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23 すぐに追い抜かれたら悲しいね

 ひとつひとつスキルを確認して見ていくとLv3までは天秤と同様で必要な器具がいるらしい。


「またお金かかるのか……」


 確かに狩りに行って経験値と材料も得られるけど、狩りにかかる時間が半端ではない。

 いや、でも、ステ振りしたからもう少し戦えるかも……。


「よし、スライム以外に行ってみるか!!」


 材料や道具を仕舞っていき、おっちゃんに挨拶してからダッシュで平野に向かう。

 スライムを去り際に倒しながらアイテム回収したのは良いが、スタミナ切れになり5体しか倒せなかった。

 街から走ってたからスタミナ切れしたけど、これなら回復したあとならもっと倒せるかもな。


「でもスライム狩りに来たわけじゃないし森に……」


 スライムで忘れてたけど解体用のナイフとか今ないよな……。

 腰に下げている小太刀に目が行き「まぁ、これで無理なら探して買うかと」内心思いながら進んで行くと真っ赤な猪のような獣が森から真っ直ぐ突っ込んで来た。


「うわっ!?」


 時速40kmは出ていそうなスピードで突っ込まれて、ギリギリ避けたのだが標的を俺に替えて後ろの方から走っているが俺よりも遅い所を見ると俺と同じ初心者か重装備のタンクだろう。


「あっちを標的にしてろよ」


 本気で走っても時速35kmぐらいしか出ない。

 突進を数回避けながら小太刀て傷を付けていく。

 スライムにも負けていた俺だが素早さを上げたおかげで何とかなっている。どこまで俺の動体視力が追いつくかは分からないが。


「プゥギョォォオォォオォォォォォ」


 血のせいもあるんだろうが角まで紅くなりだした。


「これ攻撃力倍化とかされてないよな」


 スピードも速くなっているのかギリギリ避けれていたのが掠め始めた。


 HP40 → HP20


「威力たっか!!」


 掠っただけで20も持って行かれた。

 それでも掠る間際に小太刀を間に挟んで猪の攻撃を逸らし、俺の攻撃を与えていく。


「ホント、怖すぎるだろ」


 それを5回ほど繰り返してやっと倒せた。


「ハァ、ハァ、ハァ……」


 猪を見ているとスライムみたいに溶けて消えるようなことはなかった。


「ちょうど仕留めたし小太刀でも素材取れるか実験するか」


 猪の首辺りに傷を入れ血抜きする。

 元々水を入れていた瓶に猪から出た血を入れて、皮を少し破れたりしながら取り、顔のパーツを分けて取っていく。

 腹を裂いて臓器も取り分け終えるとブロック状の塊肉にして、骨についている肉はこそぎ取る。


「皮剥ぐのってこんなにも大変なのか……」


 汗を拭うような動作をして一息つく頃には元はこいつと戦っていたであろうプレイヤーがこちらにやって来た。


「すみません大丈夫ですか?」


 そこにいたのは黒から青のグラデーションのロングで、長身で貧乳の美女がいた。

 顔が荻原さんに似ていたがこの人は貧乳だ。


「あれ?先輩?」

「え……」


 こんな見た目の俺の事をそんな呼び方するやつって……。


「でも瞳が真っ赤それにその髪の光……人違い?」

「今日の昼ごはんに天津飯とスープ食べませんでした」

「えっ!本当に先輩!」


 荻原さんだったか。

 でもどうやったらあんな巨体な物が無くなるんだ?


「先輩は変態ですね。人の胸をジッと見って」


 ニヤニヤした目こちらを見ながら言われても疑問しかわかない。


「でもあんな大きさの物がここまで真っ平になったらエロよりも不思議なんだが?」

「その疑問にお答えしましょう!もともと5㎝は増減できるのを胸を5㎝減らして、それでも大きかったので晒で潰してぺたんこにしたんです!」


 5㎝減らしてもまだ大きいって何カップあったんだ?


「何カップか知りたいですか?」

「これはこれで一種のセクハラだよな」

「どうでしょね~」

「それよりフレンド交換する?」

「そうですね!パーティーくんで一緒に行きますか?」


 フレンド交換しながらだがパーティー申請も飛ばしておいた。


「先輩はレイって名前ですか」

「クスカっていう名前にしたんだ」


 名前も分かったことだしどういう戦い方をするのか話し合わなくては連携できない。


「ステ振りってどんな割合にしてるんだ?」

「ステ振り?」

「ステータス振り分けの事だよ」

「それなら力、防御に多く振り分けてますよ」


 ああ、だからここまで来るのにこんなに時間がかかったのか。


「ん?いつからこのゲーム始めたんだ」

「今日の帰ってすぐですけど」


 じゃあ元の振り分けが良すぎない?

 それに装備が結構綺麗?いやまとも?

 外套、手袋、ブーツが自身の物より綺麗で品質とか良さそうに見える。


「レ、レベルは?」

「3レベルですけど……なんでか知りませんけどなんでそんなにショック受けてるんです?」


 膝をついて項垂れる。

 一日で2レベルUPしてるし装備めっちゃきれい……。

 俺は最初っから装備ボロボロでステ振り運悪かった。それにスライムにドヤられてた……。


「なんでもないです……」

「なんで敬語なんですか!」


 涙目になり自分が素早さと知力特化だと教えておく。


「クスカさんは正面で戦って俺はちょこちょこ攻撃していく感じで良いか?」

「魔法や弓が使えないならそれが一番でしょうね」


 初めてのパーティーだがやってみるしかないよな。

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