
廊下にまでガヤガヤと声が聞こえてくる。
やはり入学式の数日後に転入生が来るとか普通ないよな。
担任の先生が大きめな声で一喝すると名前を呼ばれた。
「静かに!入ってきて」
促されるまま教室に入り自己紹介する。
教室に入ると頭の上から髪の毛一本、靴先までじっくり見られながら自己紹介で気後れしまった。
「み、水瀬蓮です。よ、よろしくお願いします」
一礼して先生に言われた席に着く。
隣の席の男子が「よろしく」と言ってきたがぎこちない笑みで返すのが精一杯だった。
視線をずっと感じていたら落ち着かない。
「これから大丈夫かな……」
こんな事が続くようならしんどいだろうな。




