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15 探索だ~!!

 ヨッシャー!!

 やっと、やっと、錬金術スキルが使える。

 確かレベル1は『変換』で天秤を使うんだったよな。


「でもどう使うんだろ?」


 天秤っていうのは重さを測る物だし素材でも乗せるべきか?でも液体状の物だったらこぼれてしまう。

 木の実とかなら変換も分かりやすいかもな。

 じゃあ素材買う金も無いし路地裏に行って素材集めでもするか!


「死んでも取られるような金も無いしな」


 その前に宿屋に行って部屋を取っとかないと。

 いつもの宿に行き満室になる前に取っておかないと、家や店持ちのプレイヤー以外は死ぬとその宿で復活する。一回泊まらないといけないが。


「暇そうな店主がこちらを見ている」

「暇そうなは余計だ」


 俺が何回も死ぬので覚えられてしまった。

 NPC達のプレイヤーに対する認識は、神の加護で生き返ってると思われている。NPCも神の加護を持って死ぬと復活できるが『記憶』『感情』『欲求』『寿命』『筋力』の何れかを失う代わりに生き返ることができる。

 持ってるものは『感情』か『寿命』を選ぶ。

 感情なら無数にある内の一つが消える。`『怒り』なり何をしても、何があっても怒らないし『喜び』だったら微笑みも笑いもしない。

 寿命なら多くて10年短くて1年持って行かれてしまう。

 一番選んではいけないのは『記憶』だ。

 記憶は培われてきた知識・技術の記憶が消えたり、言葉がしゃべれなくなったりする。下手をすると脳に障害を抱えたまま生きていくことになる。

 最後に『筋力』は一年ごとに衰えていき、最終的に内臓を動かす平滑筋・心筋などが動かなくなり死んでしまう。


「でも実際暇ですよね?」

「お前さんの相手をするくらいにわな」


 ふざけるのはここまでにして。


「今日は満室ですか?」

「戻ってくる奴らの部屋か?」

「いえ、そこではなく個室でお願いしたいです」

「個室だっと……」


 鍵掛を見ながら3号室のカギを渡してきた。


「25ギットだ」

「はい、数える?」


 ベルトポーチか2回繰り返して払い鍵と交換した。

 部屋に向かいベルトポーチと武器を置いて素材集めに路地裏に向かう。


「行ってらっしゃい。死んで戻ってくんなよ」

「それは保証しない。行ってきます!」


 軽い挨拶を済ませて路地裏まで走って行く。

 ゴミ箱、樽の上の瓶、タイルの間に生えている雑草と様々だったが、そこから得られたアイテムの数々は多い。


 ――馬糞x5、水瓶x3、レンガの破片x4、石x8、木片x6、謎の草x15、雑草x9、木の実x6、煉瓦x2、折れた剣の柄x1、砕けた盾の破片x1――


「こんだけ集めれたらもう良いだろ」


 インベントリー内を眺めながら歩いてたら壁にぶつかった。


「あれ?もう行き止まりか」


 振り返り違う道を行こうとしたら、振り返った先には真っ赤な外套を着た男がナイフを振り下ろそうとしていた。

 その光景をまたかと呆然と見ることしか出来なかった。

 後ろは壁、武器は宿に置いてきている状況で、横に避けて逃げれても追い付かれるなら、殺されて宿に戻った方が楽って言うのもある。

 痛いのは一瞬、あとの残る鈍痛を耐えるだけ……。


「うんやっぱ無理!!」


 あの痛みにはやっぱなれんよ。

 もうダッシュで逃げるが、歩幅、素早さが違いすぎてすぐに追い付かれてしまった。

 そして背中からブスリと刺されて死にまして、所持金0ギットになり雑草1個奪われリアルで胸を押さえて悶え苦しんでおります。


「何回味わっても慣れんよこれわ」


 30分もすれば収まってくるが先に包丁だけでも片付けたい……。

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